・薙刀香需 なぎなたこうじゅ
シソ科、日本全土の比較的日当たりの良い草地、山地に自生する。一年草で草丈60cmほどになり全体に毛がある。葉は、対生で長い柄があり、長卵形3~7cmで先は尖(とんが)り、縁には粗い鋸状になる。花は、淡紫色の約4mmで10月ごろに花穂(かすい)が、薙刀(なぎなた)のように片面だけに付き、香りが中国の香需に似て名前の由来としている。
ナギナタコウジュをアイヌ語でエントといい日常お茶として飲用の野草茶でもある。
果実は、倒卵形で、全草には、シソとハッカをあわせたような強い芳香があり、陰干、乾燥させ漢方の生薬で、香需という。解熱、発汗、利尿、風邪、全身浮腫、腹痛、口臭に用いる。
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