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5つの目標を作り始まった、永住LIFEの幸せなオーストラリア永住権への道

幸せなオーストラリア永住権への道 185 約束の海で

2009-01-28 15:08:57 | Weblog
照明を切った真っ暗なシリンダーズの店内の静けさも手伝って、受話器から聞こえるりえちゃんの涙声と流れる落ちる涙をこぼさないようにする、すすり声が大きく聞こえた。昼間、牧場の厩舎からヒロ君が急に飛び出した場面と、重苦しい雰囲気のまま二人がホテルの中に消えていった場面が一瞬によみがえり、何か良くないことが二人の間で起こってしまったことを感じた。

「りえちゃん、大丈夫?ヒロ君は?」

耳にあてた硬い受話器からはつけっぱなしのテレビの音と声にならないりえちゃんの嗚咽が聞こえくるが、僕の質問には応えることは無かった。泣いている女の子に次々と質問を浴びせ掛けても何も答えることはできないのかもしれないが胸の真ん中のあたりがザワザワと不安になって僕は何度もりえちゃんの名前を呼んだ。

「ヒロが、ヒロが、どこかに行っちゃって・・わたし、わたしがぁいけないの。ヒロを傷つけたから・・やっぱり来ちゃいけなかったんだ。ほんとうは、ほんとうは・・ハネムーンでここにくるはずだったのに。」

それだけ言うと抑えていた感情が一気に溢れ出したようにりえちゃんは声を上げて泣き始めた。悲しい涙のすすりあげるような泣き声がコンクリートでできたシリンダーズの店内に響いた。そして、頭の中を一瞬、何かがグルグルと周った。ヒロ君を探さなきゃ。

「いいかい、りえちゃん。ヒロ君は僕が絶対に見つけて部屋に連れて帰るから、ホテルの外に、いや部屋の外にでちゃだめだよ。心配で不安かもしれないけれど、僕がヒロ君を探すから部屋からでないで待っていてね。1時間したら連絡をするから必ずそこで待っていてね。ルームナンバーはいくつ?」

「・・・・・5・・10・・0。5100。」

「わかった。必ず見つけるからそこにいるんだよ。」

僕はまだ鳴き声の聞こえる受話器をカウンターの上の電話の上に静かに置いた。急いで店の外にでるとマークが心配そうな顔をして何かあったのかと尋ねてきた。僕はことのなりいきをマークに説明するよりも早く店の鍵をマークに投げ渡すとゴールドコーストハイウェイを走って横切った。

「マーク、あとはよろしく。理由は明日、話すよー。」

ハイウェイを渡りきり反対側の遊歩道に着くと、振り返ってハイウェイの向こう側にいるマークに手を振った。マークは肩を上にあげてやれやれという表情をすると、軽く右手を上に上げて早く行けというようにささっと手を払った。

「サンキュー、マーク。」

僕はそう叫びながら、もう走り出していた。ヒロ君はサーファーズパラダイスに来てまだ2日目でまだどこにも一人で行けるような場所があるはずは無かった。それはヒロ君がわりと近い場所にいるとも言えたし、逆を返せばどこに行っていても予想ができないということでもあった。僕はまず二人が泊まっているホテルの中を探すことにした。昼間、二人を車で送っていったホテルのエントランスの前まで全力で走ってくるとホテルのドアマンが不思議そうな目でこちらを見た。

「すいません、肩のちょっと上くらいまで髪を伸ばした日本のサーファー風の男の子を見ませんでしたか?このホテルの宿泊客なのですが。」

「いくつぐらいの男性ですか?それと何か服装や他に特徴はありませんか?このホテルは日系のホテルなので毎日たくさんの日本人のお客様が宿泊されているのですが。」

「うーん、年齢は20代前半から中頃で、身長は僕と同じ位。ここ1、2時間以内に日本人の若い男性がここから外出していきませんでしたか?」

「すみません。私はちょうど1時間ほど前に前のシフトのドアマンと交代したばかりでその前の時間のことはわかりません。少なくとも私がここに立ってからは中年の日本人、もしくは同じくアジア系のご夫妻が3組ほど通られましたが20代に見える方は外出されていません。」

中年の少し太った恰幅の良いドアマンは何かを思い出す時に映画やドラマの中で役者がそうするように、指で自分のこめかみのあたりをポンポンと叩きながらそう応えた。僕はお礼を言うとホテルの中に入り、天井が高く明るい照明で照らされたロビーの中をぐるっと一周見渡した。

