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たぶん日記

なんということはありません。

レベル3

2007-03-01 15:39:38 | 
 ジャック・フィニィの『レベル3』を読みました。 読書家Tさんからお借りしている一冊です。

 以前紹介した『ゲイルズバーグの春を愛す』と同じく、現実と空想のはざまを行き来する物語の短編集です。 私としては『ゲイルズ~』の方が親しみやすい作品がおおかったです。

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震える岩

2007-02-24 12:12:11 | 
 宮部みゆきの『震える岩 霊験お初捕物控』を読みました。 読書家Tさんからお借りしている一冊です。

 赤穂浪士の討ち入りから100年後。 霊感をもつお初がみつけた少女の遺体。 そこからつながる事件と死人憑き。 ともに行動する古沢家右京之介と、その父親との確執。 隠されていた忠臣蔵の真実とは? 事件はどのような結末をむかえるのか?

 著者の作品を過去にもいくつか拝見していますが、どれもアニメのようだなぁと感じています。 それくらい情景が思い浮かべやすい、わかりやすい描写なんでしょうね。 それに最後までスイスイと読ませる力があります。 展開のもっていき方でしょうか。 読みやすい文章、というのもあるかも。

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われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う

2007-02-20 05:04:47 | 
 土屋賢二の『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』を読みました。 哲学教授である土屋先生の、ユーモア・エッセイ集・第二弾です。 第二弾ですが別に続きものというわけではないので、この一冊から読み始めてもまったく問題はありません。

 「わたしのギョーザをとって食べた人へ」「助手室に入ってはいけない理由」「ピアニストへの長い道」「女性を徹底的に賛美する」「わたしのボールペンをとった人へ」「妻への詫び状」「論よりだんご」などなど、そのタイトルをみただけで興味をそそらせてくれます。
 「これが哲学の先生なのか?」と疑問視してしまうほど、とにかく面白い文章です。 回りくどかったりしつこかったりするのですが、そこがまた笑えます。 著者紹介からしてすでに笑わせてくれます。 慣れていない方が人前で読んでいるとおもわず笑ってしまってちょっと恥ずかしくなるかも知れません。

 ブログを書くうえで、私は土屋先生の文章をけっこう意識しています。 意識はしているのですが、表現できているとは保障いたしません。 保障できるくらい表現できているのであれば、私もまた土屋先生のようにユーモア・エッセイ集を出版することができるはずです。 しかし「出版の見込みはない」ので、そこから逆説的に考えてみれば、「保障はできない」ということが照明されます。 とまぁ、こんな感じかな。

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 著書の後書きかなにかで読んだのですが、ご自身のサイトもあるそうです。 いい機会なので検索してみました。

 → 土屋賢二の公式ホームページ・不完全版

 さすが先生です。 しょっぱなのページからニヤリと笑わせてくれます。 「けんじ板」という名前の掲示板は、書き込み頻度がかなり高いようですね。 すごい。

第二ファウンデーション

2007-02-20 04:39:41 | 
 アイザック・アシモフの『第二ファウンデーション』を読みました。 ファウンデーション・シリーズの第三弾ですね。 今作も二部構成になっています。

 第一部。 ミュールに征服されてしまったファウンデーション。 しかしまだ「第二ファウンデーション」が残っている。 そう考えるミュールはその探索の旅に二人の人物を送り出す。 第二ファウンデーションは存在するのか? それはいったいどの惑星にあるのか?

 第二部。 ミュールがその短すぎる寿命をおえてから後の世界。 ファウンデーションの中に、ともにセルダン・プランのために設立されたと噂される第二ファウンデーションへの反感の気風が高まってくる。 自らの指揮権をとりかえすべく、第二ファウンデーションの存在を確信してやまない一部の知識人たちが探索を開始。 その頃、ミュールの後を引き継いだ無能の「第一市民」がファウンデーションへの攻撃に乗り出す。 戦争の行方は? ファウンデーションの安否は? そして第二ファウンデーションは?

 やっぱりすごいですアシモフは。

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ゲイルズバーグの春を愛す

2007-02-19 22:10:50 | 
 先週のことですが、ジャック・フィニイの『ゲイルズバーグの春を愛す』を読みました。 読書家Tさんからお借りしている一冊です。 素敵なタイトルですよね。

 位置づけとしてはファンタジーでしょうか。 といっても剣や魔法はでてきません。 「幻想的」という意味でのファンタジーです。 10の物語を記した短編集で、読んでいて感じたのは「古きよき時代」をテーマにした作品が多いという点です。 ノスタルジック(懐旧の念を起こさせるさま。郷愁にふけること)という言葉がよく似合います。

