国交省に電話で問い合わせましたが、担当者からの回答は
まだ国際標準はできていないとのこと。やはりお国によって事情が違うから標準化は難しいのでしょうね。
でも、色覚に不便を感じている方にとっては(意外に多いのです)、場所によって違っていると混乱するのではないでしょうか?
早く、何らかの基準ができてくるといいなと思います。
ただ、色に関しては何色にすべきという基準はできないはずです。色の見え方は、単純ではないですものね。
今現状のガイドラインは
形の寸法についてはJIS規格に基づきます。
色については、「黄色が基本」とありますが、以前はグレイのアスファルト舗装がほとんどだったため、明度差のある黄色は確かに見えやすかったのでしょうが、
最近はいろいろな色のタイル舗装をされている道路が多いので、一概に見えやすい色が黄色とは言えません。
なので、結局は「自由」なのです。
悪い例としては、道路と同じ色であることくらいです。
輝度比は2,0とされています。
コントラストをつけることによって弱視の方に分かりやすくなっているということです。
点字ブロックができた経緯については、次のリンクが分かりやすかったです。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/thu/40506.html
私としては、黄色は、駅や空港では有効だと思うのですが、
景観的に街中では黄色は目立ちすぎると思っています。
とくに歴史的な保存が必要とされるような街は黄色は似つかわしくないように思われます。
もちろん、「安全」重視なので、明度差をきっちりととることは大切ですが、
黄色でなくとも路面の色によっては濃淡は付けられますよね。たとえば
薄いベージュと濃いブラウン、薄いオレンジ系ピンクとテラコッタ色、ライトグレイとダークグレイなど。
オフホワイトやブラウン、グレイなどのセパレーションカラーを使ってよいかもしれません。
路面の色は周りの景観との調和やコンセプトカラーから導き出されるので、そこから必然的に点字ブロックの色も考えられるでしょう。
また、私が常々思っているのは、
なぜか路面にタイルのデザインが施されていることです。
デザインということはいろいろな色が使われているということです。
確かに路面だけのデザインとして見ていると、個性的できれいなのですが、
日本は特に色があちこちに使われているため(建物、看板、自販機など)、道路だけはすっきりと単色にしたほうが
きれいだと思います。
それに安全面からいってもいろんな色が地面にあると、明度差のため、でこぼこになって見えたり、目が回ってきたりして、高齢者にとってはとても不快な感じがする可能性があります。
小さな面積でアクセントとして、楽しいタイルがカラフルに張られているのはいいのですが。
うちの自宅から駅に行くには歩道橋を渡るのですが、その歩道橋にはいろんなデザインのタイルがはられていて、実際私はときどき目まいがします。
そんなところにお金と労力をかけるなら、手すりの安っぽいブルーの色をもっと高級感のあるブルーに変えてほしい~~っていつも思います。 絶対そのほうが長い目で見たとき、メンテナンス面でもコスト面でもよいと思います。持続可能なロハスデザインも望まれます。
時間軸、空間軸、人間軸で計画してほしいと願います。
そういえばタイルって、何年か前のタイルを注文しようとしてももうすでに欠品になっていることがあるんですよね~
自宅のガレージが液状化で壊れて修理する際、同じタイルが見つかりませんでした。。。
うちは塀は無事でしたが、自宅ごと新築したところは本来住宅は同じ塀のブロックを使っていたのですが、そこだけ全く別の塀になってしまいました。
どうせ新築するなら、ちょっと変わったブロックを使いたいという個人も多いでしょう。ですが、街並みを考えた時には、そろえたほうがきれいなのですが、こればかりは強制できないのです。今のところ。条例などありませんから・・・それにそうしようと思っても、ブロックはきっと欠品です・・・
うちが外壁を塗り替えるとき、前と同じ色にしました。みんな不思議がりました。カラーコーディネーターだからさぞかしきれいな色に変えるんだろうと思ったのかもしれません。
いえいえ、変えないほうが良いのです。その色は最初から他との調和を考えてその色にされたはずなのだから。外壁は奇をてらわないほうがいいのです。
話がちょっとずれてきたのでこの辺で。。。。
これからの道路の色に注目!
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