東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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筋ジストロフィー病棟のオータムフェスタ

2021年12月03日 | 筋ジストロフィー

毎年秋に当院の筋ジストロフィー病棟にてオータムフェスタという芸術祭が開催されます。

このオータムフェスタに向けて、作業療法の時間や保育士との療育活動時間に様々な作品を

作成しています。完成した作品は病棟内に掲示され誰でも鑑賞を楽しむことができます。

今回はいくつかの作品を紹介したいと思います。

 

球団チームのマスコットキャラクターのアイロンビーズ

 

毎回作業療法の時間にOTと一緒に作成した作品になります。アイロンビーズは、つまみなど

細かい手の動きに対する練習や見本を見ながら正しく並べる構成課題として多くの患者様が

実施している作業のひとつになります。この作品は野球が好きな患者様が作ったアイロンビーズ

になります。2カ月ほどかけて1作品を完成させたそうです。

 

ワンキーマウスを使用して描いたイラスト

 

ワンキーマウス(パソコン操作を一つのスイッチで行えるマウス)を使用して描いたそうです。

ワンキーマウスはポインターが四角を書くようにして動くため、曲線を描くのは難易度が高く

細かい操作が必要になります。綺麗な曲線や色鮮やかな色合いが魅力な作品になります。

虎の顔のイラストは約30時間、その他の作品は2~6時間と作品によって所要時間が異なったそうです。

 

カラフルな刺し子

 

上の写真は色とりどりの糸を使用して作った刺し子になります。細かい針操作が必要な作業

になりますが、見事に縫い目の揃った曲線が魅力的な作品です。ゆっくり時間をかけながら

2年程で完成した作品になります。

 

作業療法では、患者様の機能や訓練の目的、希望に合わせて作成する作業を選んでいます。

作業を通して、やりがいや達成感を感じたり、スタッフや他患者様とのコミュニケーション

のきっかけとなることも多くあります。そのような繋がりを大切にしながら今後も患者様の

ニーズに合わせて作業を提供していきたいと思います。

 

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