阪神・淡路大震災のときに、神戸のホテルで宿泊をしていた知人から聞いた話では、建物の揺れはキングコングに掴まれて揺さぶられたような衝撃だったと言っていました。テレビが一瞬反対側の壁に向かって放り投げられるように飛んで行ったというのです。激しく速い強烈な揺れは、まったく体験したことがない次元の恐怖だったそうです。
事実、激震地ではほとんどの建物が崩壊しました。そのエリアにあって、無傷で残っている建物は、まさに奇跡的というしかありません。
大物社長の数棟の建物は、すべてがほとんど無傷で残りました。そのうち半分が残ったというケースなら、そういうこともあるだろうと思えるのですが、この社長の建物だけはすべて残ったというと、前年の11月にビルの祓い清めを行った九州の霊能者の修法の力を考えないわけにはいきませせん。そして、建物がすべて残っていることを、九州にありながら、分かっていたという霊能者自信のことばにも、耳を傾ける必要がありました。
「なぜ、そんなことが起こり得る?」
あの地震災害では、あと二つ、不思議な話を聞いています。
一つが、神戸の激震地のほぼ中心に建物があった会社です。ここでは、業務のひとつとして特殊な香水を研究・開発していました。この香水は身心のチャクラを刺激するためにMさんという、感性の鋭い方(女性)が本物の香りを探究して作ったものです。そして、丹念に精魂をこめて作られた香水は、ビルの3階(と聞いて記憶があります)のある一室に慎重に保管されていました。
震災のあった日、関係者は建物の惨状を見て愕然としました。一階の壁には穴が空くほど壞れ、室内もロッカーが倒れ、テレビは反対側の壁まで飛び、滅茶苦茶な状態だったのです。激震地の中心に建っていたビルですから、当然といえば当然のことです。幸い、建物の構造には大きな損傷がなく、なんとか使える状態で残ったことは、やはり奇跡的なことだったかもしれません。しかも、このビルは数十年以上も前のものでした。関東大震災の記憶から、柱や梁は必要以上に強化されていたことが幸いしたのでしょう。
それでも、この建物が尋常では考えられない揺れ方をしたのは、室内の散乱した状態や崩壊した外壁が雄弁に物語っていたようです。関係者は、その惨状を見て、真っ先に貯蔵していた香水が台無しになったことを嘆きました。
しかし、しかしです。そんな嘆きはたちまち賛嘆に変わりました。
おそるおそる貯蔵室の扉を明けてみたところ、なんと、たくさんのガラスの容器に入っていた香水は、まったくそのままで、倒れていなかったというのです。
隣の部屋は、テレビが反対の壁まで飛ぶびロッカーは倒れ、机や椅子はぐちゃぐちゃに乱れているにもかかわらず、壁を隔てた貯蔵室に貯蔵されていた香水は、何事もなかったかのように、そのまま整然としていたというのです。室内の壁を隔てて、滅茶苦茶になった部屋とほとんど地震の影響がなかった部屋があったということ、同じ構造体でのできごとなので、常識で信じられないことは当然です。超常現象とでもいうしかありません。しかし、私はその人たちが私をからかうために嘘を言っているとも、その人たちが共同幻想に囚われているとも思えません。事実、その丹念に抽出した香水の原料はその後も残っているわけですから、入れ物(ガラス)が割れて原料が台無しにはならなかった事実は確認できます。いったいどんな奇妙なことが起こったのでしょうか?
事実、激震地ではほとんどの建物が崩壊しました。そのエリアにあって、無傷で残っている建物は、まさに奇跡的というしかありません。
大物社長の数棟の建物は、すべてがほとんど無傷で残りました。そのうち半分が残ったというケースなら、そういうこともあるだろうと思えるのですが、この社長の建物だけはすべて残ったというと、前年の11月にビルの祓い清めを行った九州の霊能者の修法の力を考えないわけにはいきませせん。そして、建物がすべて残っていることを、九州にありながら、分かっていたという霊能者自信のことばにも、耳を傾ける必要がありました。
「なぜ、そんなことが起こり得る?」
あの地震災害では、あと二つ、不思議な話を聞いています。
一つが、神戸の激震地のほぼ中心に建物があった会社です。ここでは、業務のひとつとして特殊な香水を研究・開発していました。この香水は身心のチャクラを刺激するためにMさんという、感性の鋭い方(女性)が本物の香りを探究して作ったものです。そして、丹念に精魂をこめて作られた香水は、ビルの3階(と聞いて記憶があります)のある一室に慎重に保管されていました。
震災のあった日、関係者は建物の惨状を見て愕然としました。一階の壁には穴が空くほど壞れ、室内もロッカーが倒れ、テレビは反対側の壁まで飛び、滅茶苦茶な状態だったのです。激震地の中心に建っていたビルですから、当然といえば当然のことです。幸い、建物の構造には大きな損傷がなく、なんとか使える状態で残ったことは、やはり奇跡的なことだったかもしれません。しかも、このビルは数十年以上も前のものでした。関東大震災の記憶から、柱や梁は必要以上に強化されていたことが幸いしたのでしょう。
それでも、この建物が尋常では考えられない揺れ方をしたのは、室内の散乱した状態や崩壊した外壁が雄弁に物語っていたようです。関係者は、その惨状を見て、真っ先に貯蔵していた香水が台無しになったことを嘆きました。
しかし、しかしです。そんな嘆きはたちまち賛嘆に変わりました。
おそるおそる貯蔵室の扉を明けてみたところ、なんと、たくさんのガラスの容器に入っていた香水は、まったくそのままで、倒れていなかったというのです。
隣の部屋は、テレビが反対の壁まで飛ぶびロッカーは倒れ、机や椅子はぐちゃぐちゃに乱れているにもかかわらず、壁を隔てた貯蔵室に貯蔵されていた香水は、何事もなかったかのように、そのまま整然としていたというのです。室内の壁を隔てて、滅茶苦茶になった部屋とほとんど地震の影響がなかった部屋があったということ、同じ構造体でのできごとなので、常識で信じられないことは当然です。超常現象とでもいうしかありません。しかし、私はその人たちが私をからかうために嘘を言っているとも、その人たちが共同幻想に囚われているとも思えません。事実、その丹念に抽出した香水の原料はその後も残っているわけですから、入れ物(ガラス)が割れて原料が台無しにはならなかった事実は確認できます。いったいどんな奇妙なことが起こったのでしょうか?