フロントにも正面に置かれたクリーム色のやわらかそうなソファーの上にもヒロ君の姿はなかった。万が一にとフロントの人にもさっきドアマンにしたのと同じように尋ねてみたが帰ってくる応えは似たりよったりで的を得なかった。

ロビーからトイレの脇の通路を抜けて、反対側にある旅行会社や居酒屋やレストランが2階に入っている吹き抜けのスペースにやってきたがやはりヒロ君はいなかった、それにこちら側から外にでればドアマンもフロントのスタッフもいないので誰もヒロ君が外にでたことを知る者はいないことに気が付いた。

念のためにもう一度ホテルのロビーに戻り、階上の宿泊エリアに続くエレベーターに乗って二人の部屋がある5階までいって廊下を歩きながら一周してみたがヒロ君の姿は無かった。同じ階の部屋で今も泣いているだろうりえちゃんのことも気になったが、なにより彼女が望んでいるのは少しでも早くヒロ君を見つけることだと思い、下に下りるエレベーターのボタンを急いで何度もバンバンと叩いた。

ヒロ君はもうきっとホテルの中にはいない、僕はそう判断して反対側の出口からサーファーズの中心にあるカビルアベニューに出た。道の両脇にあるおみやげ物屋やバーを覗きながらヒロ君の姿を探して歩いたが、見つけることはできなかった。

サーファーズの中心にある交番の前まで来たときにあることに気が付いた。日本から来たばかりで彼女とケンカしたばかりのヒロ君が慣れない土地のバーにいるはずはなく、ましてやお土産物なんかにいるはずは無かった。

そうだ!サーファーのヒロ君ならサーフショップにいるかもしれない。そう思った僕は街中のサーフショップを走って周った途中で何人も知り合いに会ったので聞いてみたが誰もヒロ君らしき人物を見たものはいなかった。

最後に少し街外れにあるサーフショップを探してみたが、そこでもヒロ君を見つけることはできなかった。いったい、ヒロ君はどこに行ってしまったんだろう。りえちゃんに必ずヒロ君を見つけてくるからと言ったものの手がかりらしきものや考えられる場所はもうどこもなかった。あとは広いサーファーズの街中をやみくもに探して歩くしかない。

今来た道を振り返り、にぎやかな街の中心に戻ろうとしたその時に昼間にアッキィーが言っていたことがふいによみがえった。

「永住ライフさん、動物はね。言葉が話せないから嘘もつかないし、調子のいいことも言えないんです。でも、そのぶん相手のことを言葉以外で分かろうとするから小さなサインを見逃さないんですよ。」

ヒロ君から何かサインが出ていなかったか、僕はヒロ君のことや気持ちを理解しようとしていたのか。初めて会ったときからヒロ君は海の話とサーフィンの話しかしていなかった。それは時々ちょっと度が過ぎたように思える部分もあって、今考えればまるでそれ以外の気持ちや感情にすべてふたをしてしまったかのように感じることさえあった。

そうだ!ヒロ君がいるとしたら一箇所しかない。

僕はまた走り出した、街のざわめきと人ごみをくぐり目指す場所に向けて走り続けた。ヒロ君の気持ちを本当に感じることができていたら、もっと早くに気が付いていたはずだった。それはヒロ君がずっと来たいと思っていたサーファーズパラダイスの海おいてほかになかった。

海岸沿いのエスプラネードに出ると平日の夜ということもあって、あまり観光客は歩いてはなかった。ホテルから出てまっすぐに海に向かったとするのなら僕らがいつも波乗りをしている正面の海にヒロ君はいるはずだった。そこがホテルからでて海を目指して歩きたどり着く一番近い場所だからだ。

正面の海に入る木の柵の切れ目から靴をはいたままビーチに降りていくと、すぐに探していた後ろ姿がそこにあった。やはりヒロ君はサーファーズの海にいた。波打ち際からいくぶん離れた場所でまっすぐにどこかを見据えるように暗くて見えないはずの海を眺めているのが後ろ姿を見ただけで分かった。僕はゆっくりとその後姿に近づいておどろかしてしまわないように少し離れた場所からヒロ君の名前を呼んだ。

僕が呼んだ声に反応してヒロ君はこちらに一度、振り返ったけれどすぐにまたまっすぐに海を眺めるようにあちら側を向いてしまった。ヒロ君の後姿は何も言わないけれど確かに僕はサインを感じた。ヒロ君の背中も電話から聞こえてきたりえちゃんの声と同じように声をあげて泣いていた。