 しかし著者の文章には「懐古主義」の一言では片付けられないような良さがあります。 理屈のない、説明のつけられない顛末だったりするのでズバリ「好みだ!」とは言えませんが、後半に掲載されていた『大胆不敵な気球乗り』『コイン・コレクション』『愛の手紙』の3つは好きになりました。

 『大胆不敵な気球乗り』は、家族が不在の間に、日曜大工のように自宅で気球を作ってしまった男のお話です。 はじめての飛行で近所にすむ女性にみつかり、乗せてくれとせがまれます。 気球を改良したあと、彼女をのせた2回目の飛行はワクワクするような空の旅となり、2人の間に言葉ではあらわせないような共通の気持ちが残ることになります。 後日、2人は再会するのですが………。 空を飛ぶシーンの描写と、ラストの展開などに「ええな~」と思わされました。

 『コイン・コレクション』は、偶然てにいれたちょっと珍しいコインがきっかけで、並行世界(パラレルワールド)へ行ってしまう男のお話です。 「もしもあの時、こうしていたら……」という思いがそのまま実現している並行世界で、男は別れたはずの女性と結婚生活をおくり、仕事も順調という快適な生活を送ることになります。 しかし、その幸せはそう長く続きません。 そして………。 ポケットの中の小銭から、並行世界のコインをさがしだす彼の気持ちはすごくよくわかります。
 
 『愛の手紙』は、過去の女性と文通をすることになる男の、ちょっと切ない恋のお話です。 ある日かってきたふるい机にあった隠しひきだし。 その中には過去の女性が記したらしい一通の手紙が入っていました。 ある方法で返事をおくった彼は、その女性と恋におちるのですが………過去へ手紙をおくる方法に、著者らしさを感じられました。 映画『イルマーレ』が似たような設定ですね。 文庫の表紙のイラストは、おそらくこの話をイメージしたものだろうと思われます。

 ちょっとピントがはずれているかも知れませんが、ジャズを聞きながら読むのにいいなぁと思いました。

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文章を書くヒント

2007-02-11 10:54:27 | 
 外山滋比古の「文章を書くヒント」を読みました。

 古本屋さんへ寄ったときに予想外の出費になったことは彼女のブログでご覧いただけるので割愛します。
 そのときに、この文庫本をふくめて数冊の古本を一緒に買ったのですが、支払いは「予想外の出費」でついたカードのポイントだけで済んでしまいました。なんだかな、この落差は。

 この本を選んだのは彼女です。ブログを書くのに参考になるかも?と考えたのでしょう。内容はそのものずばり、文章を書くためのヒントです。普段から文章を書いている人にとってはごく基本的なことですが、うなずけることや勉強になることがいろいろと書いてありました。
 この本そのものが読みやすくて、一時間もあれば読み終えてしまえます。彼女が私のパソコンでゴソゴソしている間に、ちょっと興味をひかれてパラパラとめくっていたらそのまま最後まで読んでしまいました。

 さてさて、当の彼女はこれを読んで勉強するのでしょうか。買ってしまうと満足するタイプなので、きっと放置されるんでしょうね。いいこと書いてあるのに、もったいない。

 詳細についてはAmazon.co.jpをご参照ください。

 PHP文庫からの出版なのですが、ここは心温まる本やためになる本をいろいろ出されていますね。めったに買うことはないのですが、わりと好きな出版社です。

ファウンデーション対帝国

2007-02-07 20:33:16 | 
 アイザック・アシモフの『ファウンデーション対帝国』を読みました。正月に買いなおして読んだ『ファウンデーション』の続編です。一作目は5つの短編で構成されていましたが、近作は2つの中篇で構成されています。

 第一部。銀河帝国を再興するためのプロジェクトとして生まれたファウンデーションは、過去の心理歴史学者セルダンが計画したという『歴史的必然性』により近隣諸国をその勢力下においていく。しかしそのせいで、滅びつつある旧帝国の、しかしまだまだ強力な攻撃力を維持している帝国軍に狙われることになる。セルダン計画はどうなっているのか?今回もまた必然性により回避できるのか?その手段とは?
 第二部。突然あらわれ、ファウンデーションを、さらには銀河そのものを併合してしまうほど急激に勢力を伸ばしていく『ザ・ミュール』。謎をまとったその人物から逃れる旅の途中で、主人公たちは「もう一つのファウンデーション」が存在することを知る。歴史上で秘められたままになっている「第2ファウンデーション」の役割とは?そしてそれが存在する星は?

