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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[かゆみ]食生活について語ろう

2023年01月09日 | 美容ダイエット

・痒みItch かゆみ
  肌が乾燥しやすくなる季節です。特に加齢と共に衰えが見られてきます。角質層部分は皮脂膜・天然保湿因子・角質細胞間脂質から成りますが、その皮膚の内部で炎症が起きていること、乾燥により知覚神経を圧迫することにより痒みを生じてくるようです。
  
皮脂の分泌は20歳前後をピークに年々減少傾向にあります。
一番外側は「皮脂膜」とよばれる汗と皮脂が混ざり合ってできた薄い膜です。そして膚は、外側から表皮(角質層・顆粒層・有棘層・基底層)、真皮(コラーゲン・エラスチン・繊維芽細胞・基質)、皮下組織(皮下脂肪)などに分かれてあります。表皮の厚さは0.2 mm 程度ですが、最も外側は何層もの角質細胞がレンガの塀のようにぎっしりと積み重なって「角層」とよばれる構造です。
 乾燥肌 (ドライスキン)は、空気の乾燥、加齢などの理由でセラミドをつくる力が低下などにより起こっています。
 かゆみを引き起こす物質として有名なのがヒスタミン(ヒスチジンより合成のアミンの1種)です。主に肥満細胞で皮膚に存在する肥満細胞が刺激を受けると分泌し皮膚が赤くはれたり、痒みを起こすといわれています。
水分の蒸発を防ぐのに、皮脂膜の代わりとしてワセリンを用いていることが多いようです。肌への刺激が少ないといわれていますが、少々ベタ付きやすい傾向です。
天然保湿因子の役割として存在しているのは、アミノ酸と水分の結合を助け水分を保持する尿素軟こう、ヘパリン(酸性ムコ多糖類)類似物質、ヒアルロン酸などがあります。
角質細胞間脂質としての水分を保持する保湿機能や、外部の刺激から守るバリア機能があるのがセラミドです。
◇セラミドCeramido せらみど
  分子中に糖、脂肪酸、有機塩基(水溶液中で水酸化物イオンを生ずる物質)を有します。新陳代謝の過程で作られる細胞間脂質で水分を保有し有害物質の侵入を防いでいます。しっとりしたみずみずしい肌にはセラミドが十分に備わり潤いを保ちます。
アトピー性皮膚炎症、加齢によりセラミドが減少、また汗をかかないと角質層がめくれ、水分が蒸発し痒みを生じやすい状態となります。
外部からの細菌、ウイルス、花粉、ホコリの侵入を防ぎます。健康食品では、安価なコーン由来のセラミドが多くつかわれています。
1日に必要なセラミドの量は600μg(0.6mg)といわれます。100g中で市販のコンニャク0.03mg 、生芋からのコンニャク0.70mg、米ぬか0.10mg、小麦胚芽0.22mg、大豆0.07mg、とうもろこし0.04mg、牛乳などに多く含みます。
セラミドは、生体内では皮膚、脳、神経組織に含まれ、皮膚の表皮を守る働きをする物質で、水分を保持する保湿機能や、外部の刺激から守るバリア機能があります。

湿疹がある場合は、ステロイドが入りの塗り薬を用いることがあり湿疹をコントロールしながら乾燥を防ぎます。
冬場は特にセラミドを多く含む食品、保湿剤で予防を心がけましょう。
 皮膚への異物が付着し、痒みを感じることで異常が起きている場所を私たちに知らせます。かゆみは一種の生体防御反応ともいえます。
 痒いところを引っかいたりせずに、かゆい部分を冷やすこともと良いでしょう。
かゆみを抑えるには、皮膚の乾燥を防ぐために水分・油分を補い保湿しましょう。症状によっては、ステロイド系、非ステロイド系外用薬、抗ヒスタミン剤の内服薬などがあります。
かゆみは体の異常を知らせるサインです。空気の乾燥以外にも、かゆみをともなう内臓疾患として、糖尿病、腎不全、肝硬変の一種(原発性胆汁性肝硬変)、内臓がんなどがあります。
ある種のガン疾患ではその発見に先だって、なかなか治らないかゆみを感じる、内臓疾患では全身に湧き上がるようなかゆみを感じるなどがあるようです。アトピー性皮膚炎、乾癬(かんせん)、乾皮症(かんぴしょう)などの皮膚疾患もあります。
実は、痒みは身体(カラダ)を守る防衛反応のひとつということです。運動・休養栄養のバランスに常に意識し室温、湿度(18~20℃:70%前後)の調整などで早めの手当てを致しましょう。

 


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