goo blog サービス終了のお知らせ 

ほぼ毎日のぼやき・つぶやき

タイトルそのまんま。下らないことを徒然と。

グラスホッパー

2008-06-18 21:31:17 | 読書日記
そういえば日曜日にがーっと読み終わったのよ。
面白かったあ!

だけど、、、これ、何作品めだ?

何か村上春樹っぽいなあって気がしたの。
幽霊と喋っちゃうところかなあ。
別の世界と繋がっちゃうところかなあ。
何か村上春樹っぽいなあと思ってしまった。

伊坂幸太郎の面白さってそうじゃないはず!

ウィキペディアか何かに、
オーデュボンの祈りが
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの
世界の終わりパートに似ているって
書かれてたんだけど、そうかあ?

私はグラスホッパーで初めて
村上春樹っぽいなあって思ってしまったのよ。

それまでは村上春樹っぽいって
思った事なかったような、、、

で、そんな私はオーデュボンの祈りが
一番好きだと思うんだよなあ。

まあ全部好きだけどね。

それで、私は
伊坂幸太郎の作品ってやっぱり一貫して、
オーデュボンの祈りに書かれてる、
人を殺した人間が死刑にならない法律なんて、、、
みたいなのがテーマかなって思っていて。

私も常々、そういうのに憤りを感じているから。

「天網恢々粗にして漏らさず」が理想っていうか

世の中そうあるべきだろってね。

そういう意味だよね?

天網恢々粗にして漏らしちゃう世の中なんて
くそくらえって言うね。

で、「人を殺した人間には死を」っていうのが
伊坂作品だと思うんだけど、

とうとう殺し屋が勢揃いみたいなお話しになっちゃった。
「人を殺した人間には死を」、、、

グラスホッパーの中で鯨は
「罪と罰」を永遠にぐるぐるバイブルとして読む訳だけど、
そうか、伊坂作品っていうか
伊坂幸太郎のテーマは
「罪と罰」なんだなあ。

罪と罰ってまだ読み切った事ないけど、
正義のための犯罪は罪か?
罰を受けるべきなのか? 
みたいなことだよね?

伊坂幸太郎って、
罪と罰にエンターテイメント混ぜちゃった感じなのかなあ。

何かさ、罪と罰ってくらーいイメージなんだよねえ。
ロシアっていう土地柄か。

まあとにかく面白かった。
でも村上春樹臭さはいただけなかったな。
そう、幽霊と話しちゃうところとかねえ、

あと奥さんの話し方と
鈴木の話しかけ方がまた
村上春樹っぽさを強めてたかな。

ただ、村上春樹と伊坂幸太郎の絶対的な違い、
決定的な違いは、
伊坂幸太郎の作品のキャラクターは
愛すべき人達ばっかりで、

村上春樹の作品には
愛すべきキャラクターがいないってことかなあ。

それって大問題じゃん!

PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK

2008-05-14 20:13:38 | 読書日記
今読んでるんだけど…

hideがもし20世紀少年んでたら…

是非読んでもらって、
凄い感想聞きたい!

だって…
ロックに出会うまでのhideって
完全にフクベエじゃん!

あ、完全にではないよね。
ただフクベエ的黒さを持ち、
ケンヂっぽさもあり、
リーダーであり、
陰で支える存在であり、
何かひとり20世紀少年じゃん!

浦沢直樹

2008-05-07 13:58:08 | 読書日記
の頭の中を覗いてみたい。

キャラクターが勝手に動いてくれるって
どういうことなんだろう?

一体、最初はどの程度
ストーリーが決まってたんだろう?

結末は見えずに書き出すのかなあ?

最初からフクベエのその先まであったのかなあ。

だってケンヂは全然出て来ないもんね。
フクベエで終わっちゃったらケンヂは一体…
ヒーローのくせに、ってなっちゃうよね?

いや、別の登場の仕方があったんだろうな…
どうかな?

理科室にいたのはカツマタ君?

もういっぱいわからない事があるんだ。

今日でお前は死にました
→実験大好きカツマタ君のオバケ説?

わからなーい!

っていうか、
子供の頃の記憶なんて
そんなもんだっていうけどさ、
お面かぶった子が2人もいたら、
強烈に記憶に残らないか?

もうわかんないよー!
しかもヤケにフクベエとか
サダキヨとかの顔って
見分けつきにくくない?

意識して読む2回目3回目は
なんとか見分けようとして読むんだけど…

まあ重箱の隅をつつくような事は
やめなきゃね、
そりゃ8年もやってりゃ
ボロは出るだろうし…

まあとにかく私は大好きなんだよ。
20世紀少年もモンスターも。

大好きだから完璧にわかりたいの!

悔しい!

凄い!って思うのに
イマイチ理解しきれないから
悔しい!

