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10月は平均140人でした

2011-11-08 09:29:35 | 議会活動

皆様におかれましては日頃私のブログをご覧いただきましてありがとうございます。おかげさまで平成23年10月のアクセスは平均で140人でした。全国160万件のブログのうち1万番以内にノミネートされた回数は14回となりました。8月・9月には16回でしたのでやや減少しましたが、これに次ぐ成績でした。これもご贔屓いただいている皆様のたまものと思っています。

これからも的確な情報発信に努めて行きたいと思っています。本日もご覧いただきましてありがとうございます。

舞台が丘構想に新しい動き

2011-11-08 07:25:12 | 議会活動
先日市から「舞台が丘公共施設整備事業説明資料」という書類が送られてきました。これによりますと、舞台が丘整備事業は第1期工事として平成24年8月完成予定の市庁舎・図書館建設工事、第2期工事として平成24年7月から中央公民館などの改修工事が行われます。すべて完成し利用開始は25年6月となります。

今回送られてきた書類は第2期工事の中央公民館や子育て支援センター(旧図書館)の詳細計画ができあがったことに伴うものです。また周辺の道路整備として市庁舎・中央公民館北側に市道県・東深井線の延伸計画と駐車場計画の概要も盛り込まれています。

● 第2期工事の検討概要は以下の通りです。

1、上下水道庁舎を取り壊しエントランスゾーンとして整備する。
2、中央公民館前の駐車場にある小建築物を移転し駐車台数を確保する。
3、中央公民館西側(現在彫刻やベンチが置いてある所)に150人規模の講義棟(1階は倉庫、2階を講義室)を建設する。
4、旧商工会館を取り壊し駐車場とする。
5、本庁舎・現図書館・中央公民館を結ぶ連絡通路をつくる。
6、中央公民館の耐震化を図り1・2階を学習室として整備する。

こうした工事に伴い総事業費はすでに始まっている市庁舎・図書館などの1期工事とあわせて35億6700万円となる見込みです。

● 周辺道路整備計画の概要は以下の通りです。

周辺道路整備は市役所西側の求女川へ橋を架け市道県・東深線を延伸し、市庁舎・中央公民館と東御清祥高校の間に2車線の道路を建設するものです。あわせて道路に沿って駐車場が計画されています。この道路は東御清祥高校の敷地にかかるものであり、長野県との交渉はこれからです。

この道路の新設によって市庁舎周辺の道路が整備され利便が向上します。これまで中央公民館前の駐車場は市庁舎への通過車両も多く安全上問題がありました。緊急車両も和方面への出動に際してはいったん国道に出なければならず時間がかかっていました。

これに対する事業費は東御清祥高校の敷地買収・移転に伴う補償金10億円と道路・橋梁費用として5億円、合計15億円が見込まれています。

● 以上舞台が丘整備に関わる事業費は50億円を上回るものと思われます。

詳細計画についての市側からの説明はまだこれからですが、12月議会においてもその一部が補正予算に盛り込まれるものと思われます。来年7月には第2期工事がスタートします。今後広報などで計画の概要が示されることと思いますので、皆様のご意見などお寄せください。


市庁舎・中央公民館と東御清祥高校の間に2車線の道路と、道路に沿って駐車場が計画されています。


中央公民館周辺の図面です。西側を増設し150人規模の講義室が計画されています。


中央公民館に増設される講義室は3階の講堂の使用頻度が高いことから新たに建設されるもので、サンテラスホールのように階段状に机とイスが配置されます。現在の講堂を利用する際イスの出し入れなどの負担が大きいことなどから、講義室はこうしたレイアウトになったものです。この講義室を使って市民大学などの取り組みも行って行きたいとのことです。

十日夜のわらでっぽう

2011-11-07 02:22:24 | 雑感
「十日夜」をご存知でしょうか。「とうかんや」と読みます。これは旧暦10月10日に行われる収穫祭です。稲の収穫が終わって田の神様が山に帰る日とされており、稲刈り後の藁を束ねて「わらづと」や「わらでっぽう」を作り、地面を叩きながら唱えごとをする行事が長野県の東信地方を中心に行われています。

一般的には、収穫を感謝し翌年の豊穣を祈って田の神に餅・ぼた餅が献じ、地の神を励ますためと伝えられていますが、作物にいたずらをするモグラを追い払うという意味もあるようです。

有名なのは御代田町の「十日夜」ですが滋野の片羽地区でも行なわれており、11月6日には公民館に保護者の皆さんや子供たちが集まりわらでっぽうづくりをしました。日頃わらなどさわったこともない子供たちがお父さん達に教わって、一生懸命わらを束ねて、それを縄で巻いてわらでっぽうを作っていました。

子供たちは出来上がったわらでっぽうを持って「とうかんやのわらでっぽう~」と歌って力いっぱい地面をたたいていました。お天気が良ければ集落をまわるそうですが、あいにく小雨でした。

