「沈黙」

2017年02月26日 | 本 BOOK

読み終えた。
根源的なこと、このテーマは、人生のすべてに通ずる。
着地点があったことは、救われることである。
しかしながら、果たしてそれでよいのか。
人は弱い、とりわけ自分は弱い。
弱き人ほど、人間らしく、人間臭い。
弱き人ほど、重要なテーマである。
神は、自分自身の中にいる。
私は、ロドリゴの判断は正しいと言い切る。
しかしながら、その判断、考えが周囲には理解されない。
正しき答えを見つけて、そこに生きるだけで幸せと言えるか。
あるいは、周囲に理解され称賛されるだけの生き方も、幸せと言えるか。
その両方が備わるべきであり、そのような着地点とはならないのが、生きる難しさであり、人生の難しさである。
他の誰かと議論したい衝動に駆られる。


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