宿題

　９月７日（日）　対戦相手：突然の提案

　都内某所

　

　Ｓｏｕｎｄ　Ｈｏｒｉｓｚｏｎさんのリハーサル最終日です。衣装は今日はありませんが、本番で使うウィッグ（かつら）と小道具を着けての通しリハなのでした。最終通し稽古を経て、いくつか追加された項目の中で、なんとフリーにマイム出来る箇所が２小節（ダンスや歌の世界ではワンエイトとも言います。）も作ってもらいました。多分日替わりメニューで勝負する予定ですが、ワンエイトでどこまで出せるかはこれからの課題ですね。

　

　通しの前に個別リハがありまして、やはり出番の無い時にはみんな各々がアップしたり、ボクはトレーニングチューブで筋力アップしたりしてますが、男性人何人かが集まって

　

　若本選手権！

　

　“若本”というのは先月のラジきたでも言いました（お急ぎの方は２分２０秒くらいをお聞き下さい。）が、最近ボクがはまってる物まねがありまして、人造人間セルの声をしてる若本規夫さんという声優さんの声が印象的だという話をしましたら、それに賛同する人が結構多く、それを出演者男子３人で争うのが『若本選手権』なのです。

　

　空き時間が多いと選手権が開催される法則がここにある。

　

　今まで自分では結構似てると思ってましたが、３人エントリーで３位でした。声を発した瞬間に負けてたね。闘う前から完全に負け犬だったワン！

　

　通しリハが終了して、全員で「お疲れ様でしたー！」の声と共に大きな拍手。ひとつの作品を作り上げた仲間にしかわからない感動がそこにはあるのでした。役やパートごとのダメ出しがあって、それを再確認して、じゃあ明々後日ね。という時に

　

　「あ、アレやっとこう！」

　

　振付師さんが思い出したように言いました。“アレ”とはまだ完全に固まっていない曲の事で、メインで歌う人は出来上がっているのですが、ダンサーさんや役者などの脇がどう絡むかが決まっていませんでした。まあ出てもその曲のイメージでフリーに動くくらいだろうと思っておりましたが

　

　「じゃあ、次はボックス！はい、そこでしゃがんで、ワンツースリーフォー…」

　

　１曲振付けられましたがな。ってな訳で踊りますが、リハの時間の関係でこの振り付けのあわせ確認は小屋入りしてからの持ち越しになりました。だって覚えられないんだもん。本編は完璧（今日は一箇所出トチリましたけどな。）ですが、最後の最後で

　

　苦手な宿題が出た。

　

　ちゃんと踊れてるかは皆さんの目でお楽しみ下さいな。