片羽地区では他にも「わら馬引き」などの伝統行事を行っており、子供たちが地域の風習に親しむ取組みを行っています。


お父さん達の指導のもとで子供たちはわらでっぽうをつくっています。


みんなで歌をうたってわらでっぽうで地面をたたきます。


女の子も元気よくたたいていました。

六分水の虫干しでした

2011-11-07 02:21:25 | 議会活動
11月6日は午後から「六分水」(ろくぶすい)の虫干しがありました。関係する区の役員さんが集まって江戸時代から伝わる古文書をひとつ一つ確認し、水路を描いた絵図面に目を通しました。


関係区の役員の方が古文書を広げその内容を確認しています。


江戸時時代から連綿と伝わっている絵図面を興味ぶかく見ています。

六分水とは水の配分システムのことです。私の住んでいる東御市滋野地区は浅間・烏帽子山麓の南斜面に位置する扇状地です。地区内を流れる川は烏帽子岳から流れる所沢川(しょざわがわ)から分かれる西沢川だけで、昔から水には苦労してきていました。

稲作のための水の確保をめぐって上流の村と下流の村との水争いが繰り返され、時に血も流されることもあったそうです。

それに加えて江戸時代にはこの地域は上流の原口・別府地区は祢津に代官屋敷を置く天領となっており、下流の中屋敷・片羽・大石・桜井は小諸藩だったこともあり、水をめぐる争いがその地域だけで解決できず、最終的には幕府による判断を待たなければなりませんでした。

地域ではそれぞれの村(当時は現在の区が村でした)の名主が集まり、幕府の裁許を求めるために何度も江戸に代表を派遣していたようです。その結果、幕府の裁許を得てつくられたものがこの「六分水」という仕組みでした。

すなわち、烏帽子山麓から流れ下る谷川の水を木で作った枠で6対4に分け、6は滋野地域に落とし、4は祢津地域に流れるようにしました。なぜ5対5ではないかというと、祢津地区には他に滝の沢からの水があるのでそこからの水も合わせればちょうど5対5になるというのです。

この取り決めはその後子々孫々にまで引き継がれ、水争いはなくなりました。今でも毎年5月には升場普請と称して、奈良原地区に設けられた六分水の川掃除が行われ、秋には六分水の虫干しと称して古文書の点検が行われ、六分水の精神が連綿として引き継がれています。

古文書はその時の幕府の裁許状、祢津領と滋野領の村の名主が相互に交換した覚書、水路を書き込んだ絵図面などです。

それにしてもこうして取り決めを結んだとしても水不足はどうしようもなかったはずです。わずかな谷川の水をみんなで公平に分かち合うということの中に、ご先祖様のやさしさや地域としての絆の確かさを感じます。滋野地区の人々の郷土愛やまわりの人々への思いやりの精神はこうした六分水によって育まれたのではないでしょうか。

今ではあちこちにため池ができ、菅平ダムから水を引いてきたりして水の苦労はなくなりました。しかし六分水の水は昔と変わらず滋野地区の真ん中を流れています。

東京へ家族旅行でした

2011-11-07 01:08:15 | 雑感
11月2日の夜市議会議員特別セミナーから帰って、翌日の早朝今度は家族で東京に向かいました。東京で働いている下の娘と一緒に都内を観光して回りました。家族にとっては久しぶりの東京見物でした。


最初は上野動物園のパンダです。上野動物園は休日と言うこともあり子供連れで超満員でした。30分待ちでやっと見れたと思ったらお昼寝の時間となってしまいました。


公園の中は人、人、人でした。ゆっくりと座って見ることなどとても無理でした。あちこち見てまわる中で動物園の展示方法が変わってきていることに気がつきました。動物に接近してその生態を見ることができたり、檻の中に樹木を植えたりしてできるだけ自然の中で見せようとしたり、いわゆる行動展示というのでしょうか。以前旭川市の旭山動物園を見たことがありますが、あちらの方が何倍も広い分、よりゆったりと見ることができました。


その後、浅草の仲見世を見てから隅田川を渡りスカイツリーを見ました。近くまで行くと見上げるようです。夜は築地で江戸前寿司を堪能しました。


二日目は泉岳寺で赤穂浪士のお墓参り。その後恵比寿のガーデンプレスでおいしいビールと昼食でした。「ジブリ美術館」に行く家族を井の頭線渋谷駅に送りに行くと、通路に岡本太郎の巨大な絵が飾ってありました。

原爆の爆発による第五福竜丸の被曝を題材にした「明日の神話」です。以前にも見たことがありましたが、福島原発事故のあと見るとあらためてそのすごさに圧倒されます。

二日間、家族で大いにエンジョイしてきました。また明日からがんばります。

市町村議員セミナーに参加

2011-11-06 23:30:28 | 雑感

11月に入ってはやいものでもう6日になりました。この間約1週間と言うもの更新してきませんでした。ご覧いただいている皆様にお詫び申し上げます。この間、さぼっていたわけではなく更新できない事情がありました。