僕は静かに隣に座って、ヒロ君と同じようにしばらくの間まっくろな海を見つめた。そして僕は何も言わなかった。ヒロ君がゆっくりと心を開いて二人のことを話し始めるまでは。

★★★お知らせ★★★
☆風邪をひいて寝込んでしまい、水曜日に更新予定だった永住ライフ君の「幸せなオーストラリア永住権への道」の更新が遅れています。楽しみに読んでくれているみなさん申し訳ありません。回復しだいに更新をさせていただきますのでもう少しお待ちくださいね。
次回も楽しみにしていてくださいね。

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幸せなオーストラリア永住権への道 184 言葉じゃなくて・・・

2009-01-21 15:48:37 | Weblog
突然、逆上したように怒りの言葉を吐き捨てて厩舎の外に飛び出して行ったヒロ君を追いかけて、りえちゃんも走って出て行った。僕とアッキィーは状況が飲み込めずに少しの間は呆然としていたが、二人が心配になって二人の後に続いた。外に出る時に軽くジミーに挨拶をするとブシシュと鼻息を吐き出したかと思うとその場に座り込んでしまった。ヒロ君とりえちゃんの間に何があったのか僕らには分からないけれど、言葉を話すことができないジミーには二人の感情の波が直接感じられたのかもしれなかった。

太陽の光がさえぎられて少し薄暗い厩舎の中から外にでると、真夏のゴールドコーストの金色に輝く日の光が直接に目に入って一瞬視界を奪われてヒロ君とりえちゃんの二人がどこに行ったのか確認することはできなかった。僕はショートのカーゴパンツのポケットからサングラスを取り出してあたりをぐるっと見渡した。すると、数十メートル離れた芝生の上に座っている二人が見えた。

何を話しているのかはここから聞くことはできないが、足を広げひざをかかえたヒロ君が何度も何度も芝生の草をむしり、地面に投げつけている様子とそんなヒロ君に向かいあうように正面に座り、ヒロ君の両すねに手を置きながら顔をうなずかせて何かを一生懸命に伝えようとしているりえちゃんの様子をみれば、何か込み入った話をしていることは明らかだった。

二人のこともとても気になったが、自分がしたことで二人の仲を険悪にさせてしまったと思い、うつむきぎみのアッキィーに声をかけ少し離れた場所で二人を待つことにした。今は僕らが割り込んで話をするよりも二人で話したほうがいいと直感的に感じたからだ。

僕とアッキィーは厩舎の隣にある、牧羊犬が日差しを避けて休むためにある大きな屋根で作られた日陰の下に行った。ここならヒロ君とりえちゃんからも僕ら二人がどこにいるか分かるし、大好きな犬と遊びながら気を紛らわして待つことができる。

そこには3匹の犬が前足を体の前に投げ出して、土がむき出しになった地面にお腹をべたっと押し付けるようにして座っていた。きっとそうすると冷たい地面でお腹が冷やされて体温が下がって気持ちがいいのだろう。それでも僕とアッキィーが近づいていくと鼻をクンクンと鳴らしながら甘えた声を出した。一番、近くに寝そべっている黒くて短い毛をした犬の頭をなぜると満足そうに目を閉じた。

「そいつの名前はトーマス、頭が良くて甘えん坊。」

アッキィーはそれだけ言うと、地面を見つめてフーッと大きなため息をついた。さっきまで嬉しそうに僕らを先導して大好きな友達を紹介してくれていたアッキィーの気持ちを思うとなんだか心が痛くなった。サーファズの太陽みたいに、あんなにキラキラと輝いていたアッキィーの笑顔が今は梅雨空みたいに曇ってしまった。

「ねぇ、アッキィー。僕が知らない間にたくさん素敵な友達ができたんだね。また、今度ゆっくり紹介してよ。きっと僕もいい友達になれると思うんだ。」

アッキィーは何も言わずにうなずいて、べつの犬の顔の先に手を伸ばした。灰色の毛をした三頭の中でも一番大きな体をした犬が立ち上がってアッキィーのそばにやってくると伸ばした手のひらではなくてアッキィーの顔をペロペロと舐めた。僕が今日まで知らなかったアッキィーの友達はみんな、アッキィーが彼らを想うのと同じようにアッキィーのことを友達だと感じているようだった。

