・デオキシノジリマイシンDNJ:Deoxynojirimycin でおきしのじりまいしん
桑の葉の乳液に見出されたDNJのブドウ糖類似化合物(糖類似アルカロイド)で現在のところ桑の葉、ツユクサ科特有成分として若葉、新芽の上部にいくほど多く含む。DuvoglustatやモラノリンMoranoline とも呼ばれており DNJはアルカノイド、イミノシュガー(糖類縁物質)の一種で、糖代謝に関連する種々の酵素(アミラーゼなど消化酵素)やタンパク質に干渉、糖と脂質の代謝に働きかけ分解酵素グルコシダーゼGlucosidaseの作用の抑制、消化管で吸収を阻害してダイエットに利用、血糖値の上昇を抑えることが確かめられている。
乳汁には1,4-dideoxy-1,4-imino-D-arabinitol (D-AB1)、1-deoxynojirimycin (DNJ) や 1,4-dideoxy-1,4-imino-D-ribitolなどを高濃度で含む。水溶性で熱に強いことからお茶にして食前、食中に飲むことによって糖やでん粉の消化、吸収されにくくしたり体脂肪の減少にも有効に作用する。
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