5月2日(日)
学童大会1回戦
対戦相手は、昨年に続き佃クラブ。
8:30を少し過ぎて、主審からプレイの声がかかる。
EJは後攻。
先発の啓志の立ち上がりに注目が集まる。
EJはファースト孝太郎が6年生。
センター真央は3年生。
残りのポジションは、全員が5年生という布陣。
【1回の表】
啓志の初球が、キャッチャーりくのミットに収まると、
ワンテンポおいて「ストライク!」のコールがあった。
続く2球目も「ストライク!」のコール。
主審がストライクのコールをする度に、
1塁側スタンドからは、
ペットボトルとメガホンを打ち付けての応援が送られる。
3球目をバッターが空振りで、
トップバッターを3球三振にとる。
啓志は、次のバッターに四球を与える。
しかし、続く3番バッターのピッチャーフライの際に、
相手のファーストランナーが飛び出し、
フライをキャッチした啓志から、
ファースト孝太郎にボールが渡って、
運よくダブルプレーで、
この回バッター3人で終える。
初回の失点から、
ズルズルと加点されていくイメージがあっただけに、
打者3人で初回を終えた瞬間には、
安堵を交えたような歓声が上がった。

【1回の裏】
3人で相手打者を打ち取ると、
不思議とチャンスが巡ってくる。
ワンアウトから2番樹の当たりは、
相手のミスとなって出塁を果たす。
3番啓志が死球で、
ワンアウト1、2塁で4番拓郎の打席。
拓郎がサードへ打ちつけた当たりは、
やや高いバウンドとなり、
ショートバウンドの処理に相手サードが手間取って、
ファーストセーフ。
このプレーで、
セカンドから樹が生還し、
欲しかった先制点をGET。
(0-1)
ワンアウト1、3塁から塁が詰まって、
バッターは5番翔伍。
ワンボールからのスクイズは、
ワンバウンド投球となり、
翔伍のバットの下をボールがくぐったが、
これをキャッチャーが後逸。
これで、啓志が生還して2点目を得る。
(0-2)
更に続く3球目でも、
翔伍はスクイズ。
これが見事に決まって、
拓郎が生還し3点目を得る。
(0-3)
頂いた、チャンスではあるが、
これをしっかりとモノにして、
初回3点を挙げる、
EJとしては、願ってもない展開となった。
【2回の表】
トップの4番バッターにレフト横に弾き返される。
前日までの練習では、
レフトの悠成は、
ほとんど回り込めていなかったが、
全力で打球方向へ走ってこれを止めた。
続く5番バッターは、
ライトへライナー性の鋭い当たりを放つ。
ライトは飛雄馬。
やはり、前日の練習では、
牧野コーチの放つライトフライやライナーの
多くを後ろに逸らしていた。
(大丈夫か?)
と、スタンド応援団の誰しもが思ったが、
全く表情を変えずに正面でキャッチ。
(いいぞー!飛雄馬)
の掛け声が、次々にスタンドから浴びせられた。
続くバッターをショートフライ、
ピッチャーフライに打ち取り、
2回の表も無得点で切り抜ける。
(0-3)
(意外に、守っている・・・。)
【2回の裏】
悠成のセイフティバントは、
ピッチャーゴロでワンアウト。
最近、バッティング好調の飛雄馬は、
ツーストライクからの3球目を
レフト前に運ぶクリーンヒットを放つ。
ここで、9番の真央。
初球の空振りは、
力なく当たりそうな気配がない。
何より、チビリそうなくらい緊張しているのが、
遠目にもよく分かる。
ここで、監督は送りバントのサイン。
2球目のやや高めのボールは、
真央のバットの下側に当たり、
ピッチャー手前に、
高いバウンドとなって転がった。
真央の記念すべき学童大会初打席は、
「送りバント成功」という結果になった。
ここで、トップに帰ってバッターはリク。
セカンドランナーの飛雄馬は、
