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図書館における未収金問題について

2010-07-17 01:44:20 | 議会活動
16日午後から開催された議会全員協議会において「図書館における未収金の経過報告」が議題になりました。詳細は前回掲載した信濃毎日新聞の記事をご覧ください。

まず市長からこの間の経過について説明があり、管理不行き届きであったこと、市民の信頼を裏切る結果になったことについて陳謝されました。そして関係者の処分ということで教育長給与削減10%・1ヶ月、教育次長・生涯学習部長給与削減5%・1ヶ月、歴代の図書館係長5名へ戒告を専決処分で行ったことを明らかにしました。

この問題が表面化したのは5月中旬だったそうです。21年度図書館講座受講料など32万円余りが未収になっていることが判明。関係者と報告・協議し21年度以外の16年度から20年度までの調査を開始。21日の臨時庁議で今後の対応を協議したそうです。24日には本人に対し解雇辞令を交付し上田警察署に被害届を提出。25日には議会全員協議会・監査委員に報告されました。この間21年度分の未収金32万円余りについては本人から弁済されています。

6月に入って、16年度からの調査が行われ未収金の合計が146万円になることが判明。この間本人から弁済に対する誓約書が提出され、親族も交えて弁済の意思を確認しました。その結果6月末には被害額全額が弁済され、市は上田警察署へ提出してあった被害届を取り下げました。

これまで公表が遅れたのは被害額の調査を行っていたこと、友好都市との交流のため市長や議長が渡米していたためであったとの報告がありました。多くの職員が真面目に仕事をしている中でこのような問題が発生したことは誠に残念です。一部の不心得者のために市民からの信頼を失墜させた責任は極めて大きいと思います。

なぜこのような問題が生じたのか、これまでの事務管理や職員の指導育成に問題はなかったのか徹底的な検討が望まれるところです。上司はまかせっぱなしで十分な管理を怠っていたのではないでしょうか。

本人は長く図書館に勤務しすべての業務に精通していたそうです。問題が発覚する糸口となったのは昨年の人事異動で本人が図書館勤務からはずれたことでした。長く同じ仕事を経験するということはそれなりにメリットもありますが、反面仕事がマンネリになったり今回のような現金の着服といった問題発生の原因にもなりかねません。

私自身金融機関に長く勤務しており、事務処理の適正化、ダブルチェック、二重三重の検査、短期間での人事異動など不祥事防止のための取り組みは徹底していました。市は身内に甘いナアナア的な事務処理を見直し、厳正な業務運営を実施し、市民の信頼回復のために全職員が力をあわせて取り組んでいただきたいと思います。

市の臨時職員公金を着服!

2010-07-16 08:36:41 | プロフィール
16日は朝から久しぶりのいいお天気に恵まれました。私は朝一番でしなの鉄道滋野駅に行きました。このところの大雨で何度か連絡地下道に雨水が流入し、利用される市民の方が難儀しています。昨日しなの鉄道ではブロックとパネルで地下道を15センチかさ上げする臨時的措置を講じました。おかげさまで昨日の豪雨でも大丈夫だったようです。

自宅に戻って地元の信濃毎日新聞を見ると「東御市臨時職員が150万円着服、市立図書館に勤務、懲戒解雇」という記事が載っていました。おおまかな内容は以前全員協議会で報告がありましたが、詳細がわからないことから公表を控えていました。今日午後から市議会全員協議会が予定されていますがそこで詳しい報告をお聞きしたいと思います。以下新聞記事の全文を掲載します。

東御市の臨時職員女性(51)が、市立図書館に勤務していた2004~08年度の5年間に、図書館主催の生涯学習講座の受講料全額など150万円近くを着服したとして、今年5月に懲戒解雇されていたことが15日、分かった。市は16日の市議会全員協議会に報告する。関係者によると、この女性が着服したのは受講料のほか、利用者が図書を借りるのに必要なカードを紛失した場合に支払う再発行手数料など。毎年度、計30万円前後を市の口座へ入金せずに着服していたという。女性は口座への入金義務を担当。市が4~5月に行った定期的な出納整理で着服が発覚した。女性は事実関係を認め、解雇後の6月末に全額を市に弁済したという。市は、弁済が済んでいることなどから、警察へ被害届を出していない。(信濃毎日新聞 平成22年7月16日付)

