フローレンス・メアリー・アンダーソン

フローレンス・メアリー・アンダーソンは、
挿絵のほか児童文学も書くなど、多彩な才能がありました。
エドマンド・デュラックと同時期に活躍し、
妖精らしい羽のはえた美しい娘や
愛らしい子どもたちを描きました。



Fairies Early
FAIRY REVELS



科学技術の発達で人々は多くの恩恵を受けましたが、
同時に急速な発展に対する不安や反発から
超自然的なものに傾倒する考えも増えました。

神秘学の中でも妖精はロマンチックで美しい、謎めいた存在の代表。
妖精の姿をイメージした女性が登場する
バレエや舞台などがもてはやされました。

幻想的な世界に酔いしれる間、しばしば都会の喧噪を忘れ、
疲れた心を癒していたのでしょう。




The Moonchild

メアリー・アンダーソンを始め多くの挿絵画家たちは、
癒しを求める人々に応えるため、
様々な妖精の作品を生み出したのです。



次回も素敵な絵葉書を紹介します。
お楽しみに！





次回は11月7日の予定です