僕らはしばらくの間、三頭の新しい友達と優しくやわらかい時間を過ごした。ヒロ君とりえちゃんのことは心配だったが、彼らといると不思議に癒されていくような気持ちになった。アッキィーもゆっくりと気持ちが落ち着いたようでまたもとの元気なアッキィーに戻っていた。

「永住ライフさん、動物はね。言葉が話せないから嘘もつかないし、調子のいいことも言えないんです。でも、そのぶん相手のことを言葉以外で分かろうとするから小さなサインを見逃さないんですよ。彼らに芸を教える時もしつけるんじゃなくてこっちの気持ちを言葉以外で伝えるのが大切なんだって、嬉しいとか、残念だとか、大好きだよって、言葉じゃないほかの何かで伝えるんだって。だから、動物達は人の気持ちが分かるんだって。」

「じゃあ僕達人間は言葉があるから、人の気持ちが分からなくなる時があるのかなぁ。」

会話の途中で後ろから誰かがこちらに歩いてくる気配と物音に気が付いて振り返るとヒロ君とりえちゃんがこちらに歩いてくるのが見えた。りえちゃんが申し訳なさそうにこちらに軽く会釈をしながら前を歩き、その少し後ろからヒロ君が下を向きながらやってきた。僕はなんて声をかけるのがベターなのかなと一瞬、考えたたけれどさっきの動物達の話を思い出して何でもいいから変に選ぶことはせずに言葉を発した。

「二人とも大丈夫だった?」

「永住ライフさんもアッキィーさんも本当にごめんなさい。せっかく連れてきてくれたのにこんなことになってしまって・・。ヒロとも話したのだけれど、これ以上二人のお世話になるのは申し訳ないから今日は帰ります。送ってもらえたらありがいたいのですけど、もしバスやタクシーが拾えるなら自分達で帰ろうと思います。」

りえちゃんは本当に申し訳なさそうに僕らに向かって頭をさげた。さっきまでかぶっていた白い薄手の帽子を両手で握っている手のひらにギュッと力が入っているのが分かった。そして、ヒロ君が顔をあげて、僕らの方を見た。ヒロ君の顔は心を閉ざしたように無表情な感情の映っていない顔になっていたけれど、僕にはなんだかヒロ君が泣いているように感じた。

「いや、僕達こそなんだか嫌な思いをさせてしまったみたいでごめんね。今日はもう気分がすっきりしないだろうし、二人で話したほうがいいこともあるだろうからホテルまで送っていくよ。」

僕らは、それ以上なんの会話も無いまま牧場をあとにした。ホテルに帰るまでの車内の中も誰も何も話さなかった。場を取り繕うように何かを言っても意味が無いことは僕もアッキィーも分かっていた。心の中にはただ残念な気持ちと、なんとか二人の心がうまく溶け合ってうまくいってほしいという気持ちが助手席のシートのもっともっと下のほうに引っ張られるようにひっかかっていた。

ホテルのエントランスに車を停めて、僕とアッキィーも車を降りた。後部座席に黙って座っていた二人も「ありがとうございます。」と言いながら車の外に降りて玄関の自動ドアを背にしてこちらに向かって並んで立った。帰ってくる車中の中で何かを考えていたのだろう少し気持ちが落ち着いたように見えるヒロ君が、僕とアッキィーの顔を見ながら深く頭を下げた。

「すいません。二人ともありがとうございました。」

ヒロ君の気持ちや心を感じることができないか、何かサインがでていないか、言葉ではなく心で感じようとしてみたが、何かがヒロ君の心に暗い影を作っているという程度にしか感じることはできなかった。それでも、二人が笑っている顔がみたいという気持ちになった僕は二人にシリンダーズの電話番号が書かれたビジネスカードを渡した。

「よかったら、また明日にでもシリンダーズにおいでよ。僕は午後から夜までずっとお店にいるし、アッキィーも夕方には仕事が終わるから。それに何かこまったことややりたいことが見つかったらいつでも電話をしてね。そうだ、カードの裏に僕とアッキィーの住んでいるアパートの電話番号も一緒に書いておくよ。」

こんな状態のまま別れるのは、二人を慣れていないサーファーズの街に放り出すようで不安だった。僕らにしたらもうホームタウンのようなこの街も彼らにしたら言葉も通じない異国の街なのだから。

