気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及

水・食糧・エネルギーバランスを考慮した理想的な流域圏をめざして

12月のインドネシア調査

2012-01-19 16:59:21 | 水グループ

結局、前回のラオス調査の報告も第一号だけで終わってしまいました・・・。

これからはちゃんと更新していこうと思います。

 

ということで、12月のインドネシア調査の風景をアップします。

去年の12月です。ちょっと遅いですが・・・。

12月のインドネシア調査の前半は役所回りで、このプロジェクトの説明と協力要請に出向いていましたが、後半は流量観測と水質調査のための水サンプルの採取を行いました。

 

対象地区は、チタルム川流域内のチヘアかんがい地区です。この地区は、かんがい面積5484haで、取水量は最大で7m3/sくらいです。

それほど小さくはないですが、あまり大きくはないですね。

 

水質サンプルの採取の様子です。バケツに紐をつけて水とってます

 

続いて、流量観測の様子です。流速計で流速を測ってるところです。

 

 

 

これは調査風景ではないですが、珍しい水路形式なので、ご紹介を。

地形的に勾配がきついところですが、ウォータースライダーのようなすごい勢いで水が流れてます。日本ではなかなかこんな水路みないですね。日本だと、落差工を複数つけて減勢させるといったところでしょうか。ほんと、ウォータースライダーみたいで楽しそうですよね。

 

でも、下流はこんな風になってて、すごい勢いで壁にぶつかります。そしてぐるぐる回ります。危険です。

 


ラオス調査報告~その1~

2011-11-02 13:40:46 | 水グループ
どうも。
水グループ@茨城大学でポスドクやってます安瀬地(あぜち)です。
いろいろありましてこのプロジェクトに拾っていただきました安瀬地です。
ラオスにて帯状疱疹を発症いたしました安瀬地です。
まだ痛いです。なかなか痛いですよね。帯状疱疹って・・・虫さされだと思ったんですけどね・・・。

そんな感じで、以後お見知りおきにて御別懇にお願いいたします。


さて、水グループはしばらくブログ更新が滞ってますが、
これからはじゃんじゃん更新していく予定(・・・きっとたぶん。めいびー)です!
よろしくお願いします!


まず最初は10月23日~30日に行ったラオス調査の報告です。

このプロジェクトの調査自体は7月にインドネシアへ行ってますが、期を逸してしまったので、とりあえず一発目はとれたたてホヤホヤのラオス調査報告からということで。。。インドネシアはまた次回のお・た・の・し・み。


では、どうぞ。


・・・の前に、簡単に私、安瀬地の略歴を紹介しておきます。


1977年7月29日に愛媛県は宇和島市(市町村合併により宇和島市となりましたが、生まれた当初は北宇和郡なんですよ~)にて安瀬地家の長男として生を受けました。
まぁ、いちおう長男ではありますが、姉が二人おりますので、いわゆる末っ子長男ですね。


で、・・・・現在にいたってます。


以上!

あ、専門は水理学です。最近、水理学やってる人が少ないんですよね・・・なんだかちょっと寂しいです。。。



そんな感じで本題へ。

っと、そのまえに、まずは、ラオスってどこ?どんな国?という人のためにラオスの紹介を。

ラオス人民民主共和国は、北に中国、西にミャンマー、東にベトナム、南にカンボジア、タイと国境を接する内陸国です。まぁ、そのあたりにあります。

○面積は約24万平方キロで、だいたい本州と同じくらいですね。国土の8割が山岳地域です。
○人口は約630万人(うち首都ビエンチャンには70万人)です。
○49の少数民族からなる多民族国家ですが、約6割がラオ族だそうです。
○1975年に社会主義革命により現政権が樹立しています。
○1986年の第4回人民革命大会で中央統制経済から市場経済へ方針を転換してます。
○2006年~2010年の経済成長率は7.9%、一人当たりのGNIは1012USドルです。
○通貨の単位はキップ(切符じゃないよ。)。100円が10000キップで、中瓶のビールがだいたい8000キップで買えます。

簡単にはこんなところでしょうか。


それでは、今度こそ調査報告を。



といきたいところですが・・・長くなる(疲れた?)ので今日のところはこのくらいにしておきます。

「調査報告やないやん!!」

という関西弁の突っ込みもあろうかと思いますので、とりあえず調査の写真を載せておきます。



収穫期の水田で獲物(刈り取り&聞き取り調査に協力してくれる農家さん)を探すリーダーです。

洪水・渇水リスクおよび窒素負荷量の評価

2011-06-19 14:44:30 | 水グループ
水グループ担当の茨城大学です。
明瞭な雨季/乾期を有する熱帯・亜熱帯地域では、水循環速度が速いため、これまで以上に突発的な豪雨と長期渇水の頻発が懸念されています。渇水の長期化は季節的・地域的な灌漑用水の脆弱性を増大させ、降雨強度の増大は洪水リスクの増大と短時間での著しい栄養塩流亡を引き起こします。水グループでは、土地利用・栽培体系・インフラ整備状況を考慮可能な分布型流出モデルを援用して、気候変動に対する洪水・渇水被害、窒素負荷量変化等のリスクを地域ごとに類型化し、それぞれのレベルに応じた評価・対策法を提案する予定です。
がんばります。