 言うまでもありませんが、スゴイです。さすがはアシモフ。

 詳しくはAmazon.co.jpをご参照ください。といってもあんまり参考にはならないかも知れませんが。

 人様からお借りした本があるのでそちらから先に読み終えてしまいたいのですが、このところ読書できる時間といえば職場の食事休憩くらいしかありません。しかし空気が汚くてとても清潔とはいえない職場に、お借りした本をもっていくわけにもいきません。というわけで自分の蔵書ばかり進んでしまいます。
 いつも「押し付け本だし、急がないからいつでもいいよ」と言ってくださる読書家Tさん、申し訳ありませんがいましばらくお借りさせていただきます。甘えてばかりですみません。

和羅辞典

2007-02-02 15:17:43 | 
 「和羅辞典」ときいて「なんだそれ?」と思われる方は多いかも知れません。この「羅」は「羅典(ラテン)」の略。つまり「ラテン語の辞典」なんです。

 「なんでラテン語なの?」と疑問に思われる方はさらに多いかも知れません。過去の言語であり、今の時代では会話として常用されていない言語の辞典なんかどうしようというのでしょうか。これが届いたときは彼女にもさんざん聞かれました。

 えー、面白みも何もない答えで申し訳ないのですが、「ただたんに興味があっただけ」のことなんです。ラテン語が読めたからといってどうというわけではありませんし、そもそも英語もまともに話せない男がラテン語を独学したところで身に付くとは夢にも思っていません。

 なんですが、なんか気を惹かれるところがあるんです。

 4200円という価格だったので、注文したときは「それなりに厚さのあるものだろうな」と思い込んでいたのですが、届いた辞典はせいぜいハードカバーくらいの厚みしかありませんでした。なんかちょっと拍子抜けです。

 それでもパラパラとめくって眺めているだけで、なんだかそれらしい気分になってくるから不思議です。「それらしい気分」がどういう気分なのかは言葉でうまく説明できませんのでここでは割愛します、と書いておけば「あぁ、余計なもの買ってしまったって後悔しているけど、とりあえず買ってしまった手前、強がってみせてるんだな」とご理解いただけることでしょう。
 いいんです、いいんです。たとえ理解できなくても無意味でも、街角やバーでさりげなく読みふけっているフリをしておけば、もしかするとそれをみかけた誰かが「あ、なんかちょっといい雰囲気」なんて勘違いしてくれるかも知れません。そういう楽しみ方でいいんです。人生、見た目と形です。

 ちなみにこの辞典は「日本語→ラテン語」に訳すためのものです。「ラテン語→日本語」については、『田中辞典』という愛称で親しまれるほど、その道ではかなり有名な『羅和辞典』というものがあるそうです。そちらは市立図書館に蔵書があるので、近いうちに一度目を通しに行ってみようと思っています。

 詳細についてはAmazon.co.jpをご参照下さい。

恋する男たち

2007-01-28 22:55:24 | 
 『恋する男たち』を読みました。6人の女性作家による短編集です。著者とタイトルは以下の通り。

 篠田節子  「密会」
 小池真理子 「彼方へ」
 唯川 恵  「終の季節」
 松尾由美  「マンホールより愛をこめて」
 湯本香樹実 「マジック・フルート」
 森まゆみ  「谷中おぼろ町」

 どれももちろん素敵な作品なのですが、中でも私が「いいなぁ」と特に感じたのは「密会」と「マジック・フルート」でした。

 もともと湯本香樹実の著作を調べているうちに見つけたのがこの本でした。老人と子供との交流をテーマにいくつかの作品を書かれている著者が、どういう登場人物をつかってどういう「恋」を描かれるのか、に興味を惹かれました。
 「マジック・フルート」は、おばあちゃんの幽霊がでてきたり主人公の男の子のカンがやけに冴えたりと、ちょっと非現実的なエピソードが含まれているのですが、全体にただよっているその雰囲気がとても気に入りました。
 いっけん「心を病んでいる」ようにみえる女性が登場するのですが、見方をかえれば、その女性こそがしっかりとした何かを心に秘めているようにもみえる、その「どちらが本当なのかわからない」ような微妙さも好きです。えー、こんな感想ではわけがわからないと思いますが、言葉が足らない私をどうかご容赦ください。そして機会があれば一度ご覧になってみて下さいね。もしかすると私が言わんとすることを感じていただけるかも知れません。

 「密会」は、大人として一人前の生活を築いている男性が、一人暮らしをしている母のもとへ、あまりの居心地のよさに通ってしまうという内容です。その「黙っていてもわかってくれる」関係というのがよく伝わってきて、いいなぁと思わせてくれます。私の母親ではありえないような良さです。私の母親が作中の母のように清楚でしとやかだったら、きっと実家を離れたりはしなかったでしょう。実家を離れたとしても、もっと近くに住んでいたか、あるいはもっと頻繁に帰省していたはずです。私の母親はむしろ、実家を積極的かつ速やかに出て行きたくさせるようなタイプです。これでも表現としては控え目すぎるかも知れません。

