銀座★フェルメール光の王国展

フェルメール光の王国展2012年1月20日からフェルメール・センター銀座で始まりました。
当初、7月22日までの開催でしたが、8月26日まで会期延長になっています。
興味のある方、必見ですよ。



7月15日で来場者数が100,000人に達成したそうです。ものすごい人気ですね。
フェルメールの作品のすべてを一度に見ることができるなんて、普通では考えられません。
実物の複製ではなく、デジタルマスタリング。最新の技術で350年前の色彩を求めて再創作。
その作業をリ・クリエイトre-createというそうです。
それによって、このような展覧会が可能になったのですね。感謝。

本物でなければ観る意味がないなんて思っていた私ですが、ほんの少し、考えが変りました。
変わったというよりも、このような楽しみ方も「あり」なのだなぁと思えるようになりました。

しかも、（木）（金）（土）の夜の部では、人数限定でワインやジュースを飲みながら、
音声ガイドをじっくり聞きながら楽しむことができたのです。
でも、この企画は、7月21日で終了だそうです。あしからず。

私もワインを飲みながら、ゆっくり鑑賞してみたい！と思い、7月20日に行ってきました。
でも、ワインは、ありませんでした。その代わりと言ってはなんですが、ビールがありました。
私は、ギネスビールをいただき、その場では飲まずにお持ち帰りしました。

飾られていた作品の数は、３７作品。
リ・クリエイトなのでフラッシュを使わなければ、撮影OKでしたので、何枚か撮りました。
載せちゃいますね。

フェルメールの絵画の手法は、カメラ・オブスキュラというそうです。
そして、実に窓辺の作品が多いこと。ゆがみを感じるものもありますが、音声ガイドを聞いては、うなずき、
感心しながら鑑賞していました。独り言が多かったかもしれません。

そうそう、この音声ガイドがとても楽しかったの。宮沢りえちゃんと小林薫さんが担当。
りえちゃんは、フェルメールの娘役としてナレーションしていて、心地よかったわ。
音楽は、久石譲さん作曲。いい音楽、いい音でした。それと、私は初めてipodを触りました。

どの作品も載せたいのですが、音楽が好きな私としては、音楽に関連する作品を選んでみました。



「音楽の稽古」
作品の解説の中でヴァージナルというチェンバロのような楽器の蓋の裏に書かれている言葉が
気になりました。なんと書かれていると思いますか。

音楽はうれしい時の友
音楽はかなしい時の絆

フェルメールさん、素敵！感動しました。



「ヴァージナルの前に座る若い女」
これは、フェルメールの娘を描いた作品で、３７作品目となります。
サザビーズのオークションで、たった３分で３３億円で落札されたそうです。
すごい人気ですね。



「ギターを弾く女」
これもフェルメールの娘がモデルになっています。
ちょっと変わったギターだなと、気になりながら解説を聞いていたら・・・
なんと、まぁ、イギリスのケンウッドハウスが貯蔵している作品。
解説では、先日、ポール・マッカートニーが一人で観に来たと言っていました。じっくり、観ていたそうですよ。
周りの人は、彼が来ていることに気が付かなかったそうです。

そうか。彼も観たのか・・・と。
オリンピックにひっかけての私の中でイギルス年なので、いい話だという事にしておいてください。

展示会場は、４階で３階へ降りると、そこにはこんな仕掛けが待っていました。
一人で行くんじゃなかったなぁ。写真を撮ってほしかったなぁ。残念。



これは、「手紙を書く女と召使い」という絵のセットです。
あれっ？何？



そういう事ですか。ではもう一度。



そうでした。フェルメールは、はじめは横長の作品もあったそうですが、縦長が多いですよね。
縦長に映さなければいけませんね。



それから、こんなものもありました。
「真珠の耳飾りの少女」の顔の部分がくり抜かれているものです。
遊んじゃってください。と書かれていました。
遊びたかったぁ・・・



本当に楽しかった。
是非、皆様、遊んできてくださいね。


フェルメール光の王国展

http://www.vermeer-center-ginza.com/

ヨハネス・フェルメールJohannes　Vermeer

http://www.salvastyle.com/menu_baroque/vermeer.html/