dtnkono_Blog

dtnKono_Blogは、でたんな日々のコンテンツの一部と、でたん関係の新ネタで構成されています。

telecaster baby white-guard

2023-11-18 10:45:40 | 関心事
手元のGuitar Magazine 2008年1月号によれば(古)、Fender Telecasterのピックガードは1952年から1954年までは黒の5点止め、そして1955年に白に変更、更に1959年には8点止めになるらしい。1955年の白ピックガード変更時には、ブリッジサドルもブラスからスチールに、ストリングガイドは1956年に丸型からバタフライ型にそれぞれ変更されたとのこと。

うちのTL52は型番の通り1952年仕様なので当然に黒ピックガードなのだが、白ピックガードがどんな感じか試してみたくなり、Amazonで1000円程度で売られていたミリ規格の白ピックガード5点止めを購入。
ネジ穴などが合うかはギャンブルなのだが、運よくほぼぴったり。ほぼ、と言うのはネックエンドのところがわずかに引っ掛かりそのままだとネジ穴がボディ側の穴よりやや下に来てしまうため。
ネックエンド側のへこみをやすりで削って縦横ぴったり合わせて交換実行。

なんだか少し新鮮、そしてベタなテレキャスター感が薄れた感じでこれはこれで気に入った。正直黒ピックガードだと「キース好きなん?」とかすぐ聞かれそうだし、嫌いじゃないけどあんな風には弾けないし。
ストラトと違ってすぐ元に戻せるし、しばらくこちらで行ってみる。
PUは1951年、本体は1952年、ピックガードは1955年仕様という謎のTelecaster、名前はまだない。

telecaster baby

2023-11-13 20:23:00 | 関心事
気がつくとブログの更新は滞る。のでたまには書かないと、ということで最近のリペアの話を。

昨年引っ張り出したら断線していた悲しいfender japanのテレキャスター。90年代前半に購入後ときどきライブでも弾いたりしていたが基本的にはクローゼット暮らしだった。こちらをリペアに出して、ポット、ジャック、コンデンサを交換、配線材も見直して見事に再生。

しかしながら、このテレキャスター、購入時にブリッジを6コマサドルに交換したことで、ブリッジプレートに刻印されていた筈のシリアルが確認出来なくなるという痛恨のミスがあった。結果nocasterならぬno serial casterになったのだがいま見ると元は52年レプリカだしネジは全部マイナスだし、ブリッジ6コマはオクターブ合うと言ってもなんとなく違和感あり、3コマサドルに挑戦したくなったのだった。
そこで今回こちらを購入。
これがブリッジプレートごと交換出来る優れものでオクターブも合う!取付完了までにオクターブネジのねじ山を潰してAmazonでネジだけ買ったりロングドライバーを買ったりいろいろあったのは割愛。ひとつだけ言えるのはオクターブネジが30mmと25mmで生音が変わったこと。テレキャスターは30mmじゃ無いと駄目だということがわかった。25mmのネジの在庫どうしようかな。

こちらは交換前の6コマ。
こちらは交換後の3コマ、一気にテレキャス感増し増し。
ということでテレキャスターさんの原点回帰で無事完了というところだったがここへ更にPU交換を行うことに。
たまたま気になっていたfender custom shop のこちらが取付費サービスで販売されているのを目にして51年なら年式も近いし良いのでは!と一念発起して購入、取付をお願いしたのだった。

こちらが新PUの箱。交換後なので中には旧PUが入っている。


そしてこちらがブリッジプレート、サドル、PU交換後のテレキャスター。見た目は満足。

ということで、自宅に戻ってアンプに繋いでみた。これが大満足というか、あーテレキャスってこんな音じゃねえ、という感じに変わった。旧PUに比べて音の立ち上がりが速いというか、反応がとにかく素晴らしい。
正直期待以上だった。
実は購入したお店にカスタムショップの51年Nocaster relic の中古が置いてありお願いして弾き比べさせてもらったのだが、さすがに本家カスタムショップのNocasterはネックの太さから違って、楽器全体でよく鳴っていた。とは言えこのJPも結構善戦してる印象で、その印象は自宅に帰って弾いても変わらずであった。
ということで30年越しのテレキャスターのメンテナンスが無事終わり、実戦に備えることになったのであった、、めでたしめでたし。
と言いつつ翌日にはピックガードを白にしてみようかな〜とか物色しているのだった。替えたらまた報告します!