下の孫も7ヶ月になりました

2010-07-16 01:07:39 | 雑感
東京の娘がブドウの手伝いに来たので上の娘が孫二人を連れてやってきました。息子も入れて久しぶりに家族全員がそろいました。

昨年12月に生まれた孫ももう7ヶ月になります。色白でニコニコとしてとても愛嬌がいいのですが、ちょっと母親が見えないととたんに大粒の涙を流し、びっくりするくらいの大声で泣き出します。

しかしそばに母親がいるとわかっていると一人でおもちゃで遊んだり、腹ばいになりズリズリして母親の後を追ったりします。

上の子は5月で3才。行動派でお散歩と水遊びが大好き。今回は毎日雨にたたられ欲求不満で帰って行きました。

くるみだれのソーメンはいかが?

2010-07-16 00:33:00 | 雑感
東京から手伝いに来てくれた下の娘の休暇も今日で終わり。そこで久しぶりに昼食にくるみだれのソーメンを作って食べました。

くるみの料理はまずくるみの固いからを割って実を出すことから始まります。これがなかなか手間が掛かるもの。わが家ではまとめてくるみを割って、小分けにして冷凍庫で保存してあります。そこから適当な量を出してまずオーブンで焦げ目がつくくらいに炙ります。こうして炙ると香ばしいくるみの香りが引き立ち、とても食欲をそそるようになります。

ここでくるみの薄い皮を火に炙って取り除けばとても上品なくるみだれができますが、私は焦げたところもみんな一緒に入れるほうがより風味が引き立ち好きです。


炙ったくるみを擂鉢に移しよく擂ります。

みりん、砂糖、味噌を加えて味をととのえ、水でのばします。

めんつゆ加えると味が一層引き立ちます。

料理のレシピなどありません。適当に入れて自分の舌で味を確かめながら作りました。家族で美味しくいただきました。くるみだれのソーメンはコクがあって濃厚な味です。食欲が無いときもこれなら食べられます。くるみ味噌が余ったので冷蔵庫に保存しました。

これから大変ですね!

2010-07-13 04:45:23 | 雑感
参議院選挙から一夜明けた12日、マスコミ各局は民主党大敗北の原因を探る番組を組んでいました。

普天間や消費税では民主党は自民党と変わらなかった。それどころか子ども手当や高速道路無料化などバラマキをやった分自民党より悪かった。自民党の勝利は相手のオウンゴール。第三局を目指した社民党・共産党は従来どおりの硬直化した論理で市民の共感を得るには至らず。よくわからないがとりあえずみんなの党が民意の受け皿になったといったところでしょうか。昨年の夏政権交代をもたらした民意が今度は民主党にお灸をすえたのですね。

民主党政権は参議院で過半数をとることができませんでした。ねじれ国会状態が続くことになります。衆議院で決めても参議院で否決され、何も決まらない、何もできないといったことにならないように願いたいものです。

7月9日、沖縄県議会では7月9日、全会一意で「米軍普天間飛行場移設の日米共同発表の見直しを求める意見書」を採択したそうです。日米両政府の普天間基地のキャンプ・シュワブ辺野古への移設案は、「『県内移設』反対という沖縄県民の総意を全く無視するもので、しかも県民の意見を全く聞かず頭越しに行われたものであり、民主主義を踏みにじる暴挙として、また沖縄県民を愚弄するものとして到底許されるものではない」と厳しく指摘しています。まだまだ民主党政府にとって課題は山積しています。


(写真)左は妻、右は娘。家族で雨の中の農作業です。

さて、わが家では雨合羽を着てブドウ園に通勤、朝と夕方は「議会だより」配りといった毎日が続いています。やっと滋野地区への1500部の配布が終わりました。これからは滋野地区外への配布です。まだまだ時間はかかりそうです。

夜、東京にいる下の娘が帰ってきました。この時期毎年ブドウのお手伝いに来てくれます。はじめ県内のホテルに勤務したのですが3年前に東京に行き自活を始めました。心配したのですがなんとかやっているようです。本気で手伝ってくれるので頼りにしています。

