憂さ晴らして今日も生きる日記

今日も憂さ晴らして生きてる現実逃避が得意なさすらいの介護人
いつかはエッセイとか書いて雑誌に載りたい!という幻想中?

憧れの善光寺(ナンパ?!編・前編)

2009年06月01日 | Weblog
私が、母親と喧嘩して別行動し、いい年ぶっこいた女が1人、
蕎麦屋の裏側の花壇に座り込み、左手におやき、右手にソフトクリームを持って
交互に食っている姿はきっと異様だったに違いない(笑)
だってさぁ~おやき目的だったから朝からほとんど何も食べずに我慢してきて、
飲み食いせずに2時間ちょっと並んだんだもん、腹も減るしさ、まわりの目
なんか気にしてられない(笑)

で、私はかまわず、1人、ボーっとムシャムシャと食べながら、
「 あぁ~ここが昔付き合った彼の地元か。。。なんか不思議な感じだなぁ~ 」
とか、
「 なんか、東京ラブストーリーの赤名りかみたいだなぁ 」
とか、
「 かあちゃんと喧嘩しちゃってちょっと後悔だなぁ・・・ 」
って、色々な事を思いながらも至福の時を過ごしていると、
食べてる私に笑顔で人の良さそうな1人のおじさんが話しかけてきた。
長野のその地元訛りで、
「なぁ~にぃ~。うまいか?」
「どっから来た~?」
「柱触ってきたか?」
と、話しかけてきた。
私は、これこれこういう理由でツアーで来て、で、腹が減って喉が渇いたから
食ってるんだと話してみた。

仕事のことを聞かれ、私は、今回6月末で仕事を辞めなければならなくなった
経緯を話し、次こそは良い職場へ行けるように!と、それも善光寺へお願いしに
来たと話をした。
すると、
「あんたが長野に居るんだったら一緒に仕事探してやるのになぁ」
「紹介してやれるところがあるかもしれん」
とまで見ず知らずの私へ嘘でもそんな話をしてくた。
なんか、今の私にはこういう優しい言葉が身にしみこんでくるのだった。

で、年齢を聞かれ、正直に答える。
「若いのぉ~!周りから若いと言われるだろ?
「旦那は?おるのか?」
と、聞かれ、私は独身だと答える。
すると、
「あぁ~今のこのご時世、結婚しない女性は多いぞ!」だって。
じいさんなりに慰めてくれたんだろう(笑)
もう、ツアーでの滞在時間もタイムリミットが近くなっていたんだが、
なんか、自分のおじいちゃんと話しているような感覚になって、
地元の人と交流するのも良いもんだなぁ~と思い、食べながら色々と
話こんでしまった。
日焼けして大変だった、と話をすると、
「女の人はこう塗るの(日焼け止め)あるからええやろ」
「今の人たちは恵まれてる。戦争を知らないし。良い時代に生まれて」
と、言うのだ。
「おじさんは戦争経験者じゃないでしょ?」と聞くと、
そのおじさん、オモムロに免許を見せてくれた。
生年月日を確認すると、「 大正9年10月17日 」と記載されていた。
すげぇ~。
90歳!とてもじゃないが、ヨボヨボなんて言葉とは程多い若さをもつ。
お話もしっかりしてるし、腰も曲がってないし、耳も聞こえる方だ。
いまどきの話題も持ってるし、すげぇ~スーパーじいちゃんだった(笑)
今日は善光寺へはバイクに乗って来たんだと言う。
20キロ乗ってきたというから驚く。
母親と喧嘩してちょっと気分があまり良くなかった時に話しかけてくれたことに
ちょっと感謝しつつも、もうタイムリミットだ。私は席を立ちたいんだが
じいちゃんの話はつきない。

 → 憧れの善光寺(ナンパ?!編・後編)続く

最新の画像もっと見る