映画「ラストエンペラー」

2007年05月13日 17時59分23秒 | 巻六 世界史
突然観たくなった。
最近、乾隆帝に関する本を読んだため、もろ影響。


乾隆帝―その政治の図像学

文藝春秋

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---------- キリトリ -----------

この映画を映画館で観たのは、
高校生の頃。
学校の前の通りは映画館街で、
胡散臭い「ポルノ映画」の看板が懐かしい。

恥ずかしながら自分は、
この映画を観て東洋史学の近世史を志望したのだ(大笑)

ラストエンペラー

松竹

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いろんな切り口で語れる作品だと思う。

色彩豊な映像。
坂本龍一の音楽(サントラは当時速攻で購入)。
ラスト・エンペラー
サントラ, 坂本龍一
東芝EMI

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辛亥革命から文化大革命に至る中国史。
宮廷内の風俗。
溥儀の「個人史」の魅力も。
脚色はしてるんだろうけど。

何といってもジョン=ローンがかっこいい。
辮髪にマジ憧れたもんね。17の頃(笑)

---------- キリトリ -----------

で、
たぶんよくある批判なのかも知れないが、
最初に観たときから感じている、
この映画の唯一最大の「だめじゃんこれ」。
登場人物がみんなイギリス語で喋る。

あそこまで作りこむ作品だからこそ、
画竜点睛を欠くなんてものではない。
かなり興醒めなのだ。

製作側にどんな言い分があるか知らないけれど、
これは言い訳が利かない。
おかげで自分の中では、
最大の傑作にして最高の駄作扱いのままなのだ。
誰か中国語吹き替えで作らないのかな。
あるのかも知れないが。

---------- キリトリ -----------

何だかんだ言っても、
結局嫌いになれない映画。
またいつか観ますよ。

ああ、死ぬ前に一度、中国行きたいなあ。
インチキ遊園地じゃなくて。

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2 コメント

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Unknown (まるせいゆ)
2007-05-14 07:23:28
> ああ、死ぬ前に一度、中国行きたいなあ。

飛行機乗れないだろ、飛行機。
まさか船でハッ∑(゜Д゜〃)
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Unknown (朱厚照)
2007-05-14 21:33:24
研究室のご学友たちは
鑑真号という激安貨客船で大陸に渡航してました。
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