それにしても雨はもうたくさん。とにかくお天気になることだけを願っています。

民主党参院選挙で惨敗を喫する

2010-07-12 02:19:28 | 議会活動
昨日行われた参議院選挙で民主党惨敗、自民党健闘、みんなの党躍進という結果が出ました。民主党は前回獲得した50議席を下回り、与党全体でも過半数に届かないとい惨敗を喫しました。

だいたい投票日の朝の新聞に、消費税について陳謝する全面広告を載せざるを得なかったことなど前代未聞です。突然の消費税の提案が市民から厳しい批判が寄せられたのだろうと思います。

民主党の候補者も消費税についての対応は様々でした。北沢さんは消費税はやむをえないといい、高島さんは消費税反対と全く正反対でした。菅さんは党の中でも十分議論せず未消化のまま唐突に提案し、批判されると低所得者へ還付するといい、ギリシアのように財政破綻するといい出しました。

昨年の衆議院選挙のように民主党が政権交代を目指し、みんなが一致団結して同じ方向を見て頑張ってきたことを考えると、まさに雲泥の感がありました。候補者も党首も言っていることがバラバラ。これではとても選挙など戦えるはずがありません。

6月に鳩山さんから菅さんに代わって民主党の支持率もV字回復し、これで政権も安定すると思っていたのですが大誤算でした。民主党は国民の願いに真摯に答えようとしていない、民主党には「民主」がないと言わざるを得ません。誠に残念な結果に終わりました。

昨年の政権交代に期待した者として民主党の再生を願うものです。

岐路に立たされる巨峰栽培

2010-07-11 01:25:14 | 趣味・野良仕事
巨峰の異常事態について昨日のブログに書きました。異常事態とは巨峰の花が咲いてもきちんと実を結ぶことができないということです。一般的に植物は雌しべに雄しべの花粉がついて受精し、実を結ぶことによって次の世代にいのちを伝えます。受精とは生命の一番基本的な生殖活動です。

しかし巨峰の場合雌しべだけで実を結ぶことがあります。これを生物学では「単為生殖」、農業用語では「単為結果」(たんいけっか)といいます。こうなるとタネはできず小さな果実しかできません。生殖活動がきちんと行えない、次世代にいのちを伝えられないということは生物にとって致命的でもあります。もちろん商品価値も著しく下がってしまいます。

一つの房の中に普通の大きさの粒と単為結果の粒が混在するこうした巨峰を、市場では「親子ブドウ」という名称で販売しています。味わいには何も変わりはありませんし、中にはタネがないからいいというお客様もいらっしゃいますが、普通の巨峰とはとても比較にはなりません。

こうした単為結果がなぜ起こるのか、いまだにそのメカニズムはわかっていません。開花期の温度や天候などが影響するといわれていますが、今年の場合暖かかくそんなに雨にあったわけでもありません。今年こそはいい巨峰ができると思っていたのですが、例年以上に単為結果が多く、巨峰農家はいま茫然自失といった状況です。

農協の技術員さんの話では東御市だけにとどまらず、長野県北部の須坂市や中野市でも同様だそうです。温暖化の影響ではないかという意見もあります。確かに4月に雪が降ったり5月には低温が続いたりしました。

もともと巨峰は育てにくい品種でした。それを長年かけて新しい栽培技術を開発し、手を掛けて育ててきたものです。わが家でも巨峰を育て始めてから40数年になります。こうした単為結果はこれまでにも少なからずありましたがここ5年ほど特にひどくなっています。

毎年毎年、今年こそはいいものを作ろうという意気込みで取り組むのですが、その期待が裏切られることが多くなっています。やはり温暖化の影響なのでしょうか。この地域で巨峰栽培を続けるには限界があるのか、施設園芸にするべきなのか、新しい品種に取り組むべきなのか、巨峰農家はいま岐路に立たされています。

