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いま福島原発はどうなっているのか

2011-06-25 03:50:23 | プロフィール
いま福島原発はどうなっているのでしょうか。冷却水の循環装置のことばかり話題になっていますが実態はさらに深刻なようです。東京電力によれば、融けた放射能燃料は圧力容器を突き抜け、格納容器にまで達しているとされています。しかし京都大学の小出裕章助授によれば格納容器をさらに突き抜け、原発建屋の厚いコンクリート基盤にまで達しており、地下水を汚染し海にまで流れ出す恐れがあると指摘しています。

このような危機的な状況についてはマスコミでも報道されていません。国も説明していません。またもや国民には状況がなにも知らされることなく汚染は進んで行くことになります。以下の動画をご覧ください。

放射性物質地下にも広がる
遮水壁=地下ダム費用公表せず:債務超過懸念で先送り

産建の現地視察が行なわれました

2011-06-20 21:48:57 | プロフィール
6月20日は議会産業建設委員会の現地視察が行なわれました。現地視察とはその時々の懸案事項などを直接現場に出向き、職員から事業への取組みの状況などの説明を受けるものです。定例会の常任委員会審議の中で毎回実施しています。


5月下旬、北御牧地区大日向から羽毛山に至る道路に落石が発生。現地視察を行ないこれからの対応策の説明を受けました。


岩はこのフェンスを破って落ちてきました。幸い通行中の車がなかったから良かったものの、ここは通学路にもあたっております。万全の対策を期待します。


地元の4つの区から出された道路改良の陳情について、地元区長さんや期成同盟会長さんから説明を受けました。道路のカーブがきつく、樹木の陰にもなるため冬など道路が凍結し交通事故の危険性もあります。


先日、NPOや地元田之尻区の皆さんが参加して行なわれた里山整備事業の現場を視察しました。あわせて5千本もの植樹が行なわれました。

「おためごかし」と「想定外」

2011-05-08 05:02:47 | プロフィール
「おためごかし」という言葉をご存知でしょうか。「御為倒し」と書きます。辞書によれば「表面は相手のためになるように見せかけて、実は自分の利益をはかること」だそうです。

福島原発事故で「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)のデータの公表の遅れが問題になっています。これは原発事故が発生した場合、周辺の地形や気象データなどから放射性物質の飛散を予測し、住民避難に役立てようと言うものです。

しかしせっかくのデータはこれまで公開されてきませんでした。公開されたのは事故が起きて2ヶ月になろうという5月3日。これによれば福島原発で水素爆発が発生した直後に北北西方向に放射性物質が広がる様子が伺えます。もし事前に公開されていれば多くの住民の方の被爆が防げたかもしれません。

100億円ものお金をかけたシステムは今回何の役にも立ちませんでした。公開しなかった理由は「混乱を回避するため」とのことでした。あたかも住民のことを慮って判断したと言わんばかりです。しかしはたしてそうでしょうか。本当は自分たちのミスを隠蔽したり責任を回避するためだったのではないかとの疑惑も持たれています。

こう言うのを「おためごかし」というのでしょう。

同じような言葉に「想定外」があります。ついこの間まで東京電力さんや政府高官が多用していました。最近はあまり耳にしません。たぶん事実が明らかになってくるに及んで、責任回避ではないかとの指摘に答えられなくなっているからでしょう。

ついこの間までは「福島原発の事故は津波によるもので想定外だった」と言っていました。しかし福島原発事故の引き金になった外部電源の喪失の直接の要因は、津波ではなく原発に非常電源を供給する送電線鉄塔の倒壊だったそうです。さらに津波で非常用発電機が失われ事故に至ったのです。

これに関連して先日の信濃毎日新聞では下北半島にある原発は建設中のものを含めて3つ(東北電力東通原発、東京電力東通原発、電源開発大間原発)。これに電力を供給する送電線・変電所は一つ。万が一の時対応できるのかと指摘していました。

今回の事故で原子炉だけをいくら頑丈に作っても、それを支えるすべてのインフラが稼動しなければ事故は防げないということが分かりました。

「想定外」とは誠に便利な言葉です。しかし少なくともこの言葉で自らの責任を回避してはならないのです。なぜ想定できなかったのか、本当に天災だったのか検証する事が求められています。

