・虹鱒Rainbow trout にじます
サケ科、北アメリカ原産。欧米では釣りの対象魚として人気がある。日本に明治の初期(明治10年:1877年ごろ)にカリホォルニアより輸入し河川、海、両域型とある。日本でサーモントラウト、トラウトサーモンとも呼ばれるのは「海産ニジマス」で海面養殖したニジマスのこと。
成長が早く生存率が高いことから最近は、九州以北の海域での養殖が多く行われる。釣堀りでも多くみかけ産卵後も2、3年の生存を確認している。英名がレインボークラフトと名の通り赤い帯が特徴的で幼魚時は不鮮明だが成長するに従いあざやかに美しく見られ背側は黄緑色、腹部は銀白色。上部、背鰭、尾鰭に多くの黒の斑点を散りばめ、体長40cm前後に成長し産卵が12月から翌年の2月の冬季で、6~10月の夏季を旬とする。
味の評価は、よい方ではないが刺身、洗い、姿寿司、塩焼き、フライ、甘露煮、燻製にする。100g中で海面養殖(輸入品)226kcal、タンパク質20.8g、ビタミンA67μg、ビタミンE5.8mg、淡水養殖国産127kcall、タンパク質19.7g、ビタミンA17μg、ビタミンE1.2mg程度を含む。
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