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豊かな実りを願っています

2011-08-02 06:02:40 | 趣味・野良仕事
昨年は当地のブドウ栽培は天候不順の影響もあって結実不良となり近年にない大打撃を受けました。今年は開花期の天候や温度が幸いして結実も良好で期待できそうです。わが家でもやっと袋かけが始まりました。

ブドウ畑一面に白い袋が風に揺れる風景は壮観です。袋の中でブドウは太陽の恵みを受け熟成して行きます。ここまでくれば農家のやるべきことはありません。お天気が良く太陽がさんさんと照ってくれることだけを願っています。

とはいっても袋かけはまだ3分の1程度。今日も一日袋かけです。


手早く次から次へと袋をかけています。


一面に袋がかかったブドウ畑、壮観です。

いよいよ袋掛です

2011-07-31 06:41:51 | 趣味・野良仕事
7月も末になってブドウの房も大きくなりはやいものは色がついてきました。色づきは全体につくのではなくひと粒ひと粒ごとにつき始めます。色がつくと目ざとい小鳥がついばむので袋をかけなければなりません。袋掛までくればブドウ栽培も一段落となります。

ブドウ組合からも8月6日までに袋をかえるようにという連絡がありました。今日から袋掛に邁進です。あとは天の味付けにゆだねることになります。この夏、お天気がよくブドウがすくすくと育ってくれることを願っています。


うっすらと紫色が付き始めました。


色がつくことをここでは「とび色がでた」という言い方をします。

将軍地蔵と雷電の碑

2011-07-28 22:53:59 | 趣味・野良仕事

田中商店街の交差点にある将軍地蔵。馬に乗った武人の形をしてます。


江戸時代に防火の神様として建立されたものだそうです。


江戸時代の力士雷電為衛門の碑です。揮毫は佐久間象山。右側が当初建てられたもの。ご利益があるとかで碑を欠いて持ち去る人があとを絶たず、左に新しい碑を立て直しました。


いわれを綴った案内板。

農作業の合間をみて議会だよりを配っています。そんな中、田中商店街で将軍地蔵の石造を見ました。江戸時代に建てられた防火防災の神様だとか。当時田中宿でも火災が多かったのでしょうか。

馬に乗った武人の神様とはあまり見かけません。何か工夫して地域活性化のために役立てることはできないのでしょうか。佐久市の野沢のピンコロ地蔵さんは、それこそ何もないところから地域の名物にしてしまいました。将軍地蔵もそれにあやかれないものでしょうか。

滋野の牧家(ぼくやと読みます)には雷電の石碑があります。それも二つも。最初の碑は右側のもの。石碑を欠いて持っていればご利益があるとかでボロボロになってしまいました。そこでもう一つ新たに造りなおしたものが左の碑です。

こうした地域の宝物を見つけながら議会だよりを配っています。

いよいよぶどうの袋掛けです

2011-07-25 22:41:33 | 趣味・野良仕事

粒抜きが終わっていよいよ袋掛けが始まります。


ぶどうの粒も以前より見違えるように大きくなってきました。

7月24日は滋野地区分館対抗球技大会でした。この時期区民の交流のためにソフトボール、ビーチバレー、マレットゴルフなどの種目でそれぞれの区でチームを編成して対応試合が行なわれます。朝8時に区民300名が市民グラウンドに集合し開会式が行なわれました。

私たちの中屋敷区もソフトボールとビーチバレー、そしてマレットゴルフでチームを編成。若手を中心に頑張りましたがいずれも敗退。残念ながら賞を受けることはできませんでしたが、プレーの中で日頃あまりなじみのない方ともふれあうことができました。私はソフトとビーチバレーの応援に駆けつけました。

午後はブドウの袋掛けでした。ブドウの粒抜きが終わると袋掛けの作業が待っています。実が熟すと鳥たちがやって来ます。こうした害や病気などからブドウを守るために一房一房袋を掛けます。そしてここまでくるとブドウも一段落です。あとはお天道様にバトンタッチとなります。

あともう少し頑張らなければなりません

ぶどうの作業も終盤です

2011-07-23 05:00:47 | 趣味・野良仕事
7月はぶどう農家にとって一番忙しい季節です。この時期いつも下の娘が休暇を取って手伝いに来てくれます。ことしも2泊3日でやってきて今日帰ります。本気になって手伝ってくれるので大助かりです。

ぶどうの房のなかからいらない粒をはさみで取り除いて形を整える「摘粒」という作業が果てしなく続きます。なかなか根気の要る仕事ですが、これをやらないと粒が大きくなることができません。悪くすると粒同士が押し合ってつぶれてしまうこともあります。半月にもわたる作業ですがやっと終わりが見えてきました。


娘も毎年のお手伝いで仕事も手馴れたものです。


巨峰の粒も一日一日と大きくなってきます。

夏本番をいかがお過ごしですか

2011-07-12 05:43:52 | 趣味・野良仕事

早朝の涼しい中での農作業がはかどります。


朝のやわらかな光の中でブドウが育ってゆきます。

いよいよ東北地方も梅雨明けとなりました。全国各地から猛暑が伝えられてきますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。当地はここ3日ほど激しい夕立が続いています。