相手ピッチャーのボークの判定でサードへ進んだ。
1本でれば追加点となるが、
りくの当たりはショートゴロで、
チャンスを活かせなかった。
(0-3)
【3回の表】
ワンアウトから相手9番バッターにレフトへ運ばれる。
ここでも悠成は、
しっかりと腰を落として、
打球を止めていた。
次の1番バッターをセカンドフライに打ち取り、
ツーアウトとなってから、
2番バッターに四球、
3番バッターに死球を与え、
ツーアウト満塁のピンチを招く。
続く、相手4番バッターの当たりは、
サードへのボテボテのゴロ。
これを拓郎がダッシュで捕球するが、
右手に持ち替えようとしたところでファンブル。
これで、走者が1人帰り1点を献上。
(1-3)
さらに、相手5番へデットボールで、
押し出しの1点を献上。
(2-3)
さらに・・・、
相手6番バッターへのカウント1-1からの投球が、
ワイルドピッチとなって1点を献上。
この時に、セカンドランナーが本塁へ突入するが、
ここは、リクからの本塁返球が間に合って、
スリーアウトチェンジとなった。
(3-3)
同点にされたものの、
(来るべき時が来たか・・・。)
と表現すると語弊があるものの、
ある意味「想定内」という感覚が、
応援席の大勢であり、
むしろ「よくこれで、収まった。」との声が多かったと思う。
【3回の裏】
樹ピッチャーゴロ。
啓志キャッチャーフライ。
拓郎ショートフライで、
簡単に3人で終わる。
【4回の表】
相手6番にレフト前に運ばれ、
ノーアウトのランナーを出す。
セカンド盗塁を許しノーアウト2塁。
相手7番バッターのサードゴロ処理の間に、
このランナーがサードへ進み、
ワンアウト3塁となるピンチ。
(勝ち越し点は、できれば与えたくない・・・。)
ここで、相手8番バッターの当たりはピッチャーゴロ。
この当たりで、サードランナーが本塁へ突っ込むが、
啓志からの送球を受け取ったリクが、
ガッチリ本塁をガードして、
ツーアウトとする。
さらに、続くバッターを
ファーストへのファールフライに打ち取り、
この回、無得点に抑える。
(3-3)
最後のファールフライは、
もう少しで、ファースト孝太郎のグラブから
ボールがこぼれそうだったのを
スタンド応援団全員が見ていた。
「アッ!」と叫んだ後、
全員が、「ホ~」と、
安堵の溜息をもらし、
(心臓に悪いよ!孝太郎~)
と、皆が思った。
(しかし、本当に、よく善戦している。)
【4回の裏】
翔伍ピッチャーゴロ。
孝太郎ピッチャーゴロ。
悠成三振で、
簡単に3人で終わる。
(流れは、完全に向うへ行っている。)
ここで、EJとしては、
「魔の5回」となったイニングを迎える。
【5回の表】
トップバッターにセンターを破られる。
頭の上を抜かれながらも、
真央は、一生懸命ボールを追いかけ、
シングルヒットに留める。
(これも練習ではあまり見られないプレー。)
(彼らは、本番に本当に強い。)
続くバッターは、
セカンド翔伍へのフライでワンアウト。
ここから・・・。
四球
サードへの内野安打
死球
レフトオーバーの2塁打
ライト横へのヒット2連発
四球・・・で、
諸々含めて、
打者一巡で、一挙6点を奪われる。
(9-3)

(ジ・エンドか・・・。)
いやいや、この選手達は、
サヨナラゲームを
今シーズン2度も演出してきている。
不思議と、選手達に落胆の様子はない。
なんだか、スタンドの応援席も
「まだ、まだ。」
「ひょっとすれば、ひょっとする。」
と、どこかで選手達の粘りに期待をしている。
これまでのチームと比較して、
けっして野球は上手いとは言えないチーム。
しかし、これまでのEJには、なかった
何とも言えない雰囲気を
このチームは持っている。
反撃ののろしは、あがるか?!
