７月８日（木） 対戦相手：季節のお題
渋谷
東急セミナーＢＥ渋谷でのパントマイムの先生の日です。先週に続いてテクニックは『スローモーション』です。先週も書きましたが、このスローモーションというテクニックは“劇的なシーン”を表現するのに使えます。日常で劇的なシーンといったら
アソコに白い毛が生えていた。
とかですか？あ、ワタクシ、まだ黒々としておりますよ、聞いてないか？で、このスローモーションがあまり効果的じゃないシーンもあるんです。衝撃をスローで表現しますから、最初っからスローなものは効果なしですね。太極拳とかは、もう全く意味を成しません。あと、動きが遅くなりますから、動きの小さいものはやっぱり効果が出ません。
メール打ってたりとかね。
そんな事を交えて、まずは先週生徒さんがやった動きをおさらい。次のお題は野球です。ひとりで何役も行います。設定は９回裏２アウト、ランナー３塁。まずピッチャー。投げる。この一球で終わりのつもりで渾身の力で投げる。次にバッターになります。ボールを良く見て打つ！改心の当たり。次が外野。必死に追う。ボールの下に入って、これでゲームセットだぁ！
頭に当てる。
宇野（元中日）か！？そして落球。急いで拾う。そしてホームに返球。次がランナー。落としたのを見てホームベースに全力疾走。そしてスライディング！果たして…アウト？セーフ？
絵が浮かんできますでしょ？
このスローモーションは脳内で映像編集が出来れば意外と簡単ですよ。映画監督のつもりでシーンを切り取って表現していくのです。でもね、
女性は野球が良く解らないみたい…。
なので、もうちょっと誰もが経験した事のあるお題で、『スイカ割り』。目隠ししてグルグルと回され、棒を持って手の鳴る方へ移動。棒を振り下ろす。失敗。地面を叩いた感触も表現します。次の手の鳴る方へ移動し、また振り下ろす。これまた失敗。皆が誘導する方に動き、そして渾身の一振り！
叩いたのは何でしょう？
そこから先は即興ですからそれがスイカだったのか、別のものだったかは生徒さんたちの感性ですね。まだ梅雨も明けきらないですが、一足お先に夏を満喫してもらいました、
マイムで。
次回はスローだけでなくストップとコマ送りも交えてお送りいたします、乞うご期待。
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