・心太Tokoroten ところてん
天草、おごのりを煮溶かして裏ごしし冷やし固めたもので夏の風物詩として賞味する。突き天として細い糸状にしたものに辛子酢醤油で食べられる。
名前の由来について、諸説があるが平安時代の源順（みなもとのしたごう:911～983）著・倭名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)に凝海藻(こるも)を心太(こころぶと)と称していたというから海藻に凝った、優れたもの(太)、「こる」が転じて「心→ところ」から発音の変化から「ところてん」と変化していった。
寒天Agar jellyは、江戸時代に偶然とところてんが凍って水分が抜け乾燥したもので隠元和尚によって名がつけられたといわれる。
100g中でエネルギー2kcal、水分99.1g、タンパク質0.2g、脂質0、炭水化物0.6g、灰分0.1g、食物繊維0.6gが示される。100cc(100g)の砂糖なしのゼリーをつくるとゼライス2.5gでエネルギー9kcal、水分約97g、タンパク質2.2g、脂質0、炭水化物0、灰分0.01g、食物繊維0gとなる。心太には食物繊維を含み整腸作用を有する。
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