私のこのところの日課は朝4時起床、5時から7時半までブドウ園で朝飯前仕事、朝食後昼まで働き、お昼寝の後7時過ぎまでブドウ園で過ごします。まさにブドウ漬けの一日を過ごしています。

早朝起きるのがつらい時もありますが、朝もやに包まれたブドウ園は涼しく、頭もすっきりして仕事が進みます。日中の照りつけるような暑さもブドウ棚の下には風が通ります。

昔仕事で埼玉県の熊谷市で何年か勤務したことがあります。朝からじりじりと照りつけるような暑さを経験しました。それから考えれば信州の夏はさわやかです。

さて本日も実りの秋を願って畑に出勤します。

粒抜きの作業の最盛期です

2011-07-08 05:12:05 | 趣味・野良仕事

ぶどうの粒も大きくなってきました。今は種無し巨峰とやはり種無しのピオーネというぶどうの摘粒という作業が大忙しです。


巨峰の粒も一日一日大きくなってきます。もう小豆粒ぐらいです。このままにしておくと粒同士が押し合って割れてしまいます。そこで一粒一粒はさみでいらない粒を落とし、全体で35粒ぐらいになるように形を整えます。

全部終わったら今度は2回目のジベレリンの作業があります。すると一気に粒が肥大化しいわゆる巨峰の大きさになります。ジベレリンは雨を嫌うので晴れ間を見ての作業になります。秋に美味しい巨峰になることを願っています。

終日畑仕事です

2011-07-04 04:56:47 | 趣味・野良仕事

午前中は野菜畑の草取りと野菜の世話に汗を流しました。これまでブドウ畑の世話に手を取られていたのですっかり草が伸び、長ネギは草の中に埋もれていました。草を一本一本抜いて土寄せを行いました。ナスやピーマンは脇芽を取って支柱を立てました。まわりに草除けと乾燥防止のために稲わらを敷きました。カボチャも元気に育っています。

この畑の南側には高速道路、北側には広域農道が走っています。上記の写真には遠くに高速道路を走る車が映っています。


午後はブドウの作業です。種無しにするためにジベレリンを施した巨峰が小豆大ほどの実を着けました。全体で35粒になるようにはさみで余分な実を摘み取ります。この作業を摘粒と言います。2回目のジベレリン処理を来週までに行わなければなりません。それまでに摘粒を済まさなければなりません。

ジベレリンを行わなかった普通の巨峰もこれまでのところ順調に育っているようです。昨年は天候等の影響もあり受精が適切におこなわれず、大きな粒の中に小さな粒が混入する親子ブドウになってしまいました。今年は天候も順調で気温も高かったため期待できそうです。あと1週間もすればはっきりするでしょう。

そんなこんなで、まだまだ農作業は続きます。

やっと房切りが終わりました

2011-06-26 06:05:02 | 趣味・野良仕事
6月21日から始まった巨峰の「房切り」作業が25日の午前中に終わりました。お天気に恵まれ気温も上昇したので巨峰の花が一気に咲き出しました。房切りを適期に行なわなければ受精が行なわれません。仕事が間に合わないのではないかと心配したのですが、なんとか終わりました。

去年は花が咲き始めたのが6月14日でしたが今年は1週間も遅い開花でした。この影響がこれからどう出てくるか心配しています。きちんと結実したかわかるのは7月の第1週頃になります。

昨日の午後からはピオーネの房切りを行ないました。今日は種無しにするための「ジベレリン」という薬剤を撒布する仕事です。撒布後8時間は雨にあてることはできません。天気予報を見比べながらの作業になります。

まだまだ仕事は続きます。

農作業が本格化しています

2011-06-08 06:25:08 | 趣味・野良仕事

農繁期はお天気が良ければ夜7時ごろまで畑で仕事をしています。


あと1週間もすれば巨峰の花が咲きます。

6月に入って巨峰の作業が本格化しています。この時期巨峰が花をつけ受精が行なわれます。巨峰栽培にとってこの時期が一番大切な時です。ここ数日の天候しだいでその年の出来、不出来が決まります。

昨年は4月に雪が降るなど異常気象が続き、開花期には雨が降り風も強かったため花粉が流れ、結実したものはごくわずかで最悪の年になってしまいました。昨年の影響も残るため今年の受精も心配されています。受精がきちんと行なわれないと実が流れて親子ぶどうになってしまいます。昨年は親子どころか子供だけの親なしぶどうも多く見られました。

いま行なっている作業は巨峰が良い実をつけるようにいらない枝を整理する芽かきや複芽とりです。そして花が咲いてくると房切りが始まります。巨峰はそのままにしておくとすだれのように長く延びてしまいます。そこで房の先を切り、先端3センチの部分を残してあとの花をすべて落としてしまいます。この作業を房切りと言います。これが適期に出来るかどうかがきわめて重要なのです。

この時期農家は朝飯前仕事で、1日中畑で仕事です。家路に着くのは日が暮れてから。そんな農繁期がいよいよ始まりました。雨が降ればカッパを着て作業しなければなりません。お天気がいいことだけを願っています。

そんなこんなでブログの更新も滞りがちです。

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