5年生が算数の勉強をしています。小数と整数。先生が子供たちの意見を丁寧に板書にまとめていきます。
数ってとっても面白いんです。個数を数える時の数と順番を表す時の数って厳密に言うと違うんです。集合数と順序数っていうんです。用途に合わせて名前がついているんです。でもどっちも自然数っていうんです。どっちも十進位取り記数法の原理に基づいているんです。
子ども達は教科書や、問題や、友だちの意見や、先生の話を聴いて、板書を見てそんなことを学んでいくんです。
だから黒板には「聴く」の漢字が、大きくのってるんです。
学校では、数直線やグラフや数の合成・分解(足したり、ひいたりですね)をたくさん経験して、どんどん数に対する感覚を磨いていってるんです。
昔々、ずーと昔、ギリシャの羊飼いたちが、羊数えるとき、石ころで数合わせしたころに比べると、便利になりました。数字って記号を発明したから。先人たちのすごさに感銘を覚えます。
そんなこと考えながら教室を後にしたんだけど、あの黒板の続きがとっても気になって・・。ちょっと出張があるので、見ることできないんだなあ。あとで、先生にどんな話し合いになったのか聴こうおっと。うーん、楽しみ!
家庭でも買い物するときに、買い物の大まかな見積もりさせたり、料理の手伝いの時に調味料を計らせたりして、数の感覚を育成して下さいね。未来の大数学者がいっぱい出そうです。