(つづく)
by mino
ちょっと長くなったので、
続きは、また今度・・・。
学童大会1回戦
対戦相手は、昨年に続き佃クラブ。
8:30を少し過ぎて、主審からプレイの声がかかる。
EJは後攻。
先発の啓志の立ち上がりに注目が集まる。
EJはファースト孝太郎が6年生。
センター真央は3年生。
残りのポジションは、全員が5年生という布陣。
【1回の表】
啓志の初球が、キャッチャーりくのミットに収まると、
ワンテンポおいて「ストライク!」のコールがあった。
続く2球目も「ストライク!」のコール。
主審がストライクのコールをする度に、
1塁側スタンドからは、
ペットボトルとメガホンを打ち付けての応援が送られる。
3球目をバッターが空振りで、
トップバッターを3球三振にとる。
啓志は、次のバッターに四球を与える。
しかし、続く3番バッターのピッチャーフライの際に、
相手のファーストランナーが飛び出し、
フライをキャッチした啓志から、
ファースト孝太郎にボールが渡って、
運よくダブルプレーで、
この回バッター3人で終える。
初回の失点から、
ズルズルと加点されていくイメージがあっただけに、
打者3人で初回を終えた瞬間には、
安堵を交えたような歓声が上がった。

【1回の裏】
3人で相手打者を打ち取ると、
不思議とチャンスが巡ってくる。
ワンアウトから2番樹の当たりは、
相手のミスとなって出塁を果たす。
3番啓志が死球で、
ワンアウト1、2塁で4番拓郎の打席。
拓郎がサードへ打ちつけた当たりは、
やや高いバウンドとなり、
ショートバウンドの処理に相手サードが手間取って、
ファーストセーフ。
このプレーで、
セカンドから樹が生還し、
欲しかった先制点をGET。
(0-1)
ワンアウト1、3塁から塁が詰まって、
バッターは5番翔伍。
ワンボールからのスクイズは、
ワンバウンド投球となり、
翔伍のバットの下をボールがくぐったが、
これをキャッチャーが後逸。
これで、啓志が生還して2点目を得る。
(0-2)
更に続く3球目でも、
翔伍はスクイズ。
これが見事に決まって、
拓郎が生還し3点目を得る。
(0-3)
頂いた、チャンスではあるが、
これをしっかりとモノにして、
初回3点を挙げる、
EJとしては、願ってもない展開となった。
【2回の表】
トップの4番バッターにレフト横に弾き返される。
前日までの練習では、
レフトの悠成は、
ほとんど回り込めていなかったが、
全力で打球方向へ走ってこれを止めた。
続く5番バッターは、
ライトへライナー性の鋭い当たりを放つ。
ライトは飛雄馬。
やはり、前日の練習では、
牧野コーチの放つライトフライやライナーの
多くを後ろに逸らしていた。
(大丈夫か?)
と、スタンド応援団の誰しもが思ったが、
全く表情を変えずに正面でキャッチ。
(いいぞー!飛雄馬)
の掛け声が、次々にスタンドから浴びせられた。
続くバッターをショートフライ、
ピッチャーフライに打ち取り、
2回の表も無得点で切り抜ける。
(0-3)
(意外に、守っている・・・。)
【2回の裏】
悠成のセイフティバントは、
ピッチャーゴロでワンアウト。
最近、バッティング好調の飛雄馬は、
ツーストライクからの3球目を
レフト前に運ぶクリーンヒットを放つ。
ここで、9番の真央。
初球の空振りは、
力なく当たりそうな気配がない。
何より、チビリそうなくらい緊張しているのが、
遠目にもよく分かる。
ここで、監督は送りバントのサイン。
2球目のやや高めのボールは、
真央のバットの下側に当たり、
ピッチャー手前に、
高いバウンドとなって転がった。
真央の記念すべき学童大会初打席は、
「送りバント成功」という結果になった。
ここで、トップに帰ってバッターはリク。
セカンドランナーの飛雄馬は、
相手ピッチャーのボークの判定でサードへ進んだ。
1本でれば追加点となるが、
