気まぐれロンリー 人生リボーン!

旅好き酒好きオヤジのロンリーライフ。
風に吹かれて何処をさすらう。
明日はいずこの草枕。

濃密な夜

2020-05-02 09:02:58 | 日記

久しぶりに夜の街に出かけた。

自宅で軽く腹ごしらえし自転車で🚲

噂通り閉まっている店が多かった。

 

ライブハウスは青息吐息。

大変だろうなと「寅家」を覗いた。

午後8時。

店はまだ開いたばかり。

 

カウンターでハイボールを飲んでいると寅ちゃんがやって来た。

元気そうだが元気なわけはない。

みんな踏ん張っている。

 

暫くするとSさんがやって来た。

とくし丸の社長である。

 

親会社のオイシックスに入社した新入社員を数人連れて来た。

研修で徳島に来ているらしい。

「こんな時期に」と密になることに恐縮していた。

 

新入社員らはテーブル席に陣取り、Sさんはカウンターでボクと相席。

Sさんは地元の新聞社と放送局に、ある企画を提案したという。

それは地元の飲食店を応援しようというもの。

店を閉めデリバリーに活路を見出そうとしている飲食店を助けませんか。

そいう提案。

儲けなど度外視である。

 

「やるべきだ」と思った。

地元のマスメディアとして率先してやるべきだと。

だが同時に新聞社は乗るかも知れないが放送は乗らないと思った。

ボクがいた会社はそういう会社である。

新しいことに臆病。

儲からないことに冷淡。

 

Sさんに対応した3人の1人に電話してみた。

報道制作局長。

答えは予想通り。

従来のスポンサーとの兼ね合いで営業部門が二の足を踏んでいるらしい。

 

ダサい。

 

国民が自粛を強いられ、民業が疲弊している今、影響力を持つメディアが先頭に立って民心を鼓舞せずどうする。

CMがなくなり公共広告ばかり流れる現状なら空き枠は売る程ある。

局アナが色んな店のデリバリーを食してPRするくらい簡単なこと。

制作だって片手間でできる。

 

窮状に手を差し伸ばせば、もしかしたら将来的にスポンサーになってくれるかも知れない。

そんな下世話な計算すらできない。

 

やれる方法を探らず、やれない理由ばかり見つける。

残念ながらダメな組織の典型と言わざるを得ない。

 

 

話を戻そう。

そんなことをカウンターで話をしている間、カウンターの向こうで寅ちゃんは料理を作り続けている。

テーブル席で腹を空かした子雀たちの餌である。

てんてこ舞いとはこのことか。

作れど作れど子雀たちの胃袋に消えてゆく。

 

これぞ三密。

濃厚接触だらけ。

 

もしここに感染者がいたら・・・。

そう思ってゾッとしたのは今朝のこと。

飲んでる時にはそんなことは気にもならない。

 

さて、コロナウイルス🦠は存在したのかいなかったのか。

答えが出るのは今しばらく先のこと。

 

 


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