11月1~2日は幕張にある市町村アカデミーという施設で市町村議会議員特別セミナーに参加。3~4日は久しぶりに家族旅行。5日は議会だよりの配布、そして6日は講演会の受講と六分水の虫干しと行事がたて続いており更新することができませんでした。この間のできごとについては順次掲載してまいります。

まず市町村議員特別セミナーのことからお話いたします。このセミナーは議員の資質向上を目指し市町村アカデミーが毎年開催しており、東御市議会は新人議員を中心に毎年2名ずつ派遣しています。今回は私と阿部議員の2名が参加しました。北海道から沖縄まで全国から256名の議員さんが参加されていました。長野県内からは小諸市さんや安曇野市さんが参加していました。

セミナーは初日は朝日新聞編集委員の星浩さんの「これからの政治の行方」という講義と、宮城県涌谷町医療福祉センターの青沼孝徳さんの「大震災と地域医療の連携」という講義をお聞きしました。夜は交流会となり多くの議員さんと意見交換をすることができました。

二日目は法政大学教授で議会改革の論客である廣瀬克哉教授の「地方議会の役割と改革の行方」という講義を聴講しました。その後「地方議会の役割を考えるー福祉・医療の分野から」と題したパネルディスカッションを聴講しました。廣瀬さんがコーディネーターでパネリストは西吾妻福祉病院管理者である折茂賢一郎さん、東京有明医療大学間の学部准教授である千葉喜久也さんのお二人でした。

1泊2日のセミナーはとても刺激的でした。その中でも「地方議会の役割と改革の行方」を講義された廣瀬教授の講義は私にとってあらためて議会改革の重要性を認識し、取り組みへの決意を固めるものとなりました。

廣瀬教授は議会の使命(ミッション)とは何かと問いかけます。そして全国で始めて議会基本条例を制定された北海道栗山町の条例前文を紹介します。

「議会は、その持てる権能を十分に駆使して、自治体事務の立案、決定、評価における争点、争点を広く町民に明らかにする責務を有している。自由かっ達な討議をとおして、これら論点、争点を発見、公開することは討論の広場である議会の第一の使命である」(栗山町議会基本条例前文)

私は議会の役割とは、議会に提出された議案を審議して決定することだと思っていましたが、議決以上に討議結果を通して論点・争点を発見し、それを市民の前に明らかにすることだというのです。

そして議会における討議を通して論点が広く社会に伝わること、それによって世論が形成されること、その民意に耳を傾けながら結論を出すことが本来の民主主義であると指摘されていました。

こうした点から考えると東御市議会の活動で気のついた点がいくつかありました。

9月議会においては、田中保育園の建設場所選定にあたっては加沢区から陳情が出されるなど様々な議論が出されました。従来だと議員の間でも意見の異なった事案については「市議会だより」への掲載を見合わせるなど慎重な取り扱いが主流でした。しかし議会での討論の様子を市民に伝えることが大切だということで、11月発行の「市議会だより」では2ページにわたってこの議論の内容を詳細に伝えることになりました。

まだまだわかりやすく伝えるレベルには達していませんが、市民の前に論点・争点を提示するという点では一歩前進であったと思っています。

また先日行われた議会報告会の報告の仕方についても課題があったと思いました。何を報告するのかあきらかでないため、ややもすると行政の二番煎じのような報告になりがちです。

本来の報告会は市民に対して議会で議論された事柄の論点・争点を明らかにすることなのです。「この議案についてはこうした問題点があり、それについてはこのような議論が出された。その結果デメリットよりもこうしたメリットがあることから議会としてはこのように決定した」といった按配です。むろんこうした報告ができるためには委員会質疑で十分論議し、討論していることが前提です。

また東御市の場合、議案の審議結果は全員一致の賛成が大多数です。こうした状況についても廣瀬氏は問題だと指摘しています。すべて丸呑み議会でもオール否決議会でもなく、問題があれば修正して議決することが必要だと述べています。

確かに東御市議会では議案を採決するにあたり時として「付帯意見」をつける場合があります。これなども法的拘束力のない「付帯意見」などでよしとするのではなく、さらに一歩踏み込んで議案の修正をすることも必要ではないでしょうか。

いまこうした議会基本条例を制定している地方議会の2割にせまるところまで来ています。議会改革については、東御市議会においても議会報告会の開催とか、一般質問における一問一答の導入など一定進んできてはいます。しかしそれが制度化されておらず慣例で行われているに過ぎません。本当に市民に責任を持った改革を行うのであれば、議会基本条例などできちんと条例化することが必要です。

二日間実りの多いセミナーでした。派遣していただいた市議会の同僚の皆さんに感謝申し上げます。

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