東京のように高層ビルが乱立こそしてはいないが、静岡市はでかい。
県の人口は360万人。
全国10番目である。
静岡市は70万人。
浜松市などは80万もいる。
浜松だけで徳島県よりも多い。
静岡の人間は、静岡を田舎だというがとんでもない。
立派な都会である。
何しろ伊勢丹も松坂屋もパルコまである。
どこかの県庁所在地とは大違い。
しかし、同じ日本人として生まれ、この地域間格差はあって良いものなのかとはたと考え込んだ。
これはほとんど憲法違反だ。
憲法第14条。
法の下の平等。
1票の格差どころの格差ではない。
同じ消費税を払い、同じ住民税を、同じ所得税を払い、この格差。
人が門地で経済的差別を受けない権利があるというなら、生まれた場所によって生まれながらの格差を受けることを、どう説明するのか。
駅前に人が大勢行き交い、人気のタピオカ店には若いカップルが列をなす。
デパートは競って物産展を開催し、高級ブランドも直ぐ手に届くところで華やかな雰囲気を撒き散らす。
駅から歩ける範囲に美術館もコンサートホールもあり、人々は文化の香りを身近に楽しむことが出来る。
そんな街で育つ子供と、そんなものが何ひとつない街で育つ子供の感性には決定的な違いがあるはずなのだ。
ナニ、田舎には自然で得られる感性がある・・・というかも知れないが、そんなものは何処にでもある。
東京にだって山も川もあるのだ。
そして静岡にはあの富士山が🗻
親の因果が子に報い・・・と言うなら、この因果は誰の報いなのか。
鳥取は徳島よりも人口も少ないし、田舎である。
でも、あのダジャレ好きの知事が、あの手この手で頑張っている。
どこかの知事とは大違い。
確固たるビジョンを持った政治家の出現なくして、この地域間格差は無くならない。
何処かの知事が好きな言葉「処方箋」
さて、もう手遅れなのか、それとも有効な処方箋があるのか・・・。