だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

躾けと虐待の違い

2019年03月26日 | 日々の暮らし
ツイッターだったか、フェイスブックだったか、どっちかに、茶色のプードルのリードをぶん回して、踏みつけて、クロゼットのドアに叩きつけている動画がアップされ、瞬く間に拡散された。

飼い主は、「躾けだ」と主張しているようだけど、どう見ても「虐待」あるいは「うっぷん晴らし」にしか見えない。

飼い主の言い分として「散歩の時他の犬にほえかかる」とか「かみつく」ので、躾けたとか。

なるほどねえ・・・でも、いつ散歩して、いつ頃ぶん回されたのか、ワンコにはさっぱり分からないだろうな。

まるで「ハンマー投げ」みたいに降り回し、途中で、足で蹴飛ばし、。。。

娘なぞ、途中で「見てられへんわ」と涙ぐむし。。。

プードルちゃんは、ただただ、部屋の中で逃げる場所もなく、首輪とリードで繋がれた飼い主から、暴力を受けた、くらいにしか思ってないだろう。

もし、本気で躾けているのなら、方法を間違っている。

なんて言う私も、たまにフクを怒る事はある。

お散歩の途中で、出会ったワンコさんに吠えかかったり、又吠えるワンコに応酬しようと吠えたりしたら、すかさず、フクの目線にしゃがんで、マズルを掴んで「いけない!」と、しっかりフクの目を見て、怖い顔をする。

又、以前のようにスリッパを齧られた時は、舞台女優のように派手に泣き崩れて、スリッパを床に叩きつけ
「この!ダメスリッパ!何であんな犬に齧られるんだよっ。許せん。情けないよぉ」と泣きまねをするのだ。

すると、フクは目をまん丸にして、暫くはスリッパに近づかないw

同じスタイルで、デジカメとも抱き合って泣いたし、ばらばらのボーズのイヤホンを手に取って、声を上げて泣いたものだった。

コツは目線を同じにする事かな。なので、床に腹ばいになって、デジカメを持って、をいをいと泣く。

フクは、最初は「あれ?どうしたのかにゃ?」みたいな顔をしているが、次第に心配になって来たようで、こそっと近寄ってきて「お母ちゃんどうしたの?」みたいな顔で覗き込む。

そこで、「え~ん、大事なデジカメちゃんが壊れた~誰が壊したのかね、え~んえ~ん」とやると、慰めるつもりかどうか、ホッペをぺろぺろするのである。

以来デジカメは無傷だ。

かように犬の躾けっちゅうのは、演技力がいるのに、体力任せでぶん回して、蹴っ飛ばしてどうする?

プードルちゃんは、ただただ、恐怖でしか無かったんじゃないかと愚考するのだけど。

今日も沢山遊んで貰って、ぐったりのフク。



夢の中で追いかけっこをしているようだ。ベッドの上で寝言を言いながら、走る仕草をしている。愛いヤツ