酒蔵徒然日記

人と酒は切っても切れません。飲み過ぎはいけませんが楽しく酒が飲めることは幸せなことです。酒造りをする社長のブログ。

いつかは元気になります

2011年03月23日 | Weblog
春 間近かですが、何となく気分がすぐれません。
いつもなら酒造りが終り、桜の花が咲き気持ちに余裕が出てくるはずなのに・・・。





それでも地面からは少しずつですが小さな命が顔を出します。



いつまでも塞ぎ込んでいる場合ではありません。
こんな時こそ日本人としての力量が問われています。


大災害を乗り越えて

2011年03月18日 | Weblog
発生から1週間、さらに増える被害。原発においては全く先が見えません。
まもなく4月、伊那市では観桜客を迎える準備に入っておりました。



毎年開催していた春日公園『伊那谷新酒祭り』は主催団体で話し合いましたが、中止となりました。

地元の商店・企業などの方々から頂いたボンボリ協賛金はご理解いただき伊那市を通し義援金といたしました。

あらためてお見舞い、復興を祈ります。自分も前を向いてがんばりたいと思います。

地震

2011年03月14日 | Weblog
11日発生の東日本大地震において被災した方、亡くなられた方、心よりお見舞い、お悔やみ申し上げます。
また行方の分かっていない方のご無事を祈っております。

翌朝、長野県北部でも地震があり、栄村では建物倒壊の被害などでております。

地震および津波の映像だけでも恐ろしく、その場にいらした方のお気持ちははかり知れません。

弊社酒蔵において、タンクの中の酒が波立っているのを見ただけでも心配になりました。
東北地方の酒蔵様のご無事を祈るばかりです。

上槽(じょうそう)

2011年03月09日 | Weblog
酒を搾り、お酒にする工程を上槽といいます。

写真のような木製の槽(ふね)と呼ばれる箱の中に、酒袋に入れたもろみを酒と酒粕に分けたことに由来します。
(現物はこれの10倍ぐらい。)
今では圧搾機があり格段に作業効率・酒質向上が図られました。

いよいよ酒造りも最終段階。
春が近くなりました。

出品酒

2011年03月03日 | Weblog
三月三日 雛祭り
酒造りもほぼ終番。新酒を搾るのもあとわずかとなりました。
この時期多くなるのが品評会などです。ほかのお蔵さんの新酒も楽しみですが、今年はIWC(インターナショナルワインチャレンジ)2011SAKE部門に出品してみました。
国内では日本酒需要が低迷中ですが、世界的には『ジャパンサケ』は実は人気らしいのです。



開催地はロンドン。得意ではない英語の出品書類。クレジットカードによる出品料支払い。
慣れないことばかり・・・それでも何とか荷造り・・・。

日本の良き清酒が世界に広まり、再び日本でも見直される時を期待します。