二人はビジネスカードを受け取ると、もう一度深々と頭を下げてからエントランスから自動ドアをくぐってホテルの中に入っていった。僕はなんだか頼りない気分で二人がエレベーターの中に消えていくの見つめていた。

海に行っても波は無いし、特別にすることも無いのでアッキィーは家に帰り、僕はシリンダーズに戻って伝票の整理をしたり、在庫の確認をしたりしながら夜まで時間を過ごした。何度か店の外にでてピンクのタオルのかかったヒロ君とりえちゃんの部屋の灯りを見上げてみたが、二人がうまくいきますようにと願うことしかできなかった。

閉店の片付けも終わり店の外に出てドアに鍵をかけて帰ろうとした時に、突然真っ暗な暗闇の店内に電話のベルが鳴り響いた。僕は急いで施錠した鍵をもう一度開けてガラスのショーケースの上に置いてある受話器を取った。

「ハロー、シリンダーズです。」

耳にあてた受話器からは確かに電話がつながっているというように相手の部屋でテレビが着いている音が聞こえてきたが返答は無かった。僕はもう一度、電話の相手に呼びかけた。

「ハロー、シリンダーズです。」

「・・・・・・。」

「ハロー、ハロー、もし、もし?」

「ごめんなさい・・・永住ライフさん。りえです。」

電話越しに聞こえてきたりえちゃんの声は、誰が聞いてもわかるほど涙と嗚咽で濡れてこもっていた。


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幸せなオーストラリア永住権への道 183 黒い瞳の友達

2009-01-14 16:04:40 | Weblog
パラダイスカントリーはアッキィーが働いている観光牧場で、羊の毛狩りショーや牧羊犬のショー、ホースライディングが人気の観光スポットだ。日本からの団体の観光客や個人のツーリスト達にも評判が良くて、以前アッキィーの彼女のアミちゃんが日本からやってきた時にもみんなで遊びに行った。

カウボーイになるのが子供の頃からの夢だったアッキィーには、それこそ夢を叶えることができた特別な場所で、働きだして数ヶ月で羊の毛狩りショーの司会を任せられるほどにまでなっていた。牧場で働くのが長年の夢だったのと本来の明るくてお調子者のピエロのような性格の一部分が幸いしたのか、とにかくパラダイスカントリーに来ると他のスタッフ達からアッキィーがどれだけ愛されているかが良く分かった。

アッキィーの運転する車に乗って、パラダイスカントリーの大きなゲートをくぐり従業員用のパーキングプレースに車を停めると、少し前に出勤してきていた様子の体の大きなオージーのスタッフがビックリするほど大きな笑い声と握手ともに僕ら4人を出迎えてくれた。

「アッハッハッ、アッキィー、今日は友達を3人も連れてきたのか。アッハッハッ、俺の名前はビル。よろしくな、アッハッハ。」

いったい何がそんなにおかしくて嬉しいのかは分からなかったが、ビルのプロレスラーのような大きな手を握りながら僕もアッハッハと笑ってみせた。ヒロ君とりえちゃんは緊張してその場に立ち尽くしていたが、アッキィーがすかさず日本語でビルについて簡単に紹介すると少し落ち着いたようで、二人とも軽くお辞儀をしながらビルと握手をした。

「彼はビルといって羊の世話係りなんだ。もともとはボディービルダーだったからすごい力持ちで両手に羊を一匹ずつ抱えたまま屈伸運動を50回もできるんだよ。すごいでしょ。僕もチャレンジしたことがあるけれど子羊を抱えることさえできなかったよ。」

ビルとアッキィーが羊を抱えて屈伸をしているところを想像したら、一生懸命にばからしいことに挑戦している二人の様子がおかしくて僕は声をだして笑ってしまった。それにつられてまたビルが大笑いを始めると、アッキィーとりえちゃんも同じく笑った。それでもヒロ君だけは軽く苦笑いをしただけであまり楽しそうではなかった。

「この時間からなら、まずは牧羊犬のショーを見に行くのがスムーズな流れかな。でも、その前に僕の仲間に二人を紹介するから一緒に行こうよ。みんな気のいい奴らだからきっと二人も大好きになるよ。」

アッキィーはそういうと、すぐ目の前にあるログハウス風の事務所とは反対の方向に向かって歩き始めた。少し伸びすぎてしまった芝生の道を進みながら、僕達は一列になってアッキィーの後に着いていった。しばらく進むと白くペンキを塗られた木の柵があって、関係者以外立ち入れ禁止の看板が付いていた。アッキィーはその木の柵をグイッと奥に押してドアを開くようにして開くと中に入っていった。

