世間の多くが求める「正解」が出ないばかりに長引いている案件は政界にもある。
モリカケ問題である。
日本人の多くが首相の「関与」を疑っていながら、周囲が何とかそれを覆い隠そうと必死。
それは見苦しい限りだが決定打がない。
試合は延長に次ぐ延長。
野党の不甲斐なさが、さらに試合をもつれさせている。
突如、登場した愛媛県知事。
彼の登場で風向きは変わるかと思われたが、ここで思わぬ展開を見せた。
「加計孝太郎と安倍首相の面会はそもそもなかった。担当者が嘘をついていた」という証言が飛び出したのだ。
これは驚愕。
愛媛県の担当者が真面目に丁寧に書き残したメモ。
そこに書かれていた二人の面会と首相の「いいね」発言。
にもかかわらず「会っていない」と強弁する安倍首相。
それを怪しむ世論。
ところがそのメモの根本が「嘘」だったと言う。
これはほとんど掟破り。
こんな不可解を信じろという傲慢さ。
愛媛県知事も怒っている。
「愛媛県や今治市にうそをついていたのなら、まずはわれわれに謝罪と説明をし、その上で記者会見するのが世の中の常識ではないか」。
全くその通り。
モリカケ問題を巡っては、首相の周辺で様々な不可解な出来事が相次いで起こっている。
行政文書の改ざん。
文書の紛失。
文書の再発見。
そして、今回の嘘発言。
こんなインチキ野郎ばかりを周りに侍らせていること自体、安倍晋三には大きな問題があると言わざるを得ない。
一向に改善されないデフレ。
一向に一般庶民が感じられない景気回復。
一向に帰ってこない拉致被害者。
一向に進展しない北方領土。
ベストではないがベターな選択として安倍政権は生きながらえてきた。
確かに代わる人材は見当たらない。
だからといって、このまま続けさせていいのか。
そろそろ神話の崩壊する時のような気がしている。
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