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

2007-01-21 03:40:45 | 読書日記
いやあ、感動するってこういうことかなあって思っちゃった。
何か、「重力ピエロ」より泣けて来た。
未読で、たまたまここを通りすがっちゃった人は、
先に作品を読んで欲しいと思います。
かなり久々に、もう、色んな人に
「これ読んで!」ってススメまくりたい本です。

まあ「重力ピエロ」もかなりグッとくるお話なんだけどね。
で、かなり私、惚れ込んじゃったから映画化したいって思った程なんだけど。
そんな技術は勿論ないけどね。

ただこの「アヒルと鴨のコインロッカー」は、
登場人物が死んじゃうんだなってのが分かってからが、
もう全てが感動で。
で、読み進んで行くと「死」が待ってるんだなって
先の読めない私でもわかるんだけど、
それが分かると、登場人物の行動ひとつひとつが
何だか遺言を実行してるみたいな気になってきて、
それで感動しちゃうんだけど、
本当はそれだけじゃないんだよね。

何だ、私にも先が読めちゃったよ、って一瞬思うんだけど、
いやいや、こんな私でも想像つくような物語は
いまどき本にならないでしょう。きっと、
想像した以上に騒がしい未来が僕を待ってるんだろうなんて、
マサムネ君みたいなことを言ってみつつ、
一体どんなお話を伊坂さんは用意してるんでしょうか、、、
なーんて偉そうに読んでたら、もう、
私なんてアッー!って2ちゃん風に叫んじゃうくらい、
何でこんなアイデアが生まれるんだろうって
凡人な私は、物語の中身と、これを作り出した伊坂さんに感動してしまいました。

だって、未読の人は絶対、作品を先に読んでね。
本当に、このびっくりは人生に一度しか味わえないからね。
これはどんな小説や映画やドラマにも言える事だけど、
結末の驚きってのはたったの一度だけだから。

で、書くけど、、、、

だってさあ、琴美ちゃんが語り手なのに死んじゃうんだってのは
登場人物の言動から伝わって来る。
現在のお話と2年前のお話のふたつが
交互に語られて行くんだけど、
2年前の話と矛盾した言動を現在の河崎がとってたりするから、
ああ、河崎も思いきり琴美ちゃんの事が好きで、
未練があって、琴美ちゃんが憎まれ口で、本心か分からないけど、
河崎の信条と違う事を「自分ならこうする」って対抗して言ってたのを
覚えていて、それで、死んでしまってから
琴美ちゃんが言ってた事を河崎は実行してるんだ、なんて思ってた。
凡人の発想だね。だけど、まずそれで感動するのね。
で、河崎ってますますかっこいいなって思う。

で、琴美ちゃんはきっとペット殺しの犯人グループに殺されちゃうんだって
凡人の私は考える訳。
そしたら河崎に助けられるから、お、ここで2人は復縁か?
ドルジはそれでまず失恋し、河崎との関係がこじれ、
しかも琴美は結局死んじゃうし、だから閉じこもっちゃうのか?
とかなんとか、、、でもこんなの、
伊坂さんにしちゃあ、凡庸じゃないか? なんて余計な心配までしちゃって。

そしたらもう、凄いどんでん返しが待ってて。
だって河崎が河崎じゃなかったなんて。ドルジがひとりで、
たったひとり残されて、それで、
失ったふたりの思い出をなぞるようにして生きていて、
もう、泣けて仕方ないよ。
もう1回読んだら、読みながらもう1回泣いちゃうよね。
こんなのって、辛すぎるんだけど、
でもブータン人は生まれ変わるってのを信じてる国民性が
当たり前的にあるから、だから決して、
どうしようもなく哀しいわけじゃなくて。
結構幸せな読後感があって、もう、
物凄い感動が私を包んでる気がする。

タイトルは正直、似合ってない気がするんだよね。
かと言って、どんなタイトルがいい鴨わからないけど、って
くだらない事を言ってみつつ、
でもタイトルはちょっと名作っぽい感じがしない。
例えば「朗読者」って凄い感動的なタイトルの気がするんだけど。
あのお話の感動っぷりに似合ってると思うのね。
でも「アヒルと鴨のコインロッカー」は、
お話の感動っぷりと合ってないねえ。
何か、台詞の中にもっといい言葉が、
タイトルにも相応しいような言葉があった気がするな。

それにしても、、、、大感動。傑作だと私は思いました!

『ダ・ヴィンチ・コード』

2006-03-21 19:14:13 | 読書日記
文庫本になってたので、買って読みました!
もーーーう、凄い、凄い、凄い!
ヨーロッパの歴史って本当に、、、宗教そのものって感じだなあ、、、
そこが日本人に解らないところなのかなあ、今の国際問題は、、、
なーんて思いながら、
続きが気になって仕方ないので、夢中で読んでました!

ただ、読み終わってみると、、、うーん、
何かちょっと中身のあるシドニイ・シェルダンって感じかなあ、感想は。
次がどうなるのか気になって仕方ないから
むさぼり読むのだけれど、感動はなかったな。
読んでる間は「面白い面白い面白い!!!」なんだけど。

エンターテイメントには富んでいたと思います。
まあ、事実に基づいて書かれてあるとのことだし、
いろいろ物知りになれて良かったとは思います。
実際、読んでる間、面白かったし、インターネットで調べたくて仕方なかったし。
でも、もしネタバレしちゃうと怖いから、
読んでる間は一切ネットには繋がなかったです。

だけど読み終わると、どうでもよくなっちゃった。残念ながら。
でも、キリスト文化とかイスラム文化とかは凄く興味あるし、
聖書とかね。あと仏教にも興味あるし、
とりあえず、手塚治の『ブッダ』が読みたいな!

あ、あと、これ読んで良かったのは、
読書のスピードが凄くこれは出るタイプの作品なので、
この勢いに乗って、最近滞って居た読書を進めたいなって思えた事!
ミステリーはスピードが出るからいいね。