悲しきジャンパー

小田原で話題になっているジャンパーの話。
生活保護の不正受給は許さない！というアレです。

テレビではいわゆる識者の皆さんが挙って批判していました。
まあそうでしょうね。
テレビで擁護なんてできないでしょうね。

テレビでも識者でもないボクは擁護してしまいます。
まず自費で揃えたと言う点が可愛らしいじゃないですか。
それに今朝のモーニングショーでは、生活保護受給者が共同生活しているところには背広で訪問していると言ってましたし。
つまり何処にでもあのジャンパーで出向いているのではなさそうなんですよね。

となると察するところグレーな方々のところに訪問する際に己を奮い立たせるツールだったという見方も出来るのではないでしょか。
もちろん事実はどうか知りません。
可能性です。

不正受給者は質が悪いと思いますよ。
あの手この手で騙そうとするわけですから。
一筋縄ではいかないでしょう。
パチンコ屋に通い詰めているのを張り込んだり、車に乗っていないか追跡したり・・・。怖い相手だっているでしょうね。

市役所の職員だって嫌われたくはないでしょう。
疑いたくもないでしょう。
でも放っておくわけにもいかないでしょう。
不正受給を見過ごせば見過ごしたで批判を受けるわけですからね。

厄介な人物には関わり合いたくないですよ。
どうせ人様の金。
自分の懐が痛むわけでもなし、不正受給を減らすために痛くもない腹を探ったり疑いを掛けたり・・・したくてやらないでしょう。

もし相手が不正受給者でありながら騙していたとしたら、あのジャンパーにもしかしたらビクリとしたかも知れないじゃないですか。
後ろめたさを感じたかも知れないじゃないですか。

小田原市の職員、何だか可哀想です。