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全線運転再開を明日に控え、仮の終着駅となっていた平磯駅の様子です。車止めに頑丈にくけりつけられた南京錠も明日には解鍵され(正確には22日の深夜に試運転のために解鍵されますが・・・)、明日からひたちなか海浜鉄道は大震災以前の姿に戻る事が出来ます。 11,07,22 ひたちなか海浜鉄道平磯 Canon EOS7D
大震災で大きな被害を受け全線運休を余儀なくされ全線復旧が待たれといたひたちなか海浜鉄道ですが、あの日から3ヶ月強の瞬が過ぎた本日(23日)に全線運転再開を迎えました。
まずは不眠不休で復旧に努力されたひたちなか海浜鉄道社員の皆様、協力会社の工事関係の方々、また復旧へのノウハウを助言した国交省や財政的に支援をさしのべた行政を含めた、復旧に関係した全ての人々に心より今日の全線運転再開に対しお祝い申し上げるとともに一鉄ちゃんとして早期全線運転再開が実現された事に御礼を申し上げます。
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比較的単調な沿線の中でを好撮影地として何度も通った金上-中根間のため池が崩壊して築堤ごと流出するなんて誰が予想したでしょうか? 07,11,22 茨城交通中根 CANON40D
大震災から数日が過ぎ、ひたちなか海浜鉄道の被害状況がわかるにつれ、私の気持ちは心配から不安に変わっていきました。かつていくつかのローカル私鉄は災害を受け、復旧に多額の費用がかかると言う理由になんの前触れもなく廃線となった線区があります。私は絶好の撮影地として何度も訪れ、見慣れた金上―中根間の溜池の築堤崩壊を見て、それらの私鉄が辿った歴史をひたちなか海浜鉄道も辿るのではないかと心痛めました。
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復旧にはため池を埋めた上に頑強な杭を打って補強していました。しかしこのため池には多くの野生動物が住み着いていましたが(私の大敵なヘビも…)、その動物達もため池の水とともに何処かへ行ってしまったのでしょうか…? 11,07,22 ひたちなか海浜鉄道金上-中根 Canon EOS7D
ひたちなか海浜鉄道は廃線予定の線区を第三セクターとして再生させ、創意工夫を続けている鉄道です。さらに愛しい旧型気動車も動いていて親しみを持った鉄道でした。その鉄道を襲った大震災に不安と期待が交差した3ヶ月だけに、今日の全線運転再開は私の事の様に嬉しく思っています。今後も地域の足として末長い発展を願ってやみません。
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秋にはまたこの光景が撮影出来るのは、なんとも嬉しい限りです。 08,09,23 ひたちなか海浜鉄道 中根 Canon40D