「おためごかし」「想定外」-これが流行語大賞にならないことを念じています。

協働のまちづくりモデル地区になりました

2011-04-29 06:36:51 | プロフィール
4月は地区内の各種団体の総会が相次ぎ、来賓として参加することが多くなっています。24日は滋野地区青少年育成協議会の総会、25日は滋野地区活性化研究委員会の総会、27日は滋野地区推進協議会の役員会がありました。30日には滋野地区生きがい学習講座の開校式が予定されています。

滋野地区を良くしてゆくために様々な団体が活動していることはとてもいいことだと思います。しかし、参加メンバーは区長さん、公民館長さんなどどうしても同じような顔ぶれが多くなっています。もっと多くの市民の方が参加できるようになればいいと思います。

さて、今年から滋野地区は市長が掲げている「小学校単位の協働のまちづくり」実践のためのモデル地区に選定されています。これまでの滋野の地域づくりが評価されてのことだとか。「地域のことは地域で決める、市はそのための人も金も出す」、市はそんな考えのようです。区内の土木工事などについてもこれまでは各区から市へ要請し、市で調整し実施してきました。これを滋野地区で話し合って自ら行なってほしいということです。

こうした取り組みは、地域がこれまでの行政の下請け機関ではなく、自ら地域づくりに取り組むと言う点で評価できるものです。これまでにも滋野地区は道の駅「雷電くるみの里」を作りあげてきました。くるみ料理コンテストも実施してきています。乙女平区はNPO法人を立ち上げ、宅幼老所を運営してきています。これを滋野地区全体に拡大し、最終的には東御市を構成する5つの小学校区ごとに地域づくりを進めて行く計画です。

私は滋野地区のこれまでの取り組みが評価されたことを歓迎します。そして滋野の議員団としてもこの取り組みの成功のために何かお手伝いができればと思います。

県議会選挙で感ずること

2011-04-12 04:51:37 | プロフィール
10日投開票で終わった長野県議会議員選挙について東信の結果は下記の通りでした。

〇上田・小県郡選挙区(定数4-立候補5)
 当選 21,296 清水 純子 46 公新
 当選 14,119 堀場 秀孝 55 無新 連合推薦
 当選 13,857 平野 成基 61 自現
 当選 13,797 高村 京子 57 共現
    13,693 島田 基正 65 無現

〇東御市選挙区(定数1-立候補2)
 当選  8,482 石和 大  46 無新 連合推薦
     7,624 保科 俶教 71 創現

〇小諸選挙区(定数1-立候補2)
 当選 10,221 山岸 喜昭 59 無新 連合推薦
     9,662 福島 鶴子 71 無現(創志会)

〇佐久市・北佐久郡選挙区(定数4-立候補5)
 当選 14,739 寺島 義幸 57 無現 民主・連合推薦
 当選 12,398 藤岡 義英 39 共新
 当選 12,196 今井 正子 61 無現
 当選 11,345 桃井 進  51 自新
    11,233 清水秀三郎 43 無現
 
〇南佐久郡選挙区(定数1-立候補2)
 当選  7,328 依田 明善 48 無新
     6,708 高見沢敏光 68 創現


まず感ずるのは選挙の厳しさです。上田の島田さんはわずか104票差、佐久の清水さんは112票差で落選しています。とりわけ上田の現職3人は1万3857票、1万3797票、1万3693票と、164票の中に3人が横一線。どなたが落ちてもおかしくありませんでした。

次に現職に対する厳しさがありました。落選したのはすべて現職。新人は7名が当選しました。新旧交代が進んだといえます。但し佐久の清水さんは昨年の補欠選挙で当選したばかりでした。新人の中には告示直前に立候補され当選を果たされた方もいらっしゃいました。

政党化が一歩進んだことも今回の特徴でした。上田市の公明党清水さん、佐久市の共産党藤岡さんがそうです。これで自民党2議席、共産党2議席、公明党1議席となり、東信11議席の45%が政党所属の議員になります。

一人区の議員で構成されていた創志会は3名そろって落選。東御市の保科さんは会長、南佐久の高見沢さんは幹事長の要職にありました。福島さんは創志会のメンバーでしたが届出は無所属となっています。

