聖書な夜

昨夜、タクシー🚕を拾おうと思ったが、いつもの通りに1台もとまっていなかった。

仕方がないので紺屋町の交差点まで行ったが、やっぱりいない。

まだ11時前だと言うのに。　

鷹匠町の入り口辺りで、漸く1台見つけた。

運転手さんいわく「車はあるけどドライバーがいない」との事。

そう言えば、勤めていた会社の近くの焼き鳥屋が、ランチをやめるのもアルバイトがいないからだと聞いた。

いよいよ人手不足は深刻になっているようだ。

少子化、人口減...。

やがて「ポツンと一軒家」とか「素敵な田舎暮らし」などと言ってられない時代が来る。

人手不足で社会的インフラが維持できない。

流通は滞り、道路の補修も出来ない。

人々は下流の町で、肩寄せ合って生きるしかなくなる。

コンパクトシティと言えば聞こえは良いが。

多様性が様々な価値観を生み、結婚だけが幸せではないと気づいた結果、少子化は先進国共通の病となった。

多様性によって少子化になり、結果、人々は多様な生き方を失ってしまう。

何と滑稽な。

産めよ増やせよ地に満ちよ。

この聖書の教えは真理だな...と、タクシーがなかなか見つからないから気づいた夜でした。