・アジョワンAjowan あじょわん
セリ科、原産地が南インドで草丈約30cm~60cmになる一年草。現在はエジプト、イラン、アフガニスタンなどの中東・南西アジアで栽培、生産している。
種子が、フェンネルを小さなゴマ粒ほどにしたような形でメンソール系の爽快で強い香りがあり種を砕くとタイムに似た味と苦味、香りがする。
古くからインド料理のスープ、豆料理には欠かせないスパイスであり、ホールのまま又は粉末を他のスパイス類と混合し、カレー料理に広く用いる。他にトマトソース、 サモサの皮、パコラという天ぷらの衣、里芋を焼く時にまぶす小麦粉、ぱん、ピクルスなどに少量をまぜると、味が香ばしくなり、重くなりがちな澱粉ものの調理にスッキリ感をだしている。
精油の40~50%を占める主成分チモールThymol には着香としてもよく、さらに防腐、殺菌作用がある。消化不良、下痢などの胃腸疾患(腸内ガス抑制)、歯磨きなどにも使われる。
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(初版2021,10.9)
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