投票率の低さも大きな問題でした。小諸市は57.38%(前回62.31%)、佐久市・北佐久郡55.36%(60.19%)と大幅減でした。上田市は56.38%(48.38%)と激戦を反映してアップしています。東御市・南佐久郡は前回は無投票、今回はそれぞれ65.88%、55.36%でした。若い世代で政治離れが進んでいることが気になるところです。

県議会が国政と市町村の間に埋没し存在感がないと良く言われます。そのことが不信感と無関心を産み、議員報酬や議員定数削減という声となって表れてきているのではないでしょうか。新しい県議会にはもっと県民に寄り添った、存在感ある提言をしてほしいと期待しています。

信州上田うまいもん大集合

2011-04-09 20:06:30 | プロフィール

観光客などで賑わう「信州上田うまいもん大集合」の会場


念願だった「武石丼」

4月9日、花粉症で体調はいまひとつでしたが、上田城の下の芝生広場で開かれた「上田城千本桜まつり」の一環として開催された「信州上田うまいもん大集合」の会場に行きました。

今年の千本桜まつりは東日本大震災もあり桜のライトアップなどは中止されましたが、昨年秋の「信州うまいもん大集合」の成功もあり、「信州上田うまいもん大集合」として開催されました。残念ながら桜はまだ固いつぼみのまま、ことしは例年よりも遅れているようです。

会場には13種類のメニューが出展され大勢の観光客など大勢の人々が集まっていました。私のねらい目は「武石丼」です。キャッチフレーズは「上田市産のきのこ・野菜をベースとした味噌風味のご当地丼ぶり」。さっぱりしていて味噌だれも美味しく、期待通りの味でした。そのほか上田城と桜をイメージして作った千本桜まつりオリジナル和風パフェ「千本桜パフェ」や六文銭コロッケを食べました。一緒にいった家族は「蚕都バーガー」「しょうが中華そば」などを食べていました。

桜が見頃を迎えるのは来週末ぐらいになるのでしょうか。

東御市の被災者支援策について

2011-03-29 22:48:12 | プロフィール
29日は市議会全員協議会が開かれました。全員協議会とは市側からその時々の施策についてあらかじめ議会側に説明する場のことです。今回は東日本大震災の被災者支援について報告がありました。報告の概要は下記の通りです(詳細は東御市のホームページ参照)。

1、3月24日、市長を本部長とする被災者支援対策本部を設置しました。
2、避難者を支援するための相談窓口を総合福祉センターに設置しました。
  「東御市東北地方太平洋沖地震等避難者支援相談窓口」
   電話 0268-64-8888

3、被災者支援の状況について

 ・ 被災者支援物資の受け入れ(受け入れは既に終了しています)
   3月14日から24日まで支援物資を受け入れました。
   期間中毛布900枚、ペットボトル3885本、カップめん1300個
   缶詰530個、その他の保存食300個。
   18日、25日の2回に分けて被災地へ送付しました。
 ・ 義援金について
   3月24日から4月28日まで市役所・北御牧庁舎・総合福祉センター
   にて受付中です。
 ・ 3月25日現在総額1300万円の義援金が寄せられています。
 ・ 区長会と社会福祉協議会が行なっている区を通じての義援金は
   3月25日までに9区から53万円が寄せられています。
 ・ 市議会議員・市職員から寄せられた170万円と市一般会計からの
   1000万円、総額1170万円は3月23日、義援金として
   長野県栄村に270万円、岩手県・宮城県・福島県にそれぞれ
   300万円を送金しました。

4、避難者の受け入れについて
 ・ 入居可能な市営住宅13戸を震災避難者向けに確保し、現在2戸
   (2世帯5名)を受け入れています。
 ・ 提供の申し出のあった市内の空き家7件のうち1件について
   問い合わせのあった方へ紹介しています。
 ・ 人工透析を必要とする避難者1名を市民病院で受け入れました
   (市営住宅へ入居し、通院)。
 ・ 4ヶ月児検診を迎える避難者の検診を市で受け入れ、実施しました。

