乙一の『石ノ目』を読みました。 図書館で借りた短編集です。
『石ノ目』 目があうと石にされてしまう『石ノ目』のお伽噺。 写真家だった母。 幼い頃に離別。 行方不明。 美術教師になった主人公。 知人と山に入り、遭難する。 孤立した生活をする老女の世話になる。 まるで生きているかのようにみえるたくさんの石の像。 老女は本当にお伽噺にでてくる石ノ目なのか?
『はじめ』 友達とふたりででっちあげた鶏のヒナ殺しの犯人「はじめ」。 いつしかそれは空想の世界で実在の人物のように生活をしはじめる。 それが当たり前のようになっていたある日、町の地下にはりめぐらされた下水道で子供が行方不明になり………。
『BLUE』 アジア人の骨董屋でみつけた不思議な生地。 そこから生まれた5つの人形。 王子、王女、騎士、白馬、そして見た目が醜いブルー。 代が代わり、いつからか引き取られていた骨董屋から、プレゼントとして買取られていった人形たち。
『平面いぬ。』 ある日、軽い気持ちで中国人の女性に彫ってもらった犬のイレズミ。 それがまるで生きているように体中を動きはじめる。 そんなおり、父、母、弟までもがガンで半年の命を宣告される。 犬と自分との対比。
ひとつ前の記事で紹介した『しあわせは猫のかたち』ほどの感動はなかったのですが、さくさく読めたし悪くなかったと思います。 作品としてはこちらの方が古いようです。
詳しくはAmazon.co.jpをご参照ください。
著者は1976年生まれなので、私より6つ7つ年下です。 17歳で作家としてデビュー。 大学在学中も執筆。 大学は文系でなく理系。 年下の作家さんが活躍しているのを知るたびに「すごいなぁ」と感動するこの頃です。
著者の顔写真をみて意外に思いました。 もっとごっつい、どちらかというと太り気味な人をイメージしていたからです。 写っていたのはわりと細身の、よくいる学生風な人でした。
表紙の裏に「著者の言葉」というのが記されてました。 実にシンプルなペンネームの由来についてです。 ちょっと笑えました。
『石ノ目』 目があうと石にされてしまう『石ノ目』のお伽噺。 写真家だった母。 幼い頃に離別。 行方不明。 美術教師になった主人公。 知人と山に入り、遭難する。 孤立した生活をする老女の世話になる。 まるで生きているかのようにみえるたくさんの石の像。 老女は本当にお伽噺にでてくる石ノ目なのか?
『はじめ』 友達とふたりででっちあげた鶏のヒナ殺しの犯人「はじめ」。 いつしかそれは空想の世界で実在の人物のように生活をしはじめる。 それが当たり前のようになっていたある日、町の地下にはりめぐらされた下水道で子供が行方不明になり………。
『BLUE』 アジア人の骨董屋でみつけた不思議な生地。 そこから生まれた5つの人形。 王子、王女、騎士、白馬、そして見た目が醜いブルー。 代が代わり、いつからか引き取られていた骨董屋から、プレゼントとして買取られていった人形たち。
『平面いぬ。』 ある日、軽い気持ちで中国人の女性に彫ってもらった犬のイレズミ。 それがまるで生きているように体中を動きはじめる。 そんなおり、父、母、弟までもがガンで半年の命を宣告される。 犬と自分との対比。
ひとつ前の記事で紹介した『しあわせは猫のかたち』ほどの感動はなかったのですが、さくさく読めたし悪くなかったと思います。 作品としてはこちらの方が古いようです。
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著者は1976年生まれなので、私より6つ7つ年下です。 17歳で作家としてデビュー。 大学在学中も執筆。 大学は文系でなく理系。 年下の作家さんが活躍しているのを知るたびに「すごいなぁ」と感動するこの頃です。
著者の顔写真をみて意外に思いました。 もっとごっつい、どちらかというと太り気味な人をイメージしていたからです。 写っていたのはわりと細身の、よくいる学生風な人でした。
表紙の裏に「著者の言葉」というのが記されてました。 実にシンプルなペンネームの由来についてです。 ちょっと笑えました。