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【現代思想とジャーナリスト精神】

翁長雄志氏のメッセージ~『報道特集』2018年8月11日~

翁長雄志氏のメッセージ~『報道特集』2018年8月11日~


              櫻井 智志

写真:琉球新報転載
  沖縄の辺野古移設の大会に参加した皆さんが翁長さんの遺志を受け継ぐ様子。深く胸に刻まれる思いがした。子どもからお年寄りまで沖縄県民の苦悩をひしと受けとめ発する言葉は真心に満ちている。翁長さんの次男那覇市議会議員翁長雄治さんの挨拶も率直で誠実である。この戦いは決して負けない。条理に則っている。


 私は中越戦争や天安門事件から中国に疑問をもっている。しかし外交会議で鳩山元首相は出席したが、現政府は?菅義偉官房長官は翁長知事の葬儀に参列した。安倍総理は参加しなかった。トップと集団の関わり方でオウム真理教の組織と類似している。道理ある批判がない。民主主義と無縁だ。

 ゲストの毒蝮三太夫さん。石井伊吉という本名で『ウルトラマン』シリーズにも出演している。TBSラジオで大沢悠里氏や永六輔氏のDJのコーナーをずっと街頭から放送されていた。庶民の肉声を届けてくれた。戦争で苦労した人々の癒しと伝承。貴重な放送人である。活字や公的言語で制約された向こう側に庶民の本音の理性が息づいている。。


 巧妙な国民教化、上層部の機密処理と秘密廃棄。1940年代の映像と歴史の振り返りを見ていて、2018年の驚くほどの近似。権力を批判する人間は、ジャンルを問わず干されていく。いま政権の専制に無言で隷従するなら2018→1944に逆進する。反独裁総裁の石破茂氏を応援する。


  公文書廃棄。戦争末期とモリカケ疑惑。政治的指導者は、こんなことをやっていて、日本は亡国に至らぬか?!私たちがあなどるほど、ファシズムもナチズムも軍国主義も遠いところにはない。身近に国を破滅させる罠は存在する。

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