5、避難者に対する財政支援
 ・ 市営住宅の家賃・水道光熱費を3ヶ月間無料とします。
 ・ 生活保護を受ける避難者に対して生活必需品の確保のための支度金
   として1世帯あたり10万円、世帯員1人あたり1万円を支給します。
 ・ 避難者が市営温泉施設を利用する場合の入館料は6月10日までの
   期間無料とします。

6、被災地救援活動について
 ・ 日本水道協会からの要請にもとづき、3月24日から4月12日まで
   の期間、職員2名を1週間ずつ3班に分けて、延べ6名を派遣し、
   被災地の応援給水活動にあたります。
 ・ 厚生労働省からの要請にもとづき、4月20日から26日までの期間
   市の保健師2名、事務職員1名の3名を避難住民の保険支援活動の
   ために派遣します。
 ・ 市ではその他の職員派遣要請にもとづき、おおむね6ヶ月の期間において
   市職員4名を1組とし、2週間交代で支援活動に派遣します。

以上のほか、被災者の集団避難受け入れ可能施設として旧御牧原保育園、青年研修センターなど市の施設、ホテル旅館、学校等の施設を公開しています。

被災地支援への取り組み

2011-03-21 05:36:59 | プロフィール
東日本大震災が起きて10日がたちます。大津波が被害を一層深刻なものにし、それに追い討ちをかけるように福島原発の重大事態が勃発、被害の広がりと深さはかつてない規模となっています。しかし事態はそれだけにとどまりませんでした。一連の被害により首都圏への電力供給機能が失われたため、日本経済へ甚大な被害をもたらしました。

これに対し政府や電力会社の対応の稚拙さは目を覆うばかりです。一方周辺自治体は被災者支援に動き出し、救援物資の搬送・義援金のとりまとめ・被災者の受け入れなど積極的に進めています。一方生活物資の「買占め」が問題になっていますが、それは市民のささやかな生活防衛策です。政府の無策に対するレッドカードがそうした行動をとらせているのです。マスコミは「買占め」ではなく「買いだめ」と正確に報ずるべきです。

そんな中、北御牧中学校の生徒の皆さんが田中駅で義援金活動を行なうとの新聞報道がありました。FMとうみによればブラスバンドも一緒に参加し、活動を盛り上げているそうです。とてもうれしく思います。私たちもできることからはじめたいと思います。

16年前の阪神淡路大震災の時のことを思い出します。全国から大勢のボランティアが神戸に駆けつけ、かつてない規模で神戸支援の取り組みが行われ、ボランティア元年と言われました。今回の被害はその比ではありません。全国の市町村あげて救援に取り組むべきです。

長野オリンピックの時、長野市の小中学校は一つの学校で一つの国を応援しようと「一校一国運動」に取り組みました。この例にならってそれぞれの自治体ごとに取り組んだらどうでしょうか。すでに小諸市や佐久市では日頃から交流のある自治体の支援に動き出しています。

こうした中、福島県の双葉町は全町あげてさいたま市へ疎開しました。支援の輪が広がりつつあります。

市議会だよりへの感想をお寄せください

2011-02-07 07:39:54 | プロフィール
2月1日発行の「市議会だより」について知人からメールをいただきました。広報委員全員でとことん話し合っての成果ですので、評価していただきとてもうれしく思っています。以下に掲げさせていただきます。

「市議会だより」は本当に読みやすくなりました。「ミニ解説」も良いですね。
「話題を追って」のマークも可愛い。いろいろな工夫に感心しきりです。
そして第9号の「議会だより」、特に第一面は何度見てもほれぼれします。
もちろん若林さんの理念と行動の裏付けが有る内容だからなのですが、
すっきり整理されて頭に入って来る紙面作りで読み進めると、
より良い市政になって行きそうと云うワクワク感さえ有ります。
有り難うございました。 


多少誉めすぎかなと面映い気持ちもしますが、こうして興味を持っていただくことが何よりも必要だと思います。これまでは「市議会だより」に対する市民の皆さんからの反応はほとんどありませんでした。そのため編集側からすれば、このままでいいのではないかと自分に都合良く考えがちです。

私はより良い紙面づくりのためには、市民の皆さんからの率直なご意見が必要だと思っています。今後そうした仕組みづくりを進めて行きたいと思います。

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