僕らは一瞬、躊躇したけれど関係者のアッキィーと一緒だし、あまりにも当然のことのようにどんどん進んでいくアッキィーの後姿を見ていたら、逆に急いで着いて行かなければならないような気分になった。3人で小走りにアッキィーの後を追いかけていくと爽やかな草木達の香りとともに風が独特の匂いを運んできた。

アッキィーが僕らを連れていってくれた場所。それは羊の毛刈ショーで使う羊達やホースライディングに使う馬達、そして牧羊犬や牛達がいる動物達の小屋が沢山並んだ広場のような場所だった。

「まずは、僕が一番仲のいいジミーに会いにいこう。ジミーはこの牧場で一番長生きの長老なんだ。」

向かって右側にある背の高い建物の中に入ると馬達がそれぞれ一頭ずつに仕切られて柵の中に入って草を食べていた。遠くで見ているのとは違って側で見ると馬ってやつは大きくて、普段そんな大きな動物に接した経験の無い僕には正直少し怖く感じた。長く美しい4本の足は蹴飛ばされたら大怪我をしそうだし、長く大きな顔の先にある口の中から覗く歯に噛み付かれたら、指なんか平気で落ちてしまいそうだ。

両サイドに馬が入っている厩舎の中央の通路を僕はおそる、おそる、歩いた。僕らが歩くたびに馬達がこちらを見て長い首を突き出して誰か知らない奴が入ってきたなぁーというような顔をしながら近づいてくるので僕は一気にそこを走りぬけたい気分になった。もう、まったく他人のことを気にしている余裕は僕に無かった。

厩舎の一番奥のあまり日が当たらない場所まで来るとアッキィーは立ち止まり、右側の柵の中に入っている馬に向かって話しかけた。馬がその声に応えるように、アッキィーの顔のすぐ近くにまで大きな顔を近づけたので噛み付かれてしまうんじゃないかと驚いたが、次の瞬間その馬はアッキィーの顔に自分の顔を撫でるようにしてくっつけた。その顔を見ると黒く濡れた瞳が嬉しそうに微笑んでいるように見えた。

「友達なんだ。ジミーは年を取ったから、もう人を乗せて走ったり、柵をジャンプして飛び越えたりはできないけれど、この牧場がオープンした時からここにいる唯一のスタッフなんだって。僕のずっとずっと先輩だよ。」

アッキィーはそういいながら、ジミーの琥珀色の短い毛の生えた頭と体を優しく撫ぜた。ジミーは鼻から大きな息をブシュと吐きながら嬉しそうに頭を大きく上下に動かして、僕らにお辞儀をした。

「その正面に立っているのが一緒に住んでいる永住ライフさん。白い帽子を被った女の子がりえちゃん、そして少し長い髪をしたもう一人の男の子がヒロ君だよ。よろしくね、ジミー。さぁ、永住ライフさんもみんなもジミーに挨拶をして。」

アッキィーがそう言いながら僕達に近くまで来るように手招きをしたけれど、僕はまだなんだか馬が怖くて近くに行くことができなかった。アッキィーはまるで人間の友達に僕達を紹介するように、ジミーという馬に話しかけているけれど、人生で始めて遭遇した馬の友達の側に行って握手を差し出すほど、僕は動物に慣れていなかった。

いったいどうしようかと考えていると、僕のすぐ後ろにいたりえちゃんがジミーの側に近づいていった。そして、りえちゃんは少しも怖がったそぶりも見せずにアッキィーの隣に立つと、よろしくねっと言ってからジミーの顔のそばに腕を伸ばした。するとジミーはしばらくりえちゃんの手や腕の匂いを嗅いでからアッキィーにしたのと同じようにりえちゃんの顔にも自分の顔をこすり付けた。

そんなりえちゃんを見て僕はとても驚いた。なんの躊躇もせずにジミーに近づいて手を差し出すなんて彼女は馬を飼ったことがあるか、もしくは乗馬かなにかをやっていて馬に慣れているのかもしれない。そんなりえちゃんの様子を見てアッキィーはとても嬉しそうだった。

「さあ、早く早く、永住ライフさんもヒロ君もこっちに来て。ジミーは優しい馬だし、すごく人に慣れているから絶対に噛み付いたり、暴れたりしなから。さぁ、早く、こっちに来てジミーに挨拶をしてみて。」