明日は参議院選挙の投票日です

2010-07-10 21:17:52 | 議会活動
夕方「議会だより」を配っていたら、遠くから選挙カーの拡声器の声が聞こえてきました。地元出身の現職の参議院議員、柳沢みつよしさんの選挙カーでした。昨日は民主党の北沢としみさんが来ていました。一昨日は若林けんたさんが安部元総理と一緒に回っていました。長野選挙区は2議席に6人が挑戦し大激戦です。いよいよ明日は投票日。民主党政権ができて初めての国政選挙です。よく考えて投票をしたいものです。

「あるきネット」が必要ですね

2010-07-10 02:53:31 | プロフィール
9日は朝7時から3時間ぐらいかけて桜井と片羽地区へ「議会だより」を配りました。ちょうど子供たちの登校の時間でしたので、こちらから「おはよう」とあいさつをします。子供たちも変なおじさん?と思いながらもあいさつを返してくれます。

「自分で配っているだかい?」と半ばあきれ顔に出合ったり、「あなたが若林さん?」とあらためて自分の知名度の無さを思い知ったり、「応援していますよ!」といううれしい言葉が聞けたり、まさに配ることで元気をもらっています。

しばらく会わなかった友人にお会いし近況をお聞きしました。先日お母さんを亡くされた友人にはあらためてお悔やみを申し上げました。トラックで通りかかった山仲間はわざわざ車をとめてくれました。掲載した記事のことでお電話をいただいた方もいらっしゃいました。

歩いて地域をまわることが大切だと感じています。車で通り過ぎたのではこうした交流は生まれません。歩いて、顔を合わせ、言葉を交わす、これがコミュニケーションの基本だと思います。こうしたネットワークのことを私は「あるきネット」と呼んでいます。ブログなどインターネットとあるきネットの両立がいま必要だと感じています。

帰ってきて午前中ブドウの仕事を続け、午後からは広報委員会があり市役所に出かけました。6月議会の様子をまとめ8月に議会報を発行することになっています。その後病院や郵便局、図書館などこまごまとした仕事をこなし、またブドウ畑にでかけました。

夕方また議会だよりを配ろうと思ったのですが雨のため中止しました。今日までで800部配布できました。まだ全体の4割です。

これからブドウ農家は忙しくなります

2010-07-10 02:10:14 | 趣味・野良仕事
8日に巨峰の講習会が知人のブドウ園で行われ、ブドウ農家の皆さんが集まりました。講師は農協の若き指導員さんです。この講習会はこれからいよいよ本格的な農繁期に入るにあたって、これからの作業の内容をみんなで再確認する場です。皆さん真剣に聞き入っていました。

結実した巨峰をそのままにしておいたのではいいものはできません。一定の数に制限する必要があります。房の形も「おにぎり型」、粒の数も32個ぐらいがいいと言われています。

そのために不要な房を落とさなければなりません。これを摘房(てきぼう)といいます。粒もこれから肥大化するのでそのままでは「おしくらまんじゅう」状態となりつぶれてしまいます。そのためにはひとつ一つ粒を抜いて間隔をあけ粒を抜く必要があります。これを摘粒(てきりゅう)といいます。

そんなこんなで、ブドウの房と粒と格闘する気の遠くなるような作業がこれから1ヶ月ほどかけて行われます。果物はみんなそうですが、人が手を掛けなければおいしいものはできません。そのために農家は毎日朝から夕方遅くまでブドウ園に勤務することになります。

最近まで私はサラリーマンでしたからブドウの仕事ができるのは土日だけでした。妻は父や母の介護もしながら家事もこなし、農作業も行ってきました。6月から7月の農繁期は作業を終えるのは日が暮れ手元が見えなくなる7時頃です。それから家事をこなし夕食は9時近く。夕食を終えると昼間の作業の疲れで自然とまぶたが重たくなるといった毎日でした。

朝は日が昇るとまずブドウ園に出かけ朝飯前仕事をこなします。雨も関係ありません。雨合羽と長靴で身支度して葉っぱやブドウの房から雨水が滴り落ちる中、細かい作業をこなします。一日中立ち仕事ですから家に帰ると足が棒のようになります。いまリタイヤしてブドウ栽培と向き合ってみて、農作業の大変さを感じています。

そんな農家の心の支えはいいブドウができることです。しかし、いまそんな農家のやる気をくじくような異常事態が起きています。

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