僕が発言をした後も会議は続いていた。
一度、自分の意見を思い切って発言してからは、僕の中で自分に出来る事をしようという思いと、僕は日本人スタッフで日本人のお客さんが喜んで買って行ってくれそうな物を選ぶ事に集中すればいいんだ、という思いが生まれてきた。一度、そう考えると不思議と気持ちも落ち着いてきて、いつのまにか真剣に考え、自分の意見を発言できるようになっていた。
オーナーは新しいブランドの入荷を決める時や、今までにない新しいデザインや商品の入荷を決める時には僕にも意見を求めてくれた。そして日本人観光客の多い2号店の商品は日本人にターゲットを向けた新しい商品構成になった。
会議が終わるまでには丸1日かかった。来期の商品の入荷も全て決まりオーナーやマネージャー、他のスタッフ達も満足しているようだった。
初めて参加した会議に僕は疲れていたが、自分の意見を発言できた事やお店やオーナーに
対して僕の仕事ができた事が嬉しかった。そして、入荷させた商品を売らなければという責任感のような物も生まれていた。
「おい、永住LIFE。」
会議が終わっても、その場に座って考えていた僕に、マネージャーが声をかけた。
「そういえばお前、オーナーに話があるんじゃなかったのか?」
そうだ、途中から夢中になって忘れていた。
今日、僕はビジネスビザを取りたいとオーナーに言いたくて会議に参加したんだった。
オーナーは机の上の自分のファイルを整理して、部屋から出ていくところだった。
「あの、オーナー。すいません、僕オーナーに相談したい事があるんです。」
「今日はご苦労様、永住LIFE。相談って何?」
「あの、ぼく、このお店でずっと働きたいんです。ビジネスビザを取りたいんです。」
オーナーは僕の眼をじっと見て、少し考えるような顔をしてから言った。
「ありがとう、永住LIFE。あなたがこのお店でずっと働きたいと思ってくれて嬉しいわ。
そして、これからもあなたがお店で働いていてくれたら同じように嬉しいの。
でもね永住LIFE、今はYESは言えないわ、会社の方針でビザのサポートはしない事になっているの。あなたがこのお店に来て、まだ3ヶ月よ、いままでの方針を変えるのに3ヶ月はまだ短いわ。」
僕は、なんて言葉を返していいか分からなかった。正直に言えばショックだった。
でもやっぱり諦めたいとは思わなかった。
「がんばります!」
やっと言えた一言だった。オーナーはそんな僕を見てニコリと笑って会議室を出て行った。
なんだか、疲れたな。
表にでて今日の出来事を整理したい気分だった。
僕は自分の荷物を持って、外に出た。
「永住LIFE。」
マーカスが僕の後を追って、会議室から出てきた。
そういえば、さっき僕はずいぶんと強い口調でマーカースの意見に反対をしたんだった。
後で気がついた事だが、人の意見に反対する時や、意見を言う時も、みんなは僕みたいに
強いニュアンスでは話していなかった。僕は会議の時に使うような英語の表現を知らなかったのと緊張していたせいでマーカスに失礼な事をしてしまったと思っていた。
「マーカス、さっきはゴメン。あんな口調で言うつもりは無かったんだ。」
「いいよ、だって永住LIFEの英語は時々おかしな事を言うし、気にしていないよ。」
会ったばかりのマーカスに英語のことを言われて恥ずかったが、マーカスが気にしていない事が嬉しかった。
「永住LIFE,ずっとこの店で働きたいのか?」
「うん、この店は大好きだし。ビジネスビザが欲しいんだ。」
「そうか・・・じゃあ今度一緒に海に行こうぜ、その時にゆっくり話そうぜ、なんせ俺も今日は疲れたからな。」
「ありがとう、マーカス。」
あー、今日は長い一日だった。
早く家に帰ってビールでも飲みたい。
「がんばります。」
僕はオーナーにそう言った。
家に帰り、今日の出来事を考えながら僕はゆっくり眠った。
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オーナーは新しいブランドの入荷を決める時や、今までにない新しいデザインや商品の入荷を決める時には僕にも意見を求めてくれた。そして日本人観光客の多い2号店の商品は日本人にターゲットを向けた新しい商品構成になった。
会議が終わるまでには丸1日かかった。来期の商品の入荷も全て決まりオーナーやマネージャー、他のスタッフ達も満足しているようだった。
初めて参加した会議に僕は疲れていたが、自分の意見を発言できた事やお店やオーナーに
対して僕の仕事ができた事が嬉しかった。そして、入荷させた商品を売らなければという責任感のような物も生まれていた。
「おい、永住LIFE。」
会議が終わっても、その場に座って考えていた僕に、マネージャーが声をかけた。
「そういえばお前、オーナーに話があるんじゃなかったのか?」
そうだ、途中から夢中になって忘れていた。
今日、僕はビジネスビザを取りたいとオーナーに言いたくて会議に参加したんだった。
オーナーは机の上の自分のファイルを整理して、部屋から出ていくところだった。
「あの、オーナー。すいません、僕オーナーに相談したい事があるんです。」
「今日はご苦労様、永住LIFE。相談って何?」
「あの、ぼく、このお店でずっと働きたいんです。ビジネスビザを取りたいんです。」
オーナーは僕の眼をじっと見て、少し考えるような顔をしてから言った。
「ありがとう、永住LIFE。あなたがこのお店でずっと働きたいと思ってくれて嬉しいわ。
そして、これからもあなたがお店で働いていてくれたら同じように嬉しいの。
でもね永住LIFE、今はYESは言えないわ、会社の方針でビザのサポートはしない事になっているの。あなたがこのお店に来て、まだ3ヶ月よ、いままでの方針を変えるのに3ヶ月はまだ短いわ。」
僕は、なんて言葉を返していいか分からなかった。正直に言えばショックだった。
でもやっぱり諦めたいとは思わなかった。
「がんばります!」
やっと言えた一言だった。オーナーはそんな僕を見てニコリと笑って会議室を出て行った。
なんだか、疲れたな。
表にでて今日の出来事を整理したい気分だった。
僕は自分の荷物を持って、外に出た。
「永住LIFE。」
マーカスが僕の後を追って、会議室から出てきた。
そういえば、さっき僕はずいぶんと強い口調でマーカースの意見に反対をしたんだった。
後で気がついた事だが、人の意見に反対する時や、意見を言う時も、みんなは僕みたいに
強いニュアンスでは話していなかった。僕は会議の時に使うような英語の表現を知らなかったのと緊張していたせいでマーカスに失礼な事をしてしまったと思っていた。
「マーカス、さっきはゴメン。あんな口調で言うつもりは無かったんだ。」
「いいよ、だって永住LIFEの英語は時々おかしな事を言うし、気にしていないよ。」
会ったばかりのマーカスに英語のことを言われて恥ずかったが、マーカスが気にしていない事が嬉しかった。
「永住LIFE,ずっとこの店で働きたいのか?」
「うん、この店は大好きだし。ビジネスビザが欲しいんだ。」
「そうか・・・じゃあ今度一緒に海に行こうぜ、その時にゆっくり話そうぜ、なんせ俺も今日は疲れたからな。」
「ありがとう、マーカス。」
あー、今日は長い一日だった。
早く家に帰ってビールでも飲みたい。
「がんばります。」
僕はオーナーにそう言った。
家に帰り、今日の出来事を考えながら僕はゆっくり眠った。
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