実は陰が薄いニコ

　イドちゃんは個性的なキャラでしたが、

　学生時代の私は教師からみると印象のない生徒だったと思います。

　悪くもなく、模範生でもなく、成績優秀でもなく、欠点→追試する生徒でもない。

　きっとどの担任も「忘れそうな生徒」の一人だったと思います。

　でも・・・・

　イドちゃんにとってはきっと


　一番先に忘れている生徒


　だったと思います。

　そんな出来事が卒業式に！！


　卒業式が無事終わり、教室で最後のＨＲ（のようなもの）の時間。

　イドちゃんは一人一人卒業証書を配りました。

　なぜかイドちゃんは配りながら

　「みなさーん、Ａ君は○○大学へ行きまーす。」

　「Ｂ君はもう一年勉強しまーす。」←言ってほしくないよね、きっと

　「Ｃ君は○○電鉄へ就職し、将来は運転士でーす。」←運転士、は勝手に言っていると思われます。

　「Ｄさんは看護学校へ行って将来はナースですよ。ナアス！みなさん、病気になったらＤさんですよ。」

　「Ｅさんは○○短大の家政科で栄養士になるそうです。」

　「Ｆさんは短大に行き、将来は保母さんです。」

　「Ｇさんは○○社に就職し、ＯＬさんでーす。」

　と一人一人の進路をそれはそれは具体的に言いながら配っていました。

　そして・・・・

　「はい、ニコスケさん。え～と。。。」


　「・・・・？」


　「え～～～ニコスケさんは・・・」


　「・・・・・？」

　


　「短大へ行きますっ！」



　なぜ？



　なぜ、私だけ具体的ではない？




　なぜ？



　変わった学科で推薦文が書けないと人を呼び出しておいて。



　その学校に進路が決まったっちゅーのに。


　クラスで学校名・学科・その他具体的コメントやイドちゃんの思い込み発言のうち

　どれも言われなかったのは



　私一人



　でした。


　そんなイドちゃん、数年後、Ｖ６の「学校へ行こう！」へ出演したらしい。

　急行の通過待ちをしている普通電車の運転士・Ｃ君に聞きました。