 いずれの作品にしろ、女性からみた「恋する男性」を描いてあります。言い方を変えると、女性からみた「なんかこういう男っていいんじゃない?」という男性が描かれているわけです。これは興味深い点ですね。ひとりの男性として、考えさせられるところがあります。

 考えてみたところで自分ってものはなかなか変わらないんですけどね。

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西日の町

2007-01-21 08:22:22 | 
 湯本香樹実(かずみ)の『西日の町』を読みました。
 母ひとり子ひとりで暮らす「僕」と、ある日ふらっと現れた母の父親「てこじい」。『夏の庭』と同じく、老人と子供との交流がテーマになっているようです。
 てこじいの目の前で爪を切る母、てこじいの指のことなど、印象に残る場面がいくつかありました。人物にたいする細かな描写や表現がよくて、話がくどくなる叔父のことなど、「あぁ、こういう人いるよなぁ」と素直にうなずかせてくれます。
 ただ、すらすらと読めたものの、残念ながら『夏の庭』ほどの感動はありませんでした。てこじいの個性が強すぎて、「僕」と自分との境遇に共感をもてなかったのかも知れません。

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ファウンデーション

2007-01-17 15:05:52 | 
 アイザック・アシモフの『ファウンデーション』を読みおえました。アシモフは学生の頃からのファンで、同書は数え切れないくらい読み返しています。人に貸してはなくなってしまい、買い換えたのも数回目です。

 太陽系をはるかに超えて、銀河系全体にひろがり住んでいる遠い未来の人類。そしてそれを統べる大銀河帝国。しかし帝国はすでに衰退に向かって進みつつあり、その後の暗黒時代の到来はまぬがれない運命となっている。
 そこに登場したのが数学者ハリ・セルダンと彼が考え出した『心理歴史学』。「暗黒時代の到来はさけられない。しかしその期間を短くすることはできる」というセルダンの主張からファウンデーション(植民地)が誕生する。こうして第二の大銀河帝国の再興へ向かう歴史の幕が開かれたのだが………。

 本書はそのとっかかりとなる第一作目です。「SF」といってもアニメのように子供じみた戦闘シーンがあるわけではなく、宇宙を舞台にしたミステリとなっています。
 ファウンデーションの活躍もすごいですし、そのファウンデーションにも秘密が隠されています。それどころか(ずっと先の巻でのことですが)心理歴史学そのものにも秘密が隠されていたりします。
 もうとにかくすごい。アシモフはすごいです。この後10冊以上続くファウンデーションのシリーズもさることながら、ロボットシリーズもすごいですし、安楽椅子もののミステリだってすごいです。著作はすべて読んでいただきたいくらい。
 とまぁ、アシモフについて語り始めるとキリがありません。いくら言葉を尽くしても足りないくらいですし、そこまで書けるほど持久力がないのでこれくらいにしておきます。

 詳細についてはAmazon.comをご覧下さい。

 余談ですが、なぜこれを読み返したかというと………その原因はコインランドリー。正月、実家に帰省したときのこと。それも元旦の話です。
 古いコタツ布団を洗濯してこい!というお袋からの命令でコインランドリーへいったのですが、あいにくなことに時間をつぶす物も場所もありません。元旦なので当たり前ですよね。
 仕方がないので近所の書店へいき「何かないかな~?」と物色することにしました。最初は旅行雑誌でも立ち読みして過ごそうと考えていたのですが、ボケボケと歩いているうちに急に「そういえばファウンデーションがまたなくなってたっけ」と思い出しました。探してみると運良くとりそろえてあったので購入し、コインランドリーにもどってさっそく再読しはじめたのでした。

 読みおえたのは昨夜の職場での休憩中のことですので、2週間以上もすぎていますね。この頃はこのように休憩時間や一人での食事中、あるいは寝る前の短い時間をつかって読むことが多くなりました。たまにはたっぷりと時間をとって、読書にぼっとうしたいものです。

 読み返してみて「やっぱりアシモフだよな~」と満足感にひたれました。これを機に、シリーズをまた読み返していこうと思います。

夏の庭

2007-01-17 14:45:43 | 
 一日にいくつでも記事が投稿できることに、今頃になって気がつきました。
 せっかくなので読んだ本については別枠で記していくことにします。

 数日前のことですが、湯本香樹実(かずみ)の『夏の庭』を読みおえました。
 小学校6年生の夏休みに、「人の死をみてみたい」という興味本位から、とあるおじいさんを監視しはじめた3人の少年。その少年たちとおじいさんとの交流を描いてあります。
 泣けました。さくさくと読めます。小学生や中学生に読ませるよりも、もっとずっと大人になってから読むほうが心に響くと思います。

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