・マンナンMannan まんなん
人の消化酵素で分解できない水に溶けない、多糖類、食物繊維であり、象牙、ヤシの実、緑藻、酵母細胞壁に存在する。ぼたんの材料にしている。
ヘミセルロースに属し水、0.2%程度の水酸化ナトリウム溶液に不溶で、4～5%の薄い無機酸で加水分解によりマンノースを生じる。
マンナンとは、マンノースMannnoseをおもな構成成分とする多糖の総称とのことで主なものにコンニャクマンナン(グルコマンナン:グルコースとマンノースを1：2で含む)が知られ、ヤマイモマンナン、ツクネイモマンナン、ガラクトマンナン（グアーガムGuar gum）などがある。
マンナンは、水を吸って膨潤しアルカリ性によって凝固する。白色粉末、アルカリ[石灰乳]処理して加熱するとより粘着力を増す[ゲル化]して不溶性を示す。ヘミセルロースは不溶性、コンニャクマンナンは水溶性と示めされていることが多い。ダイエット食品とし製品化しゼリー、プリンなどにしてノンエネルギーとして利用している。腸管を刺激しホルモンの分泌を促し、腸で消化されず便量を増やし有害物を体外に排出、便秘予防、コレステロールの上昇を抑制する。
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