・赤翻車魚Opah/Moonfishあかまんぼう
アカマンボウ科、マンボウ(フグ目)とは別種で食用とはしないサケガシラ(フリソデウオ科)、アカナマダ(アカナマダ科)、リュウグウノツカイに近縁の魚でアカマンボウ目の仲間としている。
北海道以南の暖海域の水深500mまでの表層、中層に生息する深海魚で、マグロはえ縄法にかかって捕らえられることがある。
マンボウに似ていることから名前がつけられているが分類では別種。体長2m、重さ40kg~200kg程度で捕獲され体型は楕円形で扁平、体色は、赤みを帯びた緑青色で小さな灰色の斑点をちりばめている。背鰭、尾鰭、臀鰭(しりびれ)、胸鰭が特長的で赤みが強く大きく目立つ。
近年(2015年)に深海に生息しているアカマンボウが「恒温魚」だということが明らかにしている。夏季に主に捕獲するが水揚げが少なく、扱いにくいことから切り身で流通し築地、関東周辺では通称、万鯛(まんだい)と呼ばれる。
身は少しあかみがかって腹側は脂肪が多く刺身、カルパッチョ、照り焼き、揚げ物、燻製、干物にされ、腹部は、にぎり寿司の寿司ネタにしている。 マグロに似て赤身で味がよい。
アカマンボウの切り身1切れに体力の源のイミダペプチドImidapeptide(赤マンボウ3000㎎/100g)のバレニン:2500mg /100gを含む。抗酸化成分で、これは長時間絶食状態で、しかも不眠不休の状態でも生体を維持できる最初にクジラから発見した成分。
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