・酸化 さんか
よく活性酸素という言葉が聞かれます。体内を酸化させ体調に変調をきたすよくない物質といわれます。身体を酸化させる活性酸素、そしてそれを防ぐための食材、栄養素について簡単に触れます。
*酸化Acid value さんか
グリセライド1gに含まれている遊離脂肪酸を中和するのに必要なKOH(水酸化カリウム・カセイカリ)のmgをいう。良質のグリセライドは、一般に遊離脂肪酸が少なくこの値は小さくなる。
食品の酸化は、多くは、空気中の酸素によって引き起き、起こされているが、酸化酵素が存在、加熱、光線に当たるとその作用は急速に進む。酸化を受けやすいのは、脂質、ビタミン、カロテノイド、フラボノイド類、テルペン類などがあげられる。
*活性酸素Active oxygen かっせいさんそ
酸素は、人体にとって有用であるが時として活性酸素となって体内で悪影響を及ぼすことがある。紫外線によってより活性化する。
エネルギー生産のための酸素が余ってしまったもので呼吸することによって体内に取り入れられた酸素がエネルギー源となる過程において通常では消去されるべきもの。
疲労、ストレス、食事の不摂生、老化によってホルモンのバランスを崩し、毛細血管に損傷を与え、血中コレステロール値を上昇させ動脈硬化症から生活習慣病、発ガン、腎障害、白内障を発症させ老化を促進することにつながる。
植物性食品には、活性酸素を除去する働きを持つ抗酸化物質βカロテン、ビタミンC、E、コエンザイムQ10(補酵素)、チオクト酸(αーリポ酸、補酵素)、グルタチオン(トリペプチド)が多く含まれており特に緑黄色野菜の摂取が望まれる。