僕がおそる、おそるアッキィーとりえちゃん、そしてジミーのいる目の前の柵に近づこうとした、その時。ヒロ君は吐き捨てるように叫ぶと厩舎の外に向かって走って出て行ってしまった。

「まったく何が挨拶だよ。こんなところまで来て、また馬の世話かよ。それに俺は馬なんて大嫌いなんだ。悪いけど先に外にでてるわ。」

「あっちょっと待って、ヒロ。アッキィーさん、永住ライフさん。本当にごめんなさい。ちょっと待ってよ、ヒロったらー。」

外に飛び出していったヒロ君の後を追って、りえちゃんも急いで外に飛び出していった。二人の事情を何も知らない僕らはその場に立ち尽くしてしまったが、同じように何も知らないはずのジミーの黒い瞳がなんだか泣いているように見えた。


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幸せなオーストラリア永住権への道 182 二人のパラダイスは

2009-01-07 14:16:36 | Weblog
ヒロ君とりえちゃんは待ち合わせ時間のぴったり15分前にシリンダーズにやってきた。季節がオーストラリアとは正反対の日本からやってきた二人の肌は北海道から来たということも手伝って雪のように白くて、真新しいTシャツもショートパンツもかなり不自然で観光客だということが丸分かりだった。別にそんなことはどうでもいいことなのだけれどそんな彼らのいでたちと期待を含んだ純粋なまなざしが余計にプレッシャーに感じた。

「おはよう、ヒロ君、りえちゃん。約束の時間にはまだちょっと早いけど昨日はよく眠れたのかな?」

僕は思わず、現地の観光ガイドのような気分になって新婚さん相手に朝の挨拶をするガイドのようなあたりさわりのない質問をした。ヒロ君はそんな質問には応えずに店の中のサーフボードに興味を持ったようでさっきからあれやこれやといじりまわっている。そんなヒロ君の様子を見て軽く微笑んでからりえちゃんが受け答えをしてくれた。

「はい、飛行機の疲れもあって昨夜は二人ともぐっすりと眠れました。早朝に新千歳空港を出てから羽田に着いて、そこから電車で成田へ向い、今度は成田からシンガポールまで飛んでそこでまた乗り換えてやっとブリスベンに着いて、バスに乗ってここまでやってきたので正直、体がくたくたでした。おかげさまでゆっくり眠れたので二人とも元気になりました。それにね・・

それに、私たちのホテルの部屋の窓からこのお店が見えるんです。笑っちゃうでしょ。ホテルにチェックインする時に海側の部屋じゃないと聞いてがっかりしたんですけど、朝に起きてカーテンを開けてみたらちょうど永住ライフさんがお店の看板を外に出しているのが見えて大きな声で笑っちゃいました。だって、あまりに偶然が過ぎるから。それで約束の時間よりちょっと早くきたんです。永住ライフさんはもうお店に来ているよってヒロに話して。」

「えー、二人の部屋からシリンダーズが見えるの!なんだかすごいシチュエーションだね。僕が看板を出している時にりえちゃんが見ていたんだ。」

「エヘヘ、ごめんなさい。でも、こっちからも私たちの部屋がどこか分かりますよ。部屋を出る時に目印になると思ってピンクのタオルを窓の内側にかけてきたのをさっき外から見上げたらちゃんと見えましたから。ねー、ヒロ。」

僕は思わず店の外に飛び出して正面のホテルの窓を見上げてみた。すると、簡単に二人の部屋を見つけることができた。ピンクのタオルは4,5階の窓にちょこんとぶらさがっていた。たしかにホテルの部屋としては最低ランクの低層階の道路側だったがシリンダーズをチェックするには特等席のデラックスルームに違いなかった。

僕はやはりこの二人とは何か特別な縁があるのだと思って、今回の状況を受け入れるしかないことが分かった。気を取り直して店の中に入るとりえちゃんはターニーと一緒に楽しそうに水着やワンピースを見ていた。いっぽうヒロ君はやはりサーフィンがしたいらしく持ってきた自分のサーフボードを取り出して丁寧にワックスを塗っていた。

「ねぇ、ヒロ君。今朝、正面の海を見てきたけれどやっぱりフラットだったよ。今、僕の友達のアッキィーが車でニューサーズウェールスとの州境のポイントまで波をチェックしに行ってくれているけどそれでもあまり期待はできないと思うよ。もし、今日はサーフィンができないとしたら何がしたい?」