りくの当たりはショートゴロで、
チャンスを活かせなかった。
(0-3)
【3回の表】
ワンアウトから相手9番バッターにレフトへ運ばれる。
ここでも悠成は、
しっかりと腰を落として、
打球を止めていた。
次の1番バッターをセカンドフライに打ち取り、
ツーアウトとなってから、
2番バッターに四球、
3番バッターに死球を与え、
ツーアウト満塁のピンチを招く。
続く、相手4番バッターの当たりは、
サードへのボテボテのゴロ。
これを拓郎がダッシュで捕球するが、
右手に持ち替えようとしたところでファンブル。
これで、走者が1人帰り1点を献上。
(1-3)
さらに、相手5番へデットボールで、
押し出しの1点を献上。
(2-3)
さらに・・・、
相手6番バッターへのカウント1-1からの投球が、
ワイルドピッチとなって1点を献上。
この時に、セカンドランナーが本塁へ突入するが、
ここは、リクからの本塁返球が間に合って、
スリーアウトチェンジとなった。
(3-3)
同点にされたものの、
(来るべき時が来たか・・・。)
と表現すると語弊があるものの、
ある意味「想定内」という感覚が、
応援席の大勢であり、
むしろ「よくこれで、収まった。」との声が多かったと思う。
【3回の裏】
樹ピッチャーゴロ。
啓志キャッチャーフライ。
拓郎ショートフライで、
簡単に3人で終わる。
【4回の表】
相手6番にレフト前に運ばれ、
ノーアウトのランナーを出す。
セカンド盗塁を許しノーアウト2塁。
相手7番バッターのサードゴロ処理の間に、
このランナーがサードへ進み、
ワンアウト3塁となるピンチ。
(勝ち越し点は、できれば与えたくない・・・。)
ここで、相手8番バッターの当たりはピッチャーゴロ。
この当たりで、サードランナーが本塁へ突っ込むが、
啓志からの送球を受け取ったリクが、
ガッチリ本塁をガードして、
ツーアウトとする。
さらに、続くバッターを
ファーストへのファールフライに打ち取り、
この回、無得点に抑える。
(3-3)
最後のファールフライは、
もう少しで、ファースト孝太郎のグラブから
ボールがこぼれそうだったのを
スタンド応援団全員が見ていた。
「アッ!」と叫んだ後、
全員が、「ホ~」と、
安堵の溜息をもらし、
(心臓に悪いよ!孝太郎~)
と、皆が思った。
(しかし、本当に、よく善戦している。)
【4回の裏】
翔伍ピッチャーゴロ。
孝太郎ピッチャーゴロ。
悠成三振で、
簡単に3人で終わる。
(流れは、完全に向うへ行っている。)
ここで、EJとしては、
「魔の5回」となったイニングを迎える。
【5回の表】
トップバッターにセンターを破られる。
頭の上を抜かれながらも、
真央は、一生懸命ボールを追いかけ、
シングルヒットに留める。
(これも練習ではあまり見られないプレー。)
(彼らは、本番に本当に強い。)
続くバッターは、
セカンド翔伍へのフライでワンアウト。
ここから・・・。
四球
サードへの内野安打
死球
レフトオーバーの2塁打
ライト横へのヒット2連発
四球・・・で、
諸々含めて、
打者一巡で、一挙6点を奪われる。
(9-3)

(ジ・エンドか・・・。)
いやいや、この選手達は、
サヨナラゲームを
今シーズン2度も演出してきている。
不思議と、選手達に落胆の様子はない。
なんだか、スタンドの応援席も
「まだ、まだ。」
「ひょっとすれば、ひょっとする。」
と、どこかで選手達の粘りに期待をしている。
これまでのチームと比較して、
けっして野球は上手いとは言えないチーム。
しかし、これまでのEJには、なかった
何とも言えない雰囲気を
このチームは持っている。
反撃ののろしは、あがるか?!
(つづく)
by mino
ちょっと長くなったので、
続きは、また今度・・・。
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