A Hard Case Night

2023-08-28 22:12:00 | 関心事
前回のエフェクター話から随分と間が空いた、、と言うか今年初の更新。この間にでたんは24周年を迎え、手元の楽器のメンテもいろいろと。TokaiのタルボとBurnyのレスポールをリペアに出した。タルボはナット新調と配線交換して演奏性が向上。
バーニーはペグ、ブリッジをGOTOHに交換、PUはEpiphone Pro-Buckerに交換、配線・ボット、ジャック、スイッチも交換。50年代レプリカ風に仕上がりPUも良い感じで満足。

しかし、今日の本題はギターではなくギターケース。コロナで自宅にいる時間が長くなりギターの手入れなどをしているうちに、特にアコギは湿度管理が重要ということを今更痛感、ケースに湿度計を入れてみたり除湿機を買ってみたりいろいろやってみた。

たどり着いた結論は、「ギターはハードケース保管に限る」というものだった。勿論ケースに入れっぱなしは良くないけど、湿度にも乾燥にも、ハードケースはソフトケース(セミハード含む)よりはるかに強い、ということがケースに湿度計を入れることで分かってきたのである。

そこでまずはアコギ類をハードケースにしまうことにした。J45、J50は購入時のケースへ、ヤイリのエレガットはソフトケースしかなかったので、ABSの樹脂ケースを新規に購入した。

これが当てずっぽうで買ったにしてはサイズもぴったりでとてもよかった。何よりこれまでソフトケースに入れて箪笥の奥に追いやっていた後ろめたさから解放される感じが良かった。今まですまんかった!

ということでとりあえずアコギ3本は救助完了したけど、エレキはほとんどがソフトケース暮らし、、。60年代のムスタングすらもギグバッグの中、というのを何とかすべくエレキのハードケースを物色する日々が始まったのであった。
てな訳で一つ一つ書いててもなんなので一気に。こちらが現在のハードケース軍団。

L to R ; ケース名:中のギター 
aria CG120LP:EL-600
KC EGF-120:Fender JP TL52-95
Gibson純正:J-50
Orville純正:J-45 W/PU
PLAYTECH CG-EHD:K.Yairi CE-2TSB
KC EA-130:P-project PST-??? 型式不明
他にもあるけど、まずは6ケースご紹介。中身は書いたけど見せないのが今回のポイントなので悪しからず。それではまたそのうち〜。

effector revisited #2

2022-12-23 18:55:11 | 関心事
前回までのあらすじ:
久しぶりにエフェクターボードを開け、通電チェックをしようしたところ、年代もののOD-1には専用ACアダプター(生産中止)または電源供給機能のあるBOSSのエフェクターが必要、ということを知り、これまでの無作為に驚愕しつつ、「電源供給機能のあるBOSSのエフェクター」のを探すことにしたのであった。

続き:
購入対象となるのはチューナーのTU-2、TU-3やラインセレクターLS-2など。ラインセレクターは既に持っているし若干高価なので、TU-2、TU-3に絞って探したところ、意外に簡単に、且つ格安でTU-2が見つかった。
こちらがTU-2。小平のじゃべらぼうさんで入手。
一世代前のモデルだが完動品で、一応電源供給機能も問題無いことをお店でテストして購入したのであった。
余談だが小平のじゃべらぼうさん、とても楽しいお店です。近所の方はおすすめ。

これが手に入れば後はもう通電して弾くだけじゃー、と勇んで帰宅し、早速接続。
ばっちり音が出てよかったよかった、、とここで終了かと思いきや気になることが。
BOSSのエフェクターを使う人ならお分かりと思うが、ペダルを止めているネジの軸受けのゴム。こちらが、経年で全て劣化してしまっている。
ご覧の通り、最近買ったTU-2まで、、これは避けられない宿命なのか。。
OD-1に至ってはネジを緩めたら破損してしまった。
これは何とかならんのか、とネットの知恵を借りることにしてgoogle先生に聞いてみる。すると、「BOSSエフェクター ご」まで入力したところで「BOSS エフェクター ゴム」の検索候補が出てきた。手応えを感じつつググると、それはあっさりと見つかった。

BOSS ( ボス ) / 17041652

これですよ、これ。10個セットで480円。素晴らしい。即決で購入ですよ。
サウンドハウスさんはものすごく発送が早く、あっという間に到着。
次々と新品に付け替えてウキウキなんですよ。
そしてめでたくRATにワウも入れて、ボードが完成。通電してエレキを弾いてみるのであった。RATとOD-1の順番が昔は違ったような気もするが、今はこれで良かろうという結論。

尋ねギター復活と併せて、スタジオで音を出したくなるのであった。

という訳でエフェクター話は今回で一旦完結。
ちょっと気になるペダルも出てきたので購入したら更新します。
次回は、、ケースの話でも書こうと思います。

<了>

尋ねギター 完結編

2022-12-14 22:10:00 | 関心事
ということで10月にリペアへ出した尋ねギター、その後GM誌からメーカーが特定されるという事件を経て、12月にリペア完了の連絡を受けた。

今回リペアをお願いしたのは花小金井の工房で、もともと某国産楽器メーカーで塗装をやっていた方の個人工房。
剥がれていた指板の接着と調整、リフレット、ナット交換、電装系総取っ替え、などなど、かなりの修復作業を経て戻ってきた。

いざ音を出してみると、かなり久しぶりだが懐かしい音がした。もともとちゃんとしてたのだなあと改めて思う。

指板は削り直した後にリフレットしていて、演奏性はリペア前より向上している。

これまで雑に扱ってきたことを侘びつつ、これからいつエレキを弾くかわからんまでも、大事にしていこうと思うのであった。
そのうちスタジオに連れて行ってやりたい。

というわけで尋ねギター完結編、終了です。
次回はエフェクターの続編で。