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山岳会OBとのそば会でした

2010-12-11 22:27:35 | 雑感
朝起きてまず行うのはメールとブログのチェックです。今日ブログを見たら昨日はなんと250人の方に訪れていただいていました。全国順位も4395位となりこれまでの記録を大幅に更新です。

たくさんの方に見ていただいたんだよと息子に言ったら、「最近の話題について書いているから検索エンジンでヒットするんだよ」と軽く言われてしましました。自分では市民の皆さんにご覧いただいていると思っていたので拍子抜けでした。それでも市民の方にご覧いただいていると信じてこれからも書いて行きます。

午前11時から山の会のOBによるそば会があり、昼食をはさんで夕方まで楽しい時間を過ごしました。そばが一番うまい時は三たてといいます。三たてとは「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」のこと。そんな三たての新そばを堪能してきました。私は地元の山の会「かごのと山岳会」のメンバーですが、そのOBの中にそば打ち名人が何人もいて、毎年自分でつくったそば粉で新そばを打ってくれます。

このそば会には毎年20名近い仲間が集まり、冗談を言ったり昔思い出話しをしたり、お互いにお酒を酌み交わし旧交を温めています。一緒に山に登り苦労した山仲間は会から離れても大切な私の友達です。

もう現職を退いている方も出てきていますが、篆刻をやったり野菜作りをしたり、それぞれご自分の居場所を作って生き生きとされているのが印象的でした。また来年も元気でお会いしたいものです。

御牧乃湯は銭湯になる?

2010-12-11 01:28:44 | 議会活動
10日に全員協議会が開かれました。全員協議会とは聞きなれない言葉ですが、市当局が議員にあらかじめ知っておいてほしいことなどをレクチャーする場です。全員協議会にかかってしばらくしてから、補正予算案として本会議にかかることになります。この全員協議会で御牧乃湯の大規模改修について市側から報告がありました。


御牧乃湯の全体像


御牧乃湯の建物の間取り

御牧乃湯の大規模改修は施設の老朽化と駐車場の狭隘に伴うもので、これまでの滞留型の温泉施設から銭湯的な温泉施設に衣替えすることになり、よりコンパクトで効率的な施設をめざします。これまで要望の強かったお身体が不自由な方のために家族が一緒に入れる福祉風呂が設けられたり、直売所も併設されます。その反面大広間や個室は廃止されるので、宴会をしたりカラオケを歌ったりして一日ゆっくり過ごすということはできなくなります。風呂場もこれまでの2ヶ所から1ヶ所に集約されます。現在の利用料400円(他の施設は500円)については見直しをするそうです。

総事業費は2億8千万円(うち95%が合併特例債、5%一般財源)。2月中旬に事業者を選定、3月議会で予算措置、4月上旬着工、11月リニューアルオープンの見込みです。工事期間中もできるだけ利用できるように配慮するそうです。

いま市内には4つの温泉施設があり毎年一般会計から多額の繰り入れをしています。今回の改修で御牧乃湯の運営経費は9500万円から6000万円へ30%減となる見込みだといいます。現在の施設はホール、風呂場、大広間がそれぞれ長い廊下で結ばれているため、冷暖房効率や管理面からも使い勝手が悪く経費もかかっていました。コンパクトにすることにより経費を圧縮するという考え方は理解できるものです。

現在御牧乃湯の利用者は市によれば1日500人。その多くが年間利用券によるヘビーユーザーで、銭湯的に利用している方が大多数だそうです。大広間を使って長時間滞留するお客さんは限定的とのこと。問題は市民の理解が得られるかということです。市は8月に利用者に対するアンケートを実施し市民の要望の集約をしてきた(43人から45件の意見が寄せられたそうです)としていますが、地域の中には何も聞いていないという方もいらっしゃいます。

今回の大規模改修はこれまでの市の温泉施設に対する方針を転換するものです。しかしそのことが十分語られてきていません。いま温泉施設がどのような現状にあるのか、その中でこれまで通り多額の財政支出が許されるのか、現在の4つの温泉施設をこのまま維持していけるのか、もし維持するのであればどのような経費削減策が考えられるのか、こうした点について市民と一緒に考えるというきめ細かな対応が必要だったのではないでしょうか。その上で「銭湯」という選択があったと思うのです。

「銭湯にすることに対して反対意見がなかった」からと市の担当者は言っていますが、銭湯に対するイメージが市民一人ひとり異なりますし、何よりも政策決定過程に市民の意見が反映されてこなかったことが問題です。

私は今回の御牧乃湯の大規模改修は、市民の方々に温泉施設のあり方を考えてもらう絶好の機会でなかったかと思います。市民に十分説明し納得をしていただいた上で銭湯という方針が出されるべきであって、最初から銭湯ありきでは市民とって唐突感が否めません。

方向性は間違っていないと思いますが、それまでに至る経過はこれでよかったのでしょうか。「協働のまちづくり」の精神に照らして妥当だったのか疑問の残るところです。市民に対するきめ細かな説明が必要です。

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