レヴァインの第6番

2011年07月17日 16時52分51秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
打楽器がこの曲でいったい何をしているのか耳で確かめたければ、
このレヴァイン盤が最適だと思います。
特にティンパニーや銅鑼。
このティンパニーかこええなあ。

James Levine conducts Mahler Complete Symphonies
クリエーター情報なし
Sony Import


ipodで聴いていて録音云々言うのもなんですが、
音の解像度がとても明確だと感じました。
とにかく、各パートの動きが手に取るように分かります。
たとえば、第4楽章の二回目のハンマーの前。
行進曲の部分では、聴いたこともない(ような)声部が把握できて、
ある意味とても新鮮。

かと言って解剖図的なロジックで塗り固められていません。
たとえばその2回目ハンマー頂上部分の「キメ」。
そしてその後の22分付近、グアーと盛り上がって、一瞬タメて、加速!加速!
(スコアが手元にないのできわめて抽象的表現ですがw)
この「タメ」がいい!!
ケレン味が非常にいい意味で発揮されています。

なんかこう、救いようのない情念とか、
そういう印象ではありません。
ただ、オケは抜群にうまいし、
聴かせどころは絶対外さないし、
あれ?ひょっとして、満点評価www

何より、癖がないので
聴く際の時と場所を選ばないっていう。
テンシュテットはいい意味でそうはいきませんがな。

テン様とは別方向で「大満足」ということで。

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