東御清翔高校の明日を考える

2009-06-15 00:39:22 | 議会活動
13日の午後、東御清翔高校の多部制、単位制を考える集会がありました。市内外から70名ほどの方が集まっていました。地元の高校が大きく変わろうというのに一般市民はほとんど知らされていません。まず知ることが大切だと思い参加しました。

私は市会議員の研修の中で県教育委員の方から話は聞いていました。その中では「単位制により子供たちが自分のキャリア形成を考え自由にカリキュラムを選ぶことができる」「多部制なので、不登校などでなかなか学校にこれない子供たちも午後からでも学ぶことができる」などなど制度の光の部分の話がありました。

しかし現在、多部制・単位制を実施している松本筑摩高校で教えている宮本先生のお話では決め細かなケアがないと生徒がなかなか学びにくいこと、クラブ活動がやりにくいこと、午前部・午後部・夜間部があるため教師全員が顔を合わす機会がなくなること、多部制といっても対外的には定時制であるため就職時に不利になるなど問題点が指摘されました。

何事にも表と裏の顔があります。両方の面を十分に理解したうえで判断を下す必要があると感じました。先日、長野県教育委員会は東御清翔高校に多部制・単位制を導入することを決めましたが、地元住民が知らない中での決定です。今後問題を残しそうです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。