・太刀魚Haietail たちうお
タチウオ科、日中は水深100mの砂泥地で日本の東北、山陰、瀬戸内海の南部よりインド洋、大西洋の暖かい広い地域の海洋に分布する。全長が50cm~1.5mの細長く、平たく、うろこ、腹鰭、尾鰭はなく、尾の先が紐状で先細になっている。
表皮にグアニン Guanine(模造真珠の材料)の沈着で銀白の色をし銀光りする。泳ぎは特徴的で暗くなってくると水面下で頭を上にし背鰭を小刻みに波打たせながら、名前の示すとおり細長い、銀光した魚体が太刀(大きな刀)に似て、立ち泳ぎをする。
年間を通し味に変化はないが、産卵期の6~8月夏季に比較的味がよくなり旬とする。表面の銀白色が剥げていないのが新鮮で白身で銀色の皮を生かし、銀皮づくりの昆布〆、刺し身、酢のもの、揚げ物、焼き物としている。身が軟らかで、小骨が多く、身が薄く肉質が締まらないことからあまり煮物、鍋物、汁物に向かない。
タンパク質16.5%、脂質20.9~5.9%(EPA5.9%,DHA10.5%)を含み太刀魚100g中でEPA1.2g~0.3g、DHA2.2g~0.6gと多く含む。ビタミンD14μgと1日の目安量5μg(上限量50μg)を満たしカルシュウムの吸収をよくし細胞の活性化に関与する。