ほっかいどうの

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ダム名/No.１３	二風谷ダム（にぶたに）
所在地	沙流郡平取町字二風谷22-4	ダムカード配布場所：二風谷管理支所（ダムに隣接）
TEL/FAX	01457-2-4262/01457-2-4272	8:30～17:15（土・日・祝日・年末年始除く）
位置	北緯42度37分45.1秒/東経142度08分54.2秒	沙流川歴史館
河川	沙流川水系沙流川	9:00～16:30（土・日・祝日を含む）（休館日：月曜
ダム湖名	二風谷湖（にぶたにこ）	日。ただし、月曜日が祝日の場合は、その翌日。
形式	FNWP/重力式コンクリートダム	年末年始は12月30日～１月5日。）
堤高	32.0m	ダムカード：  8/24  1.2
堤頂長	550.0m
堤体積	273千㎥
流域面積	1,215.0K㎡
湛水面積	400.0ha
総貯水容量	31,500千㎥
有効貯水容量	26,000千㎥
利用目的	洪水調節・不特定利水・灌漑・上水道・
	工業用水・発電
管理者	国土交通省北海道開発局
施工業者	西松建設・岩倉建設
本体着工/完成年	1986年/1998年
撮影日/PC入力日	2015.08.21/08.23
メモ・写真集	1～22
近代的なダム完成の経過をみるとき、長期間に亘るダム建設の差し止め訴訟があったことを特記する。
この地は先住アイヌ民族の「聖地」であり、アイヌ文化を伝承する重要な地であった。ダムが完成すると、水没する
農地はその面積の1/2にも及び、小積雪で競走馬の牧場に最適なこの地での補償交渉も難行し長期化していた。
9年間にも亘る交渉も、1984年（昭和59年）に妥結した。しかし、故萱野茂元参議院議員や故貝澤正はこの妥結内容
や補償を拒否し訴訟へと進んだ。その中でアイヌ民族を先住民族であることを国が認める判決を引き出した。
このダム建設で留意した工事内容で「魚道の設置」がある。鮭や、シシャモ、サクラマスの遡上に配慮した。
特にサクラマスの生態は、孵化後一年間は河川で生活することなど、人工孵化が難しく、その資源確保のため魚道が
設置された。（孵化後、川に残るのはヤマメ、成長して海に下るのがサクラマス）