私はテレビに映った高速道路がぐにゃりと倒れた光景にびっくりしました。大きな地震が神戸の街を襲ったということが分かりました。しかしその後、その被害が未曽有のものであることが、日を増すごとに明らかっになっていくことに、日本中、いや、世界中の人々は驚愕したに違いありません。
自然の力の前に、人間が作ったものなどまったく通用しないことを思い知らされたわけです。しかし、被害の報告が詳細に聞こえてくると、被害の状況が場所によって極端に違うという事実には、腑に落ちないものがありました。なぜなら、より大きな被害を被ったのは、収入が少ない方々が集中したエリアだったからです。
もし、神様というものが存在するなら、貧しきものを救い、奢ったものを制裁するのではないかと漠然と思ったからです。
なぜなら、地震という天災には、どこかに天誅という裁きがあるように感じるからです。
しかし、世界中の巨大地震や大災害の被害状況を見ると、いつもそこで被害を被っているのは、貧しき乏しき人々です。
いったい何故なのでしょうか?
貧しき乏しき人々は、天誅を下されるような悪いことをしているとでも言うのでしょうか? そして災害で被害を被り苦しむカルマを背負って生まれてきたのでしょうか? そんな運命ってあるのでしょうか?
そんな思いが交錯しながらも、私には支援金を出すことくらいしかできません。
それから何カ月か経って復興の兆しが見え始めたときでした。
大物社長の神戸のテナントビルがどうなったか、本人から直に話を聞く機会がありました。
驚くべきことに、全棟無事で、若干の被害はあったものの、ビル機能としては問題がなく、すべてのビルのテナントは満杯となっているとのことでした。
大物社長のビルは、神戸の地震被災地の激震地にありました。が、回りのビルが甚大な被害を被っているにも係わらず、この社長のビルは、ほとんど構造的な被害はないということでした。ある新聞に、大きく崩壊したビルと、何事もなく立ちつくしているビルが報道されました。この不思議に立ちつくしているビルは、この大物社長のビルの一つだったのです。
たしかに、有名建築家が設計したビルですから、構造的に強化されていた可能性はあります。しかし、激震地の大半の建物が崩壊したにもかかわらず、この社長のビル数棟だけ、ほとんど損害なく残っているというのは、不思議です。
社長は、これはあの霊能者が祓い清めたからだと推論していました。というのは、あの災害があったあと数日して、九州の霊能者から社長に電話があったそうです。
「どうです、ビル、残っとるでしょう」
彼は、社長のビルがすべて、損壊していないことを知っていたようです。
そして、彼が言い残したとおり、1月にテナントが埋まらなく困っていたビルはすべて満杯になったことは言うまでもありません。
自然の力の前に、人間が作ったものなどまったく通用しないことを思い知らされたわけです。しかし、被害の報告が詳細に聞こえてくると、被害の状況が場所によって極端に違うという事実には、腑に落ちないものがありました。なぜなら、より大きな被害を被ったのは、収入が少ない方々が集中したエリアだったからです。
もし、神様というものが存在するなら、貧しきものを救い、奢ったものを制裁するのではないかと漠然と思ったからです。
なぜなら、地震という天災には、どこかに天誅という裁きがあるように感じるからです。
しかし、世界中の巨大地震や大災害の被害状況を見ると、いつもそこで被害を被っているのは、貧しき乏しき人々です。
いったい何故なのでしょうか?
貧しき乏しき人々は、天誅を下されるような悪いことをしているとでも言うのでしょうか? そして災害で被害を被り苦しむカルマを背負って生まれてきたのでしょうか? そんな運命ってあるのでしょうか?
そんな思いが交錯しながらも、私には支援金を出すことくらいしかできません。
それから何カ月か経って復興の兆しが見え始めたときでした。
大物社長の神戸のテナントビルがどうなったか、本人から直に話を聞く機会がありました。
驚くべきことに、全棟無事で、若干の被害はあったものの、ビル機能としては問題がなく、すべてのビルのテナントは満杯となっているとのことでした。
大物社長のビルは、神戸の地震被災地の激震地にありました。が、回りのビルが甚大な被害を被っているにも係わらず、この社長のビルは、ほとんど構造的な被害はないということでした。ある新聞に、大きく崩壊したビルと、何事もなく立ちつくしているビルが報道されました。この不思議に立ちつくしているビルは、この大物社長のビルの一つだったのです。
たしかに、有名建築家が設計したビルですから、構造的に強化されていた可能性はあります。しかし、激震地の大半の建物が崩壊したにもかかわらず、この社長のビル数棟だけ、ほとんど損害なく残っているというのは、不思議です。
社長は、これはあの霊能者が祓い清めたからだと推論していました。というのは、あの災害があったあと数日して、九州の霊能者から社長に電話があったそうです。
「どうです、ビル、残っとるでしょう」
彼は、社長のビルがすべて、損壊していないことを知っていたようです。
そして、彼が言い残したとおり、1月にテナントが埋まらなく困っていたビルはすべて満杯になったことは言うまでもありません。