気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及

水・食糧・エネルギーバランスを考慮した理想的な流域圏をめざして

インドネシアでのシンポジウム&セミナー

2012-04-30 23:28:48 | プロジェクト全体

 

写真は、

3月13日、インドネシア・パジャジャラン大学で開催された

1st Symposium on Green Innovation for Water Environment, Food Production,

 and Biomass Energy in Indonesiaの様子と

3月16日、インドネシア・ウダヤナ大学で

 Development and Practice of Advanced Basin Model in Asia

–Toward Adaptation of Climate Changes-と題して開催されたセミナー後の集合写真です。


ラオス調査(4月) ~ラオス新年~

2012-04-27 11:57:46 | 流域プランニンググループ

4/14~4/20の日程でラオス調査に行ってきました。

今回の目的は、

①10月に開催予定のシンポジウムの下準備

②ラオス新年の水かけ祭り

 

事前の情報で、4/13-4/15が新年のお祭りとのことでしたので、

4/14の深夜にラオス着→4/15に水かけ祭り、と考えていたのですが、

今年は14・15日が土日と重なったため、16・17日が振替休日でした。

なんて太っ腹なんでしょう。

 

左:お寺で仏像にありがたい水をかける(朝)。

中:車にのった子供たちが通行人に水をかける(昼)

右:道端のお祭り騒ぎに混ぜてもらいびちょびちょ(夜)

お寺をいくつも回って仏像に水をかけるといいことがあるそうです。

その途中、道を走る車や通り沿いのお店から水が飛んできます。

夕方になると、町中のあちこちで右の写真のような路上パーティーが開催され、

通行人も「まぁ寄っていきなよ」みたいな感じで盛り上がりました。

 

あっ一応きちんと仕事もしました。

シンポジウムは10/22に開催することで今後調整していくことになりました。

農林省国際協力局との打ち合わせ

 

 

 

 


3月バリ・スバック調査

2012-04-02 15:45:13 | 流域プランニンググループ

バリ島でスバック(Subak)という灌漑システムについて調査してきました。

 

左:取水堰周辺の棚田

中:取水堰

右:スバック長さん(右から3番目)へのインタビュー

 

スバックの特徴については色々な報告書や本にまとめられているので、

ここでは省略しますが、

スバック長さんへのインタビューで分かった驚きポイントを2つ。

 

①たわけ

日本では跡取りが農地をすべて相続してきました。

もし、複数の子供に分けていくと、

代を重ねるに従って一人あたりの面積がどんどん小さくなってしまうからです。

これが「たわけ」の語源ですが、

バリではこれが慣習のようです。

どのように長年システムを維持してきたのか大変疑問です。

 

②米を買う

少なくともインタビューを行ったスバックでは、

収穫した米を脱穀する前にすべて売る→必要な分、玄米を買う

というシステムになっているそうです。

脱穀についてはバリ島外の業者が行うそうです。

当然間にマージンが発生するはずなので、

農民は損しているのですが・・・