ヒロ君はやっぱり残念そうな顔をして、それでも最後まで期待を捨てないと体中で表現するようにワックスを塗る手を休めずに目をつぶって何かを考えていた。そして、しばらくして目を開けてこちらを見ると、別にないっすと応えた。

「ヒロ君、別にないってオーストラリアに来たらサーフィン以外にしたいと思っていたことって他に何もないの?買い物がしたいとか、スキューバーダイビングがしたいとか、何か観光スポットみたいな場所に行きたいとか・・。」

「それならりえに聞いてみてください。僕は本当になんもないんです。サーフィン以外にはりえと一緒に海外に行きたいと思ったくらいで他にはなんも。逆に永住ライフさんに聞きたいです。僕らは何をしたらいいでしょう?何をしたらサーフィン以外でパラダイスを感じることができるんでしょうか?」

「サーフィン以外はりえちゃんと海外に来たいだけかぁ。それはそれで素敵なことだけど普通はもうちょっと何かあるんじゃない。コアラやカンガルーを見たいとか、馬に乗ってみたいとか。どうしたらパラダイスを感じることができるかはヒロ君とりえちゃんの心の中を見ることができればわかるのかなぁ。」

「馬は僕らの町にもたくさんいます。それに、僕もりえもずっと今回の旅行のために節約してがんばって働いて、それを楽しみに生活してきたんです。それに僕はりえと・・あっ、やっぱりなんでもないです。何かしたいことがあるかどうかはりえに聞いてみてください。」

ヒロ君は何かを言いかけて、少し迷った後に口に出すのをやめた。僕はヒロ君の次の言葉が気になったけれどなんだかそこにはまだ立ち入ることができない二人の事情があるような気がしてそれ以上は聞くことはしなかった。振り返ってりえちゃんの方を見ると昨日、入荷したばかりの天使のような真っ白なワンピースを着てターニーと一緒に笑っていた。

すると、すぐにマフラーに穴の空いた独特の排気音をさせてアッキィーのフォード、ファルコンがお店の前の駐車スペースに止まった。中からオレンジ色の派手なフレームのサングラスをかけ、テンガロンハットをかぶったアッキィーが勢い良く降りてきて店の中に入ってくるとみんなにハーイと言って挨拶をした。いつもよりかなりテンションが高いのと、仕事先の牧場でかぶるカウボーイハットをかぶっている様子からしてアッキィーも現地のガイド気分でいることが想像できた。

「永住ライフさん、やっぱり全滅ですね。ディーバーまで行ったけどどこのポイントも湖状態です。朝にストラディーに渡った友達にも聞いてきたんですがやっぱりダメだったそうです。今日は何か他のことをするしかないっすよ。今日のところはパラダイスカントリーなんてどうですか?さっき電話したら特別にフリーで入れてくれるそうです。」

僕はヒロ君とりえちゃんにアッキィーを紹介した。ヒロ君はアッキィーの話を聞いて波が無いことを知りかなり残念そうな顔をしたが、わざわざ遠くまで自分たちのために波チェックをしに行ってきてくれたアッキィーにお礼を言うとギュっと握手をした。りえちゃんは派手なサングラスにテンガロンハット、真っ黒に日焼けして足には大きなタトゥーがあるアッキィーのことを最初は少し警戒したようだったが、僕の後輩で弟みたいな奴だと言うと安心したようで小さな白い手でヒロ君と同じようにギュッと握手をした。

りえちゃんにもヒロ君に聞いたように、どこか行きたい場所ややりたいことはないか聞いてみたけれど今日は永住ライフさんとアッキィーさんにお任せしますと言うので僕らはあまり深く考えずにアッキィーが働くパラダイスカントリーに行くことにした。

でも、そこは他の大勢の観光客にとってはパラダイスでも、この二人にとってはパラダイスでは無いことにこの時の僕らはまだ気がついていなかった。


★★★お知らせ★★★
☆あけましておめでとうございます。2009年も夢のオーストラリア永住に向けて永住ライフ君の冒険は続きます。みなさんも胸の中のキラキラした夢を大切に実現してくださいね!今年もよろしくお願いします。

☆永住ライフ君の「幸せなオーストラリア永住権への道」は毎週水曜日に更新させていただきます。楽しみにしていてくださいね。

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