(映)ある公爵夫人の生涯

2011年05月11日 | 映画 レビュー


主役のキーラ・ナイトレイ、
そして相手役のレイフ・ファインズ。
この時代の、この役どころは、
両者のはまり役と言えるでしょう。
ナイトレイ演じる実在の女性の生涯を描く一方で、
冷たくも神経質な役どころのファインズ演じる公爵の、
悲しいほどの人間臭さ、存在感が際立っています。

個人的には、この時代の様式美が好きです。
張り詰めたような美しさ、緊張感、
そして、閉塞感。

公爵が漏らした、
「こどもは自由でいい」の一言が実に印象的で、
この映画の全てを物語